意味のない晴天。
好きでもないし、嫌いでもない。
別に俺には関係ないからな。
…………ん?
……うわ、やらかした。
今すぐ帰りたい。
今日の星座占い12位だった。
※アランは9月9日生まれの乙女座です。
仕事引き受けてんじゃねぇよぉ〜……
あーもぉ……やる気無くしたわ。
モゾモゾ
「あ?」
ヒョコリンチョ(殴
「ネイビア!?お前いつの間に!?」
『ネイビア』
・喋らなく、ゼリー状の体をしている。
・『情報交換魔法』を使える珍しい怪物
・体調は約7cmほど。
・集団を好み、無害な怪物
うわぁ…何でいるんだよ、運ねぇ〜。
ネイビアいたら位置情報イラに伝わるっつーの。
サボれないじゃんかよ〜。
「ネイビア、戻れ。ここら辺怪物多いから」
そう言っても、ネイビアは頭?を横にぶんぶんと振り、帰るのを拒む。
まぁ、それが可愛いんだけどさ、危ねぇのよ、ここ。
「ああ〜〜。シャアナイナー」
ネイビアの目がキラキラと光る。嬉しいんか?
があぁ゛…あ゛…ぐうぅ゛…
「ほら、来たやろ?危ないんやって〜」
【ピキュー!】
「え?」
こいつ鳴くの?え?鳴かないんだよね?
(・-・)?
ぐぎぎぃ…あぁあ゛…!
「やばいやばい殺らなきゃ」
「『悪魔の契約、無限の悪夢』!」
【ピィーン…】
「おぉ、すまん、お前だけは解除しておくな(ニッ」
【ピー♪】
俺の魔法は『悪魔の契約』。なんかカッコいいだろ?
え?カッコよくない?
……………
まぁ気を取り直して俺の魔法なんだけど
この世界には悪魔っちゅう奴がいて、そいつとの契約で魔法を使ってんのね。
もし、契約を破ったら?あー、最悪の場合
死ぬな。
あはは、大丈夫大丈夫!契約内容にもよるから!
ちなみに無限の悪夢は〜
死だった⭐︎
何が大丈夫じゃ
が…う゛…おぉ゛…!
「もぉー!!!」
「うっざ!」
「ネイビア、なんとかならない?」
めんどくさい。
ネイビアが目を逸らす。どうやら無理らしい。
「……『悪魔の契約、暗黒人形』!」
{お呼びでしょうか、ご主人}
「あぁ、めんどくさいんだ。あいつら殺してくれるか?」
{おおせのままに…}
よくわからないが、何故か怪物が血を流して倒れる。
……何でネイビアがいるんだ?
あいつらが俺のポッケにネイビアを入れるなんて不可能だし…
そういえば、ネイビアってどうやって生まれるんだ?
たまたま俺のポッケの中で新しく生まれてきたのか?
いや、それはない。
だって、こいつは成人済みの大きいネイビアだ。
子供だったらもう一回り小さい。
なんでだ?
{ご主人、失礼。終了しました}
「あぁ…ご苦労さん」
{では…}
白く濁った煙に身を包み、魔法が消える。
「…」
「さて、ネイビア帰るk_____」
は?
「ネイビア?どこにいった?」
消えた。
さっきまでずっと俺のポッケの中にいたはずだ。
幻覚…??
でも、そこまで疲れても苦しくもない。
あの時に比べればだけどね。
「ネイビア…」
帰ったんだな、多分。
うん…
帰るか、そして、あいつらに聞いてみよう。
ネイビア…
「大丈夫かよ…」
そう同じ心配を頭の中で悶々と、考え続ける。
幻覚だったらそれはそれでやばいし、本物だったらどこに行ったんだ。
{ご主人}
「んわっ!?お前、帰ったんじゃねぇのかよ!?」
{申し上げありません。ドールは、ご主人が心配でこちらに参りました}
{ドール、この目で見ました。ネイビア様は、お帰りになられましたよ}
「ほんとかドール!」
{ドールは嘘つきません}
{では、今度こそ。ご機嫌よう…}
さっきよりも、澄んだ煙で、ドールが消える。
「ふ…」
なんか俺も変わったなぁ…
だって、こんな小さな怪物、まぁ無害なんだけど、
そんなやつに答えが出るまで悩み続けるなんてな…
「ぷっ…くくっ…あっははははは!」
ばっかみてぇー!
ちっせー怪物のこと心配して、魔法にも迷惑かけたってぇ?
だっさーー!!
いや俺だよ。
うん。
俺俺、オレオレ詐欺。
1億3000万いるから銀行に振り込んでくれ。
うん。
「………」
そういや、久しぶりにめっちゃ笑ったな…
めちゃめちゃしょうもないけどな(笑)
死んでから、笑うことも減った。
いや、面白いんだが、顔に出すことが減ったんだな。
_________
はぁ…
ネイビア……
あれは本当に
本物だったのか?
第3話終わりっ!!
ひゃほーーーーーーーーい!!!
あ、ついでなんで
他のみんなの誕生日、星座教えちゃいますねー
ライ 4月16日 牡羊座
パチ 11月27日 射手座
アラン 9月9日 乙女座
イラ 4月4日 牡羊座
ウヅキ 5月30日 双子座
デェス。
おねっちゃん(お姉ちゃん)が太鼓の達人してるわ。
うめぇ……
おわる。
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