らだぺん➝「」
他の人➝『』
らっだぁSEED
「 はぁ、、はぁ、、 」
気持ち悪い。吐き気がする。今まであんなことなんかなかったのに。ずっと、、ずっと俺の事好きだと思ってたはずなのに、、本当は全部違かったんだ。全部俺の思い込みだったんだ。彼は、いやあいつは俺だけじゃない。他の人を好きだったんだ。、、いやまだあいつが悪い訳じゃないのかもしれない、、もう1回さっきのを振り返ってみよう。
「 ただいま〜 」
連絡がする時間もなくいつもより大分遅めに帰ってきてしまった。きっと彼は少し泣いているか、怒っているかの2択で必ず心配だったという感情が入っているはずだ。そう確信ができる。一緒に生活しているのだから、知りたくなくても絶対に分かってしまう事がわかるのだ。そう、知りたくなくても分かってしまう。おれは分かってしまったのだ。
「 ぺいんとは部屋か? 」
俺が帰ってくるまで必ずリビングで待っている彼の姿がどこにもない。珍しく部屋で待っているのかと思い彼の部屋へと足を進ませる。案の定彼の部屋には光が漏れておりやっぱり部屋にいたんだと思いその時は不思議には思わなかった。ドアノブに手をかけようと思ったその時
「 なぁ少しだけちゅーしたいかも、、 」
彼の甘いお誘いが耳に着いた。一体どこのどいつに言って居るんだろう?愛する人は扉を挟んだ向こうにいるというのに、一体ぺいんと以外に誰がひとつの空間にいるのだろう?すぐに扉を開けよう。こんなの俺以外にしたらダメだ。そう思っていたのに自然と気持ちが怖くなり動けなくなってしまう。もし独り言じゃなく他の誰かがいたとしたら俺はその光景を見たとしても信じきれないだろうし、騙されるふりをしていた方がぺいんととまだずっと一緒にいられる。そんな色んな考えに俺は負けてしまった。その結果
「 かわいいお誘いだね 」
「 ん”ぁ、おいっ、、! 」
扉の向こうから違う男の声が聞こえた。それに引き続きぺいんとの甘い声も聞こえてしまった。何も考えられない、いや何も考えたくない。俺はその場から1秒たりとも居られなくなりゆっくりその場を後にした。ゆっくり逃げなければ色んな甘い声を聞かなくて済んだかもしれないのに、それでも気づかれたくないそんな感情が俺の心の中でいちばん強かった。
玄関の扉を明けて俺は考え無しに全力で走った。とにかくあの家から遠くに行きたかった。ただそれだけしか考えられなかった。そして、昔よく彼と遊んでいた公園で足が立ち止まった。吸い寄せられるかのように足は公園のベンチへと向かい俺のことを歓迎した。そして今にきたるというわけだ。
「 はぁっ、、はぁ、、う”ぇ 」
全力で走ったからか、はたまたあいつのあんな声を聞いてしまったからなのか、とにかく気持ち悪いという感情がずっとずっと頭をよぎる。心臓も苦しい。何も考えたくない。そんな事ばっかり考えてしまう。こんな状況でひとりでいると狂ってしまう。俺はスマホである人物に連絡をする。今までのことをスマホで連絡していくと、相手は今日は俺の家に来いなどとかっこいい言葉を言う。おれはその言葉に甘え今日はその相手の家で寝泊まりをしようと思った。もちろんその事はぺいんとには言っていない。今は連絡を取り気にはなれないから。
目的地につき、家のインターホンを鳴らす。すると家の中からドタバタとドアに近づく足音がしガチャと鍵が空く音が響き渡る。
『 おー、よく来たな。まぁはよ入りな 』
そう出迎えてくれたのは、タバコを吸った黄色い髪の毛の、俺と昔ながらの友達の”ばどきょー“だった。
俺は彼の家へと入り、今までの事を全て話した。ぺいんとが他の誰かとあーいうことをしたのも。俺がいまどう思っているのかも全て話した。
「 もう、俺の事なんか好きじゃないんだよ。結局はただの遊び程度だったんだ、、 」
『 そんな風には見えへんけどなぁ 』
「 周りが見たらそうだよ。でも俺は近くに長年いたし、俺から見たらそう見えるの 」
