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グーテンモルゲン!あたしfem!多分13話!
美馬 千蔭
図書館にて行われた勉強会だが、少しの休憩とすることになった。
燕さんは、よく理解できるし地頭は良いのだが、向学心が全く無いため問題一つで気の半分を使っているような状態のため、完全に体力が尽きてしまい、アスファルトの上で干からびて死んでいるカエルの様な恰好で机の上に上半身を乗せていた。
美晴は「本を見に行く。」といい図書館奥のラノベコーナーへ旅立っていった。
そうして遂に二人になってしまった。
相変わらずの燕さんに僕は、「つかれた?」
と単純に聞いた。ら「うん」と、これかわいすぎだrrrrrrr
そうして燕さんは「私は勉強すきじゃないし。私のために何かをしているっていう実感がわかないし… 」ごもっとも。
僕は燕さんのその言葉に対してある持論を展開した。「世間一般的に考えると、物は全てギブとテイクでできていると思うんだ。」うん?と首を傾げる燕さんに説明を聞かせる。
「テイクは目的、ギブはその中間。テイクを手に入れるための、ギブだ。そしてそのギブに対してテイクが大きければそれは実感として、やりがいを感じる
だけど努力というギブ&テイクは根本的に違うんだ。まずギブを自分で考えなければならない。そのギブに対して長期的な取り組みが必ず必要になってくる。
そして何よりテイクの量や何が来るのか、そういうものがほとんど何もわからない。だから自分がやっている努力に対して盲目になりやすい。人間は謎が好きだ。だけど答えがなくて、式もないような謎は好まない。なぜか?本質には、怖いから、があると思う。自分が頑張ったからその分のものが帰ってこなかったら?と思うと恐怖で拒絶するのかなって思うんだ。だから勉強に限らず努力は、難しいだろう?だからこそビジョン、つまりこうならなければならない、というノルマを設定しておくことが重要、だからここまでやろうか燕さん…」それに対して燕さんは素直に確かに、とこぼし「何だか哲学みたいだね」と言ってからは黙ってやるのだった。
そしてその日の帰りの時間に物質の種類で反射して人間の目に届き色を判断するメカニズムならば、世界に色はあるのだろうか?だのなんだの、哲学論争が開幕した。
その中でも面白い話がありテーマは命を続けるために、どういうギブ&テイクを行っているのか、それを続ける原動力は何かを話し一人一人個性のある回答を出し合っていた。