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阿部は、ぼんやりと思い出すことがある。
「バチカン市国」だ。
国全体が世界遺産で、カトリックの総本山だ。
大学院時代、熱心なカトリック教の信者の知り合いがいた。
あまり話したことはなく、あぁ、カトリック教徒なんだくらいにしか思っていなかった。
阿部は、世界遺産検定1級の資格を持っている。
当然、バチカン市国のことは知っている。
キリストは絶対的な存在である。
その知り合いも、世界遺産検定試験を受けている。
受かったかどうかは知らない。
夢は、バチカン市国にて、ローマ法王のミサを受けること。
その知り合いがふと、思い出され今回、関わっているんじゃないかと思った。