「 きっと、あいつは俺なんか最初っから好きじゃなくて、ただの遊びで、最低野郎なんだ、、 」
『 、、、 』
『 随分ストレートなんやな 』
「 、、、 」
あぁ本当にこういう自分が嫌いだ。大好きだったはずなのに、凄く愛していたはずなのに、こんなことがあったらあいつ呼びや酷い言葉を沢山言ってしまう自分がものすごく大嫌いだ。そんな俺が本当に最低で惨めでまた、こころが苦しく何も考えられないほど脳がごちゃごちゃになってしまった。そんな俺のことを察したかのように彼は言う。
『 まぁ誰だってそうなるよな 』
『 今までいちばん愛してきた奴にあんな裏があるなんて知ったら、自我なんて忘れてまうよ 』
「 、、、 」
人が真剣な話をしているのにタバコを吸うのはやめない彼。だけど彼の言葉に少し勇気づけられた自分がどこかにいる。本当に優しいやつだ
「 おれ、何がいけなかったんだろう?おれは最初っから愛されてなかったのかな、、 」
『 、、、 』
あぁ、また沈黙の時間だ。きっと今の自分はめんどくさくてどうしようもないやつだと思われているのだろう。ほんとなんで自分のことを自分で対処できないんだろう。なんで周りを巻き込んでしまうのだろう。本当に嫌いだ。大嫌いだ。こんな自分、、こんな自分なんかどこにも要らない。世界から削除されればいいのに。
『 、、まぁ何がいけなかったんかは俺にはわからんよ。俺はお前ら2人のプライベートまで見てるって訳でもないからな。だけど、最初っから愛されてなかった訳じゃないんちゃうん?そこんとこお前もわかってるだろ 』
「 、、、 」
『 お前はそーいうとこあるからな。何でもかんでもネガティブに考えちゃうのはこの状況から言うとしょーがない事だとは思う。けどなお前が愛した奴をそんな簡単に疑うなよ 』
「 俺が愛した奴、、 」
そうだ。俺が愛してきた彼はとても明るく元気いっぱいで笑顔が絶えない素直な人だった。おれはそんな太陽のような存在に心が救われたんだ。辛くても苦しくても彼の笑顔を見ると心が暖かくなる。だから俺は付き合ったんだ。俺は一度も彼に愛されてないなんてこと思わなかったのに、どれも全部愛されていたのに。どうしてこんなこと思ってしまうのだろう。こんな自分が情けない。本当に惨めだ、、
『 、、それとな、お前自分のことを攻めとるやろ。 』
「 え、な、なんで、、 」
『 顔みたら分かるわ。俺らも歴は近いからな。おれが言うのもあれやろうけど、今のお前はどう考えても被害者や。自分を責めるな。かと言ってぺんちゃんを攻めてもあれだけどさ。今はとりあえず心を落ち着かせて気持ちを整えたら話し合いをするのがいいと俺は思う 』
やっぱり、かっこいいなぁ。頼もしいなぁ。相変わらず話しながら煙草を吸う癖はやめてはくれないけれど、ちゃんと俺が悩んでいたことを言ってくれるところを俺は本当に尊敬している。こいつが俺の傍にいてくれて本当に良かった。
この日は一日中と言っても深夜まで話て、まぁ少し泣いたりして過ごした。彼はずっと真剣に話を聞いてくれた。俺はその姿に心が落ち着いていた。そして話していくうちに俺の心は固まった。明日の朝早めに家に帰って彼と話をしよう。そう決意した。
『 大丈夫かぁ、、? 』
「 うん、大丈夫。どう言った結果でも受け止めるよ 」
『 、、そうか 』
「 てかごめんね起こしちゃって 」
『 いやいいよ、最後にさよならも言いたかったしな 』
「 最後ってなんだよ笑また会えるだろ 」
『 あー、、ちげーよ。最後ってまたねみたいなもんだ 』
「 何言ってんだ。まだ寝ぼけてんのか?笑 」
『 んー、、そーかもしんない 』
「 ふっ、はいはい。じゃ本当にありがとな色々話聞いてくれて。マジでありがとう 」
『 ん、どういたしまして 』
「 じゃ、、行ってくる 」
『 はいよ 』
なんの躊躇いもなく、なんの心配の言葉もなく彼は俺を見送ってくれた。少しぐらいは心配の言葉とか雰囲気を見せてくれてもいいのに。まぁそれも彼らしさなのだろうか?
