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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編23『捕まったらいたずら??ハロウィン特別鬼ごっこ♡』中編
※センシティブ含みます。
『っ、ん…っ。』
(足に、力が入らない……。)
『おやおや、無理をして動くことはありません。小生がすぐ楽にして差し上げますよ。』
触れられたところが、熱くなる。
『や…触らないで、くださ……。』
ぞくりっ。
潤んだ瞳で懇願され男としての本能を掻き乱される。
『見てるのは小生だけですよ。乱数や帝統はいませんから。』
『そういうことじゃ、なくて……。』
幻太郎さんは私をお姫様抱っこして、人気のない場所につれていく。
『幻太郎、さん…もう、苦しい、です…』
『……そんな顔、小生以外に見せたらダメですよ。』
解毒薬を口に含み、口移しで飲ませる。
『んぅ…///…んぁ、…ごくんっ。』
『…ぷは…っ。しばらくは動けないでしょう…。さぁ、可愛い天使さん。牢屋まで連行しますね。』
『はぁ、はぁ……。』
牢屋
ガシャンっ。
『復活アイテム…百合菜に渡せなかった…。電話して取りに来てもらう…?いや、あの子にリスクは背負わせられない。……体力が回復したらこの復活チケットで復活するしかない…。』
『ふふ、また逃げても捕まえて差し上げますよ。では、また後程。』
幻太郎さんは私の頬にちゅっとキスをして去る。
『っ……。』
一方その頃――
『お姉ちゃん捕まったみたいだな…うーん…救済アイテムも欲しいから探しに行かないと。』
私は倉庫から出て救済アイテムを探す。
『地図にはここら辺に…。ん、これかな?』
(胡椒爆弾に煙玉…見つかった時に目をくらませるやつか。それにしても手が込んでるな〜。)
『お姉ちゃんを助けに行かないとね。』
私は救済アイテムをしまって牢屋へ向かう 。
『見つけたぜ!百合菜!』
『っ!二郎くん…っ。それに、BusterBros!!!全員……っ。』
『二郎、手加減すんなよ?』
『あぁ。百合菜、お菓子を大人しく渡した方が身のためだぜ。』
『そう言ってはいはい渡すわけないでしょ。』
『百合姉だけ捕まえればゲームセットです。麻里姉のところには行かせませんよ。』
『っ…。』
(アイテムは持ってる…。使うなら今だ…。)
ぼふんっ!
煙玉を投げて視界をくらませる。
『『『!?』』』
『何も見えねぇ!』
『くっ、煙玉か……っ。』
白い煙が消えた時、百合菜はそこにはもう居なかった。
『逃げたか…流石麻里姉の妹ですね。』
東の1階フロア
『……蘭、救済アイテムを使うわ。』
『かしこまりました。』
『あの飴なんなのよ……蘭の仕業ね。』
『いえ、作ったのは私じゃありませんよ。千鶴です。』
『は?』
『こういうのもあった方が面白いでしょ?お嬢様♡だって俺化学とかそういうの得意だし。媚薬ぐらい簡単に作れちゃうし。』
『はぁ……2人は完全にあっち側なのね。』
『では、復活チケット使用により、お嬢様を解放します。』
ガシャンっ。
『ふぅ……。』
『お姉ちゃん!』
『!百合菜…!もしかして、助けに…』
『うん!復活チケット使ったんだね。良かった無事で……』
『ある意味無事じゃなかったけどね……。』
『え、何かあったの?』
『あっち側にも救済アイテムがあるみたいで、この媚薬の飴を舐めてしまって……』
『うわぁ…同じ場所に入れたら救済アイテムかと思うよね…ずるいことするよね!』
『ふふ、お嬢様。飴は幻太郎さんに取られたんですよね。それならほかの人も持ってる可能性があります。気を付けてくださいね。』
『その効果があるってわかってて食べるわけないでしょ。百合菜、早く行きましょう。』
『う、うん!』
『そろそろミッション発動の時間ですね。』
『そうだね、兄貴、放送してくるよ。』
『あぁ、任せた。』
西の4階フロア
『みなさん、ミッションのお時間です。』
『ミッション?そんなの聞いてなかったけどな…。』
『えーなんだろ!』
『面白いミッションだといいですね。』
『第1のMISSIONです。お嬢様達は15時になるまでに西のフロアにある室内アトラクションにあるかぼちゃのランプを指定の場所に置かないと西のフロアを閉鎖します。』
『『なっ!』』
(ここは東西南北と分かれたフロア…西のフロアが閉鎖されたら明らかに不利になる。)
