テラーノベル
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「あのさ、ちょっと相談に乗ってやってくんない?」
「なんであたしが…それよりどうしたの?あんたが誰かのために、なんて珍しくない?」
「まぁ、そうなんだけど…なんか相談されたからなんとかしてやりたいと思うんだけどさ、俺は女子の気持ちなんかわからないから」
それに、と続ける、
「黒澤のためにもなるんじゃないか?」
そっか…確かにめぐみのためにもなるんだ。
「わかった。どうすればいいの?」
「今日はすぐ帰れるか?」
「まぁ帰れるけど…」
「じゃあ拓哉にお前んちに行くように言っとくから」
え?うち?まぁいいか…
「うん、わかった」
放課後は広田くんの恋愛相談に付き合うことになった。
放課後
じゃあ先に帰ってうちで待ってなきゃ。
帰り支度をして早々に家に帰る。
ピンポーン。
「はーい」
ドアを開けると広田くん。
「ごめんな、こんなことで相談なんて」
「いいよ。上がって」
部屋に通す。
とりあえずカバンを置いてもらって座らせる。
「あ、これ、とおるが渡せって 」
「なんだろ?」
手紙?らしくないな。
中を確認すると…え…この最近見慣れたパッケージは…手紙には「こいつのことよろしく!」と書かれていた。
「じゃあ早速いいか?」広田くんは立ち上がり上着を脱ぐ。
「本当に?いいの?」
「え?そりゃもちろん」
なんてこと…めぐみとのためにそこまで…
「わかったわ。これもめぐみのためだもんね」
「?ん?あ、あぁ」
仕方ない…めぐみのために一肌脱いでやろうじゃない。
「えっと、手をつないだこともないんだったよね?」
「…ああ、まぁ」
広田くんの隣に立ち、手をつなぐ。
「え?」
「どう?これが普通の手つなぎね」
「う、うん」
「次は恋人つなぎ」
指を交互にし、つなぐ。
「お、おお…これはちょっと…恥ずかしいな」
「だめだめそんなんじゃ」
いや、あたしも初めてだけどさ…うん、恥ずかしい…
「め、めぐみのためにちゃんと慣れてよね?あの子はちゃんと女子って感じだから、きっと照れながらも喜ぶと思うよ」
「そ、そうか。わかった、慣れる」
「広田くんの方からさりげなくつないであげてね?手、つないでいいか?とか聞いちゃだめだからね?自然に、自然につなぐのよ?」
「な、なるほど…」
「デートはどんなとこに行ってるの?」
慣れるように手はつなぎながら話を進める。
「えっと…学校帰りに送って行ったり、あとは公園とか川とか…黒澤の買い物に付き合ったり?」
「どの時でもいけるから。手、つないでみてね」
「あぁ…自然に、か…」
「そう!自然に!」
あたしだったらどうだろう?急に手をつながれたら…う~ん…普通になら手を引かれたこともあったな。いや、公園に行く時は大体手をつながれてたっけ。
恋人つなぎ…あたしがしても気にしなさそう…
おっと、今はめぐみと広田くんのことだ。
「じゃ次行く?」
「次?」
次は…しまった、誰とも付き合ったことがないのにわかるわけない。え~と…そうだ、最近見た…
「広田くん、そこに座って」
ベッドを示す。
「…これでいいか?」
「いくよ?」
えいっ!広田くんの脚に座る。
「うわっ!えっ!?」
「ほら平常心。めぐみだって甘えたくなる時もあるはずだから、その時はこうやって抱っこしてあげるんだよ」
でもこれも…恥ずかしい!あいと中田はなんで平気なの!?叔父さんとかだったらわかるけど同年代でなんて…
「ほ、本当にこんなこと?」
「いつ必要になるかわからないからね。どんな感じ?」
「いや、近いな、と思う」ほんとにね。
コメント
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読んでて楽しいです続き楽しみにしてます
おお、第24話読んだよ!広田くんの恋愛相談に乗ることになった主人公、しかもめぐみのためってことで実践練習まで始めちゃう展開、めっちゃ面白かったわ。手つなぎから始まって、まさかの膝の上に座るって…主人公も「初めてだけど」って照れてるのが可愛いし、広田くんの「近いな」って冷静なツッコミも笑えた。めぐみのためにここまでやる熱意、応援したくなるな!次どうなるんだろう、気になる🔥