自分の家に着き扉の前まで経つ。まだ心臓がバクバク言う。緊張しているのがわかる。けど彼と話したことを無駄にはしたくはない。自分の決めたことをここで踏み止めたくはない。ここで踏み止めてしまえばきっと一生重い荷物を背負ったまま生きていくことになる。おれは深呼吸をし鍵を取りだし目の前の扉の鍵穴に刺し扉を開けた。
中に入ればまだ暗く、とても静かな空間だった。玄関をよく見れば靴が1足多かったことに気づいた。どうしてあの時に築けれなかったのだろう。気づいたらきっとあの時のあんな声は聞こえなかったはずなのに。いや今更気にしたってもう遅いんだ。起きたことは変わりはしない。俺は自分の気持ちを彼に相手に伝えるただそれだけだ。俺はあの部屋の前へと行く。そしてドアノブに手をかける。
「 はぁ、、はぁ、、 」
やっぱり怖い。もし開けた時に彼とそのもう1人の誰かが裸でひとつのベッドに入っていたら本当に取り返しのつかないことになる。なんならこの今の関係を壊してしまうことになる。そんな感情を抱えてしまう。そう思った時扉の向こうからギシッとベットから起き上がる音がした。
「 んん、、どうしたの、、、? 」
「 ちょっとトイレに行ってくるね 」
彼の眠たそうな声ともう一人やはり誰かの声が聞こえた。そして扉に向かってくるような音がする。扉をあけられる。対面する。もう覚悟を決めるしかないのかもしれない。今ここで話し合いをする。自分の今の気持ちを彼にいい今後について話し合おう。例えそれがいい結果じゃなかったとしても、話し合う。それこそが大切なことだ。ドアノブに手をかけた音が聞こえ音を立てゆっくりと扉が開く。それと同時に身構える。一体どこのどいつがぺいんとの心を揺さぶったんだ。この目でしっかり確認してやる。そう心の中で解き放ち完全に扉の向こうの世界が開かれる。
「 、、、 」
「 、、、は? 」
開かれたと同時にやはりすぐ目の前には人物がたっていた。身長は176cmで髪の毛が青黒く瞳が青い俺に似た人というより、もう1人の俺がたっていた。
「 え?は、どーいう、、、 」
「 、、、え? 」
混乱と同時に腹部に強い痛みが走った。これはなんだ?包丁?いや、包丁ではない何かの液体が入った大きい注射器みたいな物が俺の腹部に刺さり注入されていくのがわかった。
「 ガッ、グァ、、、ァ”ッ、、! 」
注入し終わった後俺はその場に倒れた。まだ何も分からないままもう1人の俺に刺され何かを注入させられる。まだ夢の中なのだろうか?ふとその考えが出たが腹部からの強い痛みが熱と共に感じる。この痛さは絶対に現実だ。一体なんなんだ?この男は誰なんだ?どうして俺と似た見た目なのだ?混乱しているともう1人の俺が目線を合わせ次に口を開いた。
「 もしかして、自分がドッペルゲンガーの機種だってことに気づいてないの? 」
、、、、。ドッペルゲンガーの機種?なんだそれは。俺はドッペルゲンガー?何も分からない何も思い出せない俺はドッペルゲンガーだったの?俺は、、じゃ偽物だったの?じゃ、今まで嫉妬していた人物は俺自身で、今までぺいんとと居た人物は俺自身の本物で、今ここで倒れている俺は、偽物のドッペルゲンガーだったってことか、、?
