テラーノベル
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ちぐさ「……あっきぃの真っ直ぐな直感も、ぷりっつが周囲の空気を計算して笑いを作っているところも、全部俺のデータに記録されてる」
ちぐさはパーカーの袖に両手をすっぽりと隠した『萌え袖』の状態で、顎を机に乗せたまま淡々と言った。
ちぐさ「だから、そんな非効率な場所で立ち止まっていないで、早く進みなよ。……何か問題が起きたら、僕が裏からすべて論理的に修正する。絶対に、失敗させないから」
ぷりっつ「なーーーに可愛い格好しながら格好いいこと言うとんねんちぐさーーー!」
ぷりっつがニシシと笑いながら、ちぐさの頭をガシガシと撫で回す。
ぷりっつ「お前ほんまに癒やし系やな! そのクールな顔して中身テディベアなん反則やろ! ほら、みんなで放課後マック行くぞ!」
ちぐさ「……やめて。髪が乱れる。データがブレる」
ちぐさは顔を真っ赤に染めながら、ぷりっつの手を冷徹にパシッと叩き落とした。怒っている表情すらも、怒った子猫のようで可愛らしい。
ちぐさ「……大体、俺は馴れ合いは嫌い。マックなんて行かない」
けちゃ「え〜、ちぐ行かないの? 僕、ちぐさくんと一緒にポテト食べたかったなぁ……」
けちゃがシュンと眉を八の字にする。
ちぐさはフイッと窓の外を向き、ヘッドホンを耳に当て直しながら、ぶっきらぼうに呟いた。
ちぐさ「……限定のピスタチオシェイクがあるなら、行ってあげてもいい。……僕がルート案内するから、全員僕の後ろを遅れずについてきて」
相変わらず上から目線で、冷たい命令。けれど、その声は嬉しそうに小さく震えていて、何より照れ隠しで耳たぶが真っ赤に染まっている。
ぷりっつ「ツンデレやんけ! 結局来てくれるの最高やわ!」
ぷりっつが笑い声を上げる。
夕日が教室をカラフルに染めていく。クールで、冷静で、でも誰よりも可愛くて優しいクラスの癒やし役。そんなちぐさと、彼を大好きな5人の特別な学園生活は、この賑やかな放課後から、どこまでも温かく続いていく。
コメント
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うわあ、第3話、めっちゃ好きです……! ちぐさくんの「萌え袖でクールなこと言う」ギャップが破壊力ありすぎて、ぷりっつ先輩が撫で回す気持ちめちゃくちゃ分かります(笑)。「データがブレる」って怒り方も可愛いし、最後のピスタチオシェイクで折れるツンデレ具合が尊い……。5人の関係性がじんわり見えてきて、この放課後の空気感、ずっと読んでいたくなります。続きも楽しみにしてますね!