テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
図書館カフェで本を読むフェネスを思わず見つめちゃう主人公の気持ち、すごくわかります……! 好きになってから見える景色ってこんなにも変わるんだなって。丘の上での「独占欲」というフェネスの言葉と、夕日に照らされたキスシーンが印象的でした。最後のベリアンの言葉も含めて、切なくも温かいエピソードでした☺️
『BLUE AMBER THE LUV』
〜俺の気持ちに気付いて欲しいです〜
TENTH COLOR オレンジ色の空を見上げて
今日はフェネスと2人きりのデート。
フェネスと図書館カフェに来ていた。
図書館を模したカフェで、本を読みながら甘いスイーツを楽しめるらしい。
『ここに主様と来れて嬉しいです。いつか2人できたいと思ってたので…』
フェネスは赤く頬を染めながら紅茶を啜る。
『フェネス…。ふふ、落ち着いた雰囲気で素敵なお店だね。』
『はい、俺の好きな場所なんです。』
フェネスは本を読みながらケーキを口にする。
(ホントに本を読むことが好きなんだなぁ…。)
その顔につい目線がいってしまう。
『主様?』
『っ…』
自然に気づいたフェネスが私の顔を見る。
2人きりで出掛けたことなんて初めてじゃないのに…どうしてこんなにドキドキするんだろう。
…初めてだからだ。好きだと告白されてデートしたのは。今までだったら、こんな気持ち、きっと知らなかったんだろうな。
主と執事の関係じゃ――知らないこともある。
『どうかしましたか?』
『な、なんでもないよ。』
『?』
フェネスはキョトンとした顔を向けた。
『あ、えっと、私行きたい場所があるの。着いてきてくれる?』
『もちろんです。行きましょう。』
中央の大地 丘の上
『私、ここが好きな場所なんだ。微かに聞こえる静かに水の流れる音…鳥のさえずり…そして、夕方のこの綺麗な夕日。』
『確かに……綺麗です。』
フェネスに後ろから抱きしめられる。
『フェネス……っ。』
『好きです。主様。』
『ん……。』
ほのかに甘い味のする唇…甘くて、熱いそんなキスをされる。
少し経った後、唇は離れた。
『どうして、急に…』
『俺なりの…独占欲です。ふふ。』
フェネスは悪戯っぽく笑う。
『っ…』
『ねぇ、主様。』
『…?』
『平和な世界でずっと一緒にいたいです。天使が居なくなった…幸せな世界で、貴方とずっと…』
『フェネス…。』
『そしたらまたここに来ましょう。2人の願いを果たしに。この場所へ。』
『フェネス…。うん。』
フェネスの目を見つめそう答えた。
『では、帰りましょうか。主様。』
『うん。』
差し出された手を取り、歩き出した。
温かい夕日を背に――。
デビルズパレス 主様の部屋
『主様は、主様の決めた道を歩んで下さい。私はそれを尊重します。どんな結末になっても、誰も貴方を責めません。』
『……うん。分かった。』
ベリアンにそう告げられ私は目を閉じて眠る。
夕方。青と橙が交わる……。
『ブルーアンバータイム』
私の答えは――
FINAL COLOR 私の告白
21,447
MAKO
MAKO