その事実を知った時自然と涙がこぼれた。どうして泣いているのだろう?よく分からない。だんだん体が透明になっていくのがわかった。自分がこの世界から削除されていくのを実感した。本当にこの世界から削除されてしまうのか。これは彼を侮辱した神からの罰なのだろうか、、。嗚呼1度でもいい。1度でもいいから彼の姿を人目人目だけでも、、、。そう思った時俺と似た人物の横から彼が顔を出してきた。良かった。最後に見れたんだ。はは、俺は偽物なのになんだろうなこの感情。偽物だと分かっているのにとてつもなく悔しい。俺が本人になれたら良かったのにな。
らっだぁ本物SEED
「 、、、 」
この世界には人間と人間とは違う別の機種が存在している。それはドッペルゲンガーと言う。ドッペルゲンガーは自分と全く似ていて今までの記憶を持っている。そのドッペルゲンガーはその人の身近な人、その本人に危害を加える。そのLvは殺害級のLvだ。ドッペルゲンガーは本人を殺害し自分が本物になる習性がある。そして気に食わないものは暴力を振るうものもいる。それがドッペルゲンガーだ。俺ら人間はドッペルゲンガーと戦う術でこの注射器型の武器を皆持っている。これを指し中の液体を注入すれば、ドッペルゲンガーは透明化していき消えていくそんな強い薬が入っている。
「 、、ねぇらっだぁ 」
「 ん?どーしたの 」
「 この人は本当に今までと同じドッペルゲンガーだったのかな、、 」
「 、、、 」
確かにこいつは他の奴らとは違うように見えた。他のドッペルゲンガーとは違い人間の感情があるように見えた。それに俺の友人の話からすると彼は本当に心があるように見えたと言っていた。相談もしていたし涙も流していた、そう聞いていた。こいつは他の奴らとは違うのかもしれない。けれど、いつどこで襲ってくるかは分からない。
「 違うようには見えたけれど、ドッペルゲンガーという事実は変わらない。俺らはそれ相応の対応をしないといけないんだよ。 」
「 うん、そうだよね、、 」
「 、、どうかしたの? 」
「 あぁ、いやその。あまりにも人間味が強いから本当にらっだが死んだみたいでちょっと心苦しいというかなんというか、、 」
「 、、、 」
「 ぺいんとは、本物と偽物どっちが好き? 」
「 そんなの、本物の方が好きに決まってんだろ?偽物は本当にらっだぁと言っていいかわかんないし、、 」
「 そっか、じゃそのまんまで生きて行ってくださーい!! 」
「 わっ!ちょ、あまり抱きつくなよっ、、! 」
俺と似たドッペルゲンガーだろうが、今までとは違うドッペルゲンガーだろうが偽物は偽物。この可愛いやつを奪われる訳には行かない。俺は俺の思考でこの世界を生きる。
はい!おかえりなさい!👋
久しぶりすぎて泣けてきましたね、いやほんと久しぶりに書くから日本語が正しいかどうか不安で心配ですよ🤦♂️
というか、自分の作品待ってた人いますか?絶対いないですよねなんなら私の事なんか忘れてる人多そうっすよねまぁ仕方ないんですけど!!!😖
色々自分のことで忙しい日々が続き書こうと思いながらも寝てしまったりなどでなかなかかけない日々が続いています、、気分で書いたりしていきたいなと思っているのでもしわしの作品が好きなようでありましたら気長に待ってくださると幸いです🙏💦
そういってすぐ居なくなりそうな気はしますけどね笑
もう久しぶりすぎてどう話せばいいか分からないのでこの辺でおさらばします!!またいつか!👋
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