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そして、蛇の国の中枢にある建物に天満達は潜り込んだ。
どうやら、ナイトメアの部下がその元部下がそこら辺をうろついていると情報をくれたのだ。 しばらくその建物内をうろつくが、どこもかしこも蛇のように分かれ道があり、皆迷っていた。
「もー!面倒くさい!!ナイトメアさん!!ここぶっ壊しちゃダメですか!?」
「ぶっ壊されるとこっちが困るんですけど、てかほんと待って、ハンマー置いて置いて(早口)」
と、ナイトメアとカネリがハンマーをブンブン素振りしている銀子を宥める。素振りしすぎて風が吹き、トキの前髪が強風オールバック的な感じになっている。
機嫌が悪いと、銀子は建築するか、ぶっ壊すかの2択なので、慌ててなだめた。
「ともかく、こっちは9人いるんだ。3人に別れて探した方がいいだろう」
銀髪剣士がそう提案すると、
「「銀髪剣士さんが作戦の提案した!?!?」」
と、天満と風音が驚いたように叫んだ。
「・・・・」
「・・・ッ・・・お、落ち着いてください・・・ブフッ!!」
「殺す」
・・・一応敵陣に侵入しているのにこの緩さはなんだろうか・・・
✵✵✵✵✵
そして、天満、銀髪剣士、トキはとある道を進んでいく。
「ここら辺でいいか」
そういうと、銀髪剣士とトキは刀と銃を
“天満に向けた”
「ん?どうしたの?なんかいた?」
天満は向けられていても、平然としていた。すると、トキが口を開く。
「・・・“君は、誰?”」
そうトキが聞く。それに天満はポカンとした表情をする。だが、
「・・・ふっ・・・あーあ、“バレちまったようだな?”」
そう、“口調が変わった”
「うーん、“アイツ”の真似をしたのだが、あっさりバレるとはなぁ・・・」
と、天満の姿をした“誰か”はそうこぼす。
「・・・お前は誰だ」
そう銀髪剣士が刀を向け、問いかける。それに“誰か”は答えた。
「・・・“誰?”・・・ハハッ、まぁそうか。あれから何年も経っているからな・・・俺は・・・」
「“ヤマタノオロチ”だ」
と、天満の姿をした“ヤマタノオロチ”はそう“紫の瞳”でニヤリと笑う。