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「」せりふ ()こころ
桃 視点 .
週末、なつにベッドの上でとろけるほど甘やかされたせいで、月曜日の学校の椅子はどこか落ち着かなかった。
なつの作るご飯を食べて、なつの腕の中で眠る。
そんな時間が当たり前になればなるほど、俺の心はどんどん外の世界を遠ざけていくような気がしていた。
なつがいれば、他には誰もいらなくていい。
その気持ちは、日を追うごとに強くなっている。
そんな日の放課後、俺は他クラスの男子生徒である陸くんに「少し話があるんだ」と呼び出され、人気のない体育館裏へと足を運んでいた。
なつはいつものように、俺の数歩後ろを静かについてきていたけれど、体育館の角に差し掛かったところで、陸くんが言った。
「百瀬……悪いんだけど、二人きりで話させてほしい。なつさん、そこで待っててもらうわけにはいかないかな」
俺が困って振り返ると、なつの気配が一瞬でピキリと凍りついた。
赤い毛先を揺らしながら、なつは俺にだけ分かる低い声で「らん……」と小さく呟く。
その切れ味のある瞳には、強烈な拒絶と焦燥が浮かんでいた。
俺を他の男と二人きりにさせたくないのだ。
でも、ここで無下に断るのも陸くんに悪い。
俺はなつを宥めるように、ふんわりと微笑みかけた。
「大丈夫だよ、なつ。すぐそこだから、角のところで待ってて?」
「……分かりました。らんがそう言うなら」
なつは酷く不満そうに、でも俺の言葉には逆らえず、体育館の角の影へと身を引いた。
二人きりになった体育館裏。
夕日が差し込む影の中で、陸くんは顔を真っ赤にしながら、俺の手を強引にギュッと握りしめてきた。
「百瀬!俺、ずっと前からお前のことが好きだったんだ!いつも誰にでも優しくて、可愛いお前を見てると胸が苦しくなる。……頼むから、俺と付き合ってほしい!」
突然の熱烈な告白と、握られた手の熱さに、俺の身体は恐怖で硬直した。
なつ以外の男に触れられるのが、こんなにも気持ち悪くて、拒絶反応が出るなんて。
「あ、あの、陸くん……ごめん。俺、付き合えないよ。放して……っ」
「なんでだよ! あの執事のせいか?あいつ、いつもお前の傍にいて異常だろ!あんな奴、ただの雇われ人じゃないか!」
陸くんが感情的に声を荒らげ、俺の手をさらに強く引き寄せた、その時だった。
――ガサリ、と冷酷な足音が響いた。
「おい、その汚い手で、らんに触るな」
体育館の角から姿を現したのは、なつだった。
その顔には、いつもの完璧な執事の笑顔なんて欠片も残っていなかった。
前髪の隙間から覗く瞳は完全に光を失っていて、深淵のようなドス黒い殺意が渦巻いている。
「な、なつ……!」
なつは音もなく陸くんに近づくと、彼の手首を信じられないほどの力で掴み、強引に俺から引き剥がした。
陸くんが「がはっ……!?」と短い悲鳴をあげて地面にへたり込む。
「らんの身体に、気安く触れていいのは俺だけだ。……それ以上らんを怯えさせるなら、お前がその手で二度と何にも触れられないようにしてやろうか?」
なつの声は、低く、地を這うような冷徹さに満ちていた。
金髪と赤の毛先が、夕日に照らされてまるで見せしめの血のように赤く光っている。
陸くんはなつの放つ異様な狂気に完全に圧倒され、恐怖で顔を真っ青にしながら、這うようにしてその場から逃げ出していった。
残された体育館裏。
なつはガタガタと肩を震わせながら、ゆっくりと俺の方を振り返った。
その瞳には、陸くんに向けた殺意ではなく、今度はおびただしいほどの絶望と、捨てられる恐怖が滲んでいた。
「らん……俺、らんが言ったから我慢しようとしたんだよ……っ」
「なのに、あいつ、らんに触って……」
「らん、あいつのこと、好きなの?俺を置いて、あいつのところに行っちゃうの……っ?」
なつは今にも泣き出しそうな顔で、俺の制服の袖をきゅっと掴んできた。
俺に捨てられるのが怖くてたまらない――そんななつの壊れそうな依存心が、痛いくらいに伝わってくる。
「いくわけないじゃん。ばかなつ」
俺は一歩踏み出し、怯えるなつの大きな身体を、自分からぎゅっと抱きしめた。
「俺にはなつだけでいいって、言ったでしょ。なつ以外の人に触られるの、すっごく怖かったんだから。……だから、ありがとう、なつ」
俺が無自覚に紡いだ甘い拒絶と肯定の言葉に、なつはビクリと身体を震わせ、今度は貪るように俺を強く抱き返してきた。
この事件が、なつの裏の計画を完全に爆発させる引き金になることを、俺はまだ知る由もなかった。
【れ】
episode . 11 end__
や ぁ ~ ば い 。
現 在 ぷ り し ょ が も く ひ ょ ~ ま で 、
の こ り 3 で っ す 。
て ら の 負 け る ぅ ぅ ぅ っ
な ん か く や し い 、
た ぶ ん ど っ ち に な っ て も く や し か っ た ん で 、
気 に し な い で も ろ て 。
そ れ で は ま た 次 回 !
ば い ち ゃ !
コメント
8件
本日二回目のコメントっ! 可愛いよぉ!!!!!!!!!!!!!!!! なんなの!?尊すぎて軽くタヒねるんだが!? もう、モブ!ぽまえは桃桃達近づくな!!!!!近づいたら僕が〇す!!!!!!!!! ………びっくりまーく多くね?? 続きが楽しみまする~()
なっちゃん嫉妬してるw らんらんも依存してるような……… こんなの作れるなんて凄すぎっ いつもうますぎて尊死するって、 くるりんは逮捕だっ!💫
🌾失っ んやぁ好きすぎて朝ごはん食べれんくなっちゃった おはよう世界☆今日も赫桃はてぇてぇでくるちゃは神だぜ☆ う~ん癖が強い。 治らないんだから仕方がない。 赫様かわよ。 そしてりくぽまえぶっk(((((殴 そうです桃様に触れていいのは赫様だけなんですぅぅぅ (アクマデコノオハナシノコトデネ) もう神すぎて地球温暖化収まる(?) 次回も楽しみっ