『15時まで…あと1時間しかないよお姉ちゃん。』
『18人の目をくぐり抜けて西のフロアに行ってランプを指定の場所に置く……難易度高いわね……。』
『ちなみに、西のフロアの室内アトラクションにはトラップが仕掛けられています。お嬢様、気をつけてくださいね。』
『千鶴たちノリノリじゃん…お姉ちゃんどうする?』
『西のフロアが閉鎖されたら確実に不利だし…何としても防がないと。』
『ここは今西のフロアの4階だよね、アトラクションがあるのは3階みたいだよ。』
『よし、急ぎましょう。』
西のフロア 3階
『百合菜、私が外を見張るからアトラクションには百合菜がいってくれる?』
『え、私が?』
『もしみんなが来て危なかったら私が囮になるから。あなたはその間にランプを探して。』
『う、うん、わかった。』
『ミッションをやりに来たんですね。お嬢様。』
『ら、蘭!』
『ルール説明をします。ここに入れるのはお嬢様達のみ。中のどこかにかぼちゃのランプを隠しました。ただ、そこにたどり着くまでにトラップがいくつかあります。』
『トラップ……。』
『かぼちゃのランプを手に入れられたら、西のフロアの外のかぼちゃの魔人の象の前に置いてください。ちなみに…かぼちゃのランプに灯してあるおもちゃの蝋燭をおばけの皆さん奪われて消されてしまったらその時点でゲームオーバーです。MISSION失敗として、西のフロアは閉鎖されます。では、お気を付けて。お嬢様。』
『百合菜、頑張ってね。』
『う、うん……!』
『暗くてよく見えないけど…きっとこのどこかに……。』
ぼふんっ!
『わぁっ!ボールが飛んできた…トラップってこういうこと…?』
(お姉ちゃんの為にも頑張らないと。)
『あ、あれかな…?』
一方その頃――
『百合菜…大丈夫かしら…。』
『おやおやぁ?可愛い天使ちゃんがおるなぁ。』
『MISSIONやりに来たんやな。簓の言った通りやん。ここに来れば会えるってな。』
『手荒な真似はしたくねぇからおいちゃん達に捕まってくれるか?』
『どついたれ本舗の3人…っ。』
(でも、この中には私たちしか入れない。でも、私が入れば百合菜が捕まる。どうすれば…。)
『百合菜!かぼちゃのランプを見つけたら西のフロアの1階に来なさい!』
そう叫んで私は3人から逃げる。
『よっしゃ、追うで!』
『せやな、手加減なしや。勝ったらご褒美があるしな。』
西のフロア2階 壁の溝のところ
『とりあえずここに隠れてやり過ごすしか無さそうね。ふぅ……。』
(百合菜…どうか無事で…。)
『よし、見つけた。さっきお姉ちゃんが叫んでたけど……これを置けばいいんだよね。よし、お姉ちゃんに連絡しないと。』
私はアトラクションから出て電話しながら歩いた。すると――。
ばさぁ!
『わぁ!な、なに、これ、網!?』
『独歩ちーん、罠にかかったよ〜。』
『ひ、一二三さん!?』
『す、すみません。勝たせる訳にはいきませんから…』
『独歩さん……っ。』
(まずい、麻天狼の3人だ…強い…。)
紙鉄砲に捕まり、身動きが取れない。
(どうしよう……っ。)
一方その頃――
『やっぱり。ここに来ると思いました。』
『っ!?』
後ろから声をかけられてビクッとする。
『三郎君…どうして…』
『監視カメラをハッキングして麻里姉の跡を追ってたんです。』
『っ…。』
『かぼちゃのランプは……あぁ、百合姉が持ってるんですね。じゃあここで麻里姉を捕まえればMISSIONはクリア出来ず…西のフロアは封鎖ですね。』
『百合菜が必ずかぼちゃのランプを銅像の前に置くわ。私は百合菜を信じてる。』
『残念だなぁ、麻里衣。』
『二郎君?』
三郎君の後ろから一郎君と二郎君が姿を表す。
『百合菜ならさっき麻天狼の観音坂独歩に捕まってたぜ。網鉄砲で。』
『そんな…!』
『さぁ、もう逃げ場はありません。大人しく捕まってイタズラさせてもらいますよ。』
((どうしよう――。))
双子、絶体絶命――?
次回、後編へ続く!
コメント
1件
中編、ドキドキしながら読んだよ…! 幻太郎くんの口移しとか、媚薬飴とか、もう危ない雰囲気がたまらなかった…ああいう執着めいた感じ、私は結構好きだな。 一郎くんたち兄弟チームも本気で追い詰めてくるし、蘭や千鶴のトラップも凝ってて、読んでてすごくハラハラした。 百合菜ちゃんが網鉄砲で捕まっちゃって、麻里衣ちゃんも追い詰められて…この絶体絶命の空気、たまらない。 次回で双子がどう切り抜けるのか、すごく気になる!続き楽しみにしてるね🥀