TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

-——❁ ❁ ❁——-


💜「ごめん、送って貰っちゃって」

💛「……。」

💜「照?」

💛「なんで今日ずっと上の空だったの?」


… え?なんでそんなこと気になるの?


💜「いや、眠かったからって…」

💛「嘘。俺にそんな嘘通じると思ってんの?」

💜「……。」


照にはいつも見透かされてばかりだ。

このまま俺が好意を持っていることまでバレそうで不安だ。


💜「ちょっと疲れてたし悩んでたしさ…。」


照のことを考えていたけど、違うことを言っておいた。

疲れてるのも悩んでるのも本当だから大丈夫だろ。


💛「そっか…。」

💛「なんかあれば言えよ。」

💛「なんでも聞くから。」


悩んでることをむやみに聞いてこないところ

優しくて好きだ。

大好き。

でも、悩んでいることは絶対に言えない。

だって、照のことだもん。

申し訳無いけど…。


💜「ありがと。でも大丈夫よ〜。」

💜「佐久間とかに前から相談してたし!」

💛「………。」

💜「…?」


照が時々黙っているのが凄く気になる。


💛「俺にも相談してよ。」

💛「いつも俺が聞いてもらってるし」

💛「たまには…頼って」

💜「うん…、ごめんな。」


びっくりした。

そんなことを思っていたのか…。

俺は照にしてることに見返りなんか求めていなかったから。

照が喜んでくれれば、楽してくれればそれでいいと思ったから。

でも、照は俺に色々お返しをしてくれようとしていた。

……すげー嬉しい。

でも、俺が佐久間達に何か相談する時は必ず照のことだから…。

それに、俺の悩みは大体SnowManのことについてで、照にも俺とほとんど同じ悩みを相談されるから今照に相談出来ることはない。

みんな照と俺は2人で1つって言ってくれるけど、自分でも本当にそうだと思ってる。


💛「はい、ふっか着いたよ。」

💜「…ありがとう。」

💜「久しぶりに一緒に帰れて嬉しかった!」


こんなことはあんまり言わないけど…。

今日は色々話が出来たし。

まぁ一応?みたいな。


💛「え……うん。俺も。」


『え…』ってなに……反応薄……。

恥ずかしくなってきた…


💜「…あ、じゃあ……またね!」

💛「あ、うん。」


すると、俺の携帯の電話が鳴った。


💜「………ん?佐久間からだ。」

💜「じゃあ俺電話してくるから!ありがとね!」

💛「……。」


…ん?また黙った……?

暗い中、俺は顔をよく見てみた。

…なんか凄い顔してる。

さすがに心配になり、声を掛けた。


💜「え、照……?」

💜「大丈夫…?」

💛「……ん。」


え……ほんとになに?

もしかして気分悪い…?


💜「ねぇ、ほんとに大丈夫?」

💜「気分悪いなら俺ん家上がりなよ。」

💜「照も今日なんか変だよ…?」

💛「…俺は大丈夫。」

💜「いやいや、上がりなって…!」

💜「今顔すごいよ…?」


そう言って、俺は運転席側に周り、車のドアをあけて照の手を掴んだ。


💜「ほら…」

💛「だからいいって!!


照は急に大声をあげ、俺の手を振りほどいた。


💜「……あ、ご、ごめん。」

💜「無理強いは嫌だよね…、ほんとごめん、じゃあ…俺、家入るわ。」

💜「…ありがとね」

💛「……っ」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


深澤の家

💜「…なんで俺あんな怒鳴られた?」

💜「もしかして最初から不機嫌だった?」

💜「いや、無理強いしたからだよな…?」

💜「でも、俺今までたくさん照にわがまま言ってきたけど今日みたいに怒鳴ってきたことは無いし、。」

💜「……あー、もう。」


口を開くのも考えるのも疲れた。

最近は仕事の量も多いし、照のこと考えすぎてるし。


💜「……寝よ。」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


💜「ん……。」

💜「…今何時だ。」


時計を見た。


💜「……はぁ!?」


もう昼間の14時になっていた。

昨日は22時には寝ていたのに…。

まあ今日はオフだし別にいいけど。

ふと携帯を見た。


💜「……うわ。」

💜「通知えぐ…。」

💜「……佐久間…」

💜「そういえば昨日の夜電話来てたよな 」

💜「…あ、照は……。」


照からは連絡は何も無かった。

多分、お互いに気まずさは感じているんだろう。


💜「SnowManのグルラめっちゃ動いてる」

💜「…俺と照以外全員喋ってんじゃん」

💜「……照…。」


明日は新曲のダンスレッスンだ。

俺は照とこのままで明日やっていけるのか?

そう思い、照に連絡しようか迷った。

…でも、こんな気まずさを感じたことはごく稀にしかないから、連絡はしなかった。

そのまま今日1日を過ごし、ダンスレッスンの日になった。


——-❁ ❁ ❁——-

この作品はいかがでしたか?

108

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;