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秋:曽野舜太
長い、長い夏が終わり、 少し肌寒さを感じるくらいの過ごしやすい季節になった。
そんな季節になったからか、
今日は珍しくスタジオではなく
屋外での写真撮影だ。
でも、機材トラブルで
撮影開始まで 時間がありそうなので、
読みかけの本を広げる。
外の空気が気持ちいいね。
塩「しゅんちゃ〰ん、何読んでるん??」
かまってちゃんモードの太ちゃんに
背後から抱きつかれた。
曽「今度、クイズ番組出るから
予習しようかなって」
あえて、つれなく答える。
塩「ふぅ〰ん?
舜太はがんばり屋さんやね。」
本には1ミリも興味はなさそうだけど、
頭を撫でて褒めてくれる。
太ちゃんは俺と柔に、
時々お兄ちゃんぶる。
そして、甘えると嬉しそうな顔をする。
たまには頼りにされたいって
本音は隠して、
今のポジションを思いっきり享受する。
塩「本って読んだところ
わからなくならん?」
曽「それなっ!時々困ってんねん。」
これは嘘。
読んだところはいつも思い出せるけど、
本当のことを言うと太ちゃんは、
きっと拗ねてどっか行っちゃうから
適当に話を合わせる。
それにしても、
今日は本当にかまってちゃんだ。
手持ち無沙汰なのかセットした俺の髪を
さっきからいじって遊んでる。
他のメンバーではなく、
俺のところに来てくれたことに
優越感を感じる。
他のメンバー達をバレないように
横目でチラッと見る。
それぞれスマホをイジったり、
スタッフさん達と談笑したり、
こちらに興味ありませんって顔を
しているけど、
意識はこちらに向いてることが分かる。
ふふん、皆、羨ましいんでしょ。
太ちゃんは、
俺と他メンバー達の静かな攻防戦に、
もちろん気付くわけもなく、
突然、
塩「いいこと思い付いた!
舜ちゃんここで待っててな!」
と元気よく、どこかに走って行ってしまった。
急に離れた熱が恋しい。
* * *
しばらくすると、
息を切らして戻ってきた。
塩「しおりのかわり!どう?
俺からのプレゼント!(笑)」
手に握られてたのは赤く色付いた落ち葉。
塩「ちょうど、舜太のメンカラ!」
ちょっと自慢げな君が可愛い。
褒めて!褒めて!
とないはずの揺れる尻尾が
見える気がする。
曽「太ちゃん、ありがとっ!
大事にするよ。」
すぐ横にある、
もちもちの頬にお礼代わりに
チュッとキスをする。
塩「舜ちゃん、キザやな〰!」
曽「えへへっ、ドキッとした?」
遠くで、メンバー達が叫びながら
走ってくる気配を感じつつ、
もらった落ち葉を手の中で
くるくるもて遊ぶ。
今日、秋が一番好きな季節になった。
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【あとがき】
夏飛ばして、秋!
読書の秋と食欲の秋って感じで書くつもりが、なぜかこうなった。
❤️さんはYouTubeのスタッフさんからのタレコミ見てからかなり書きたい欲があったから、スラスラ書けてしまった。
そして動かしやすくて、書きやすい〰!
ちょっとブラック混ぜて書くの楽しい!
たぶんこれから増えると思います。
爆裂のMVで命助かる〰!(笑)