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第一話:全校生徒、赤面注意!〜門前パニックと最初のレッスン〜
その日の朝、巨大な合同雷城学園の校門前は、かつてない大パニックに包まれていた。
冬弥「お、おい彰人…。お前の頭の上、大変な事になってるぞ……?」
彰人「あぁん?何がだよ冬弥……って、お前のも大概じゃねえか!!」
2人の頭上には、淡いピンク色に点滅する不思議なデジタルメーターが浮かび上がっていた。
【東雲彰人___照れ度:45%(冬弥の寝癖が可愛いくてちょっと動揺している)】
【青柳冬弥___照れ度:60%(彰人にじっと見つめられていて恥ずかしい)】
彰人「な、なんだよこれ!数字が勝手に動いてんだが!?」
彰人が焦れば焦るほど、メーターの数字は『50%…55%…』とリアルタイムで上昇していく。口ではぶっきらぼうに文句を言っているのに、頭上の数字(本音)は完全に嘘をつけない状態だった。
そこへ、白の制服の襟を正した生徒会長ーー天馬司が、「みんな落ち着くんだ!」と大声をあげながら走ってきた。
司「ふははは!見たまえ、常に堂々としているこの俺の圧倒的な数値の低さを!これぞスターの……」
【天馬司___照れ度15%】
確かに、司のメーターは驚くほど低い数値をキープしている。流石は世界を述べる(つもりの)座長だ。
ーーが、その余裕は横から現れた『彼』の一言で一瞬にして消し飛ぶ事になる。
??「やぁ、司くん。おはよう。今日も一段とかっこよくなったかな?」
神代類が、司の顔の真横に顔を近づけ、甘い声で囁いた。
その瞬間。
ピピピピピピ……!!!(けたたましい警告音)
【天馬司___照れ度:99%(心臓爆破寸前)】
司「な、何を言って……っ////!?」
類「おや、一言褒めただけで99%かい?司くんのメーターはとってもお買い得だ(チョロい)ねぇ」
類自身のメーターは【照れ度:8%(司くんが可愛すぎてニヤニヤしている)】と完全に余裕の表情。
司は顔を耳まで真っ赤にして、持っていた教科書で頭上のメーターを消そうとするがピンク色の数字は教科書を無情にも突きつけて、ピコピコと激しく点滅し続けていた。
司「う、うるさい!これは機械のバグだ!俺が類のセリフごときでドギマギするわけが……っ」
類「ふふ、じゃあ、放課後、僕の部屋でじっくり『本当かどうか』確かめさせてもらおうか?」
ーー類の大きい手が司の頭を撫でる
司「類の馬鹿野郎ーーーーっ////!!」
校門前で繰り広げられる座長の完全敗北。
しかし、これが学校中、そして世界線を越えて全人類を巻き込む『天馬司総受け・赤面限界パニック』の、序章に過ぎない事を、この時の司はまだ知る余地も無かったのである。
一方その頃レンはーー
2階の教室の窓辺。天馬司先輩の、裏返った情けない悲鳴が2階まで響いてきた。鏡音レンは窓辺に肘をつき、手元にある紙パックのリンゴジュースのストローを片手で弄びながら、冷ややかな視線を校門前へと落とす。
レン「………何やってんだか、あの人」
ストローを深く吸い込み、甘酸っぱい液体を喉に流し込む。
校門前では、司先輩が頭上に浮かんだピンク色のデジタルメーターを学生鞄で必死に隠そうとしていた。文字はくっきりと【照れ度:99%】を示してピコピコと点滅している。
いつもは大声で「俺はスターだ」と威張っているくせに、相棒の神代類先輩に一言からかわれただけであのザマだ。チョロ過ぎるにも程がある、とレンは小さくため息をついた。
??「でも、レンだって他人の事言えないんじゃない?」
不意に、すぐ背後から声をかけられ、レンの肩がビクッと跳ね上がった。
振り返るよりも早く、レンの頭上にもぽわんと淡いピンク色のメーターが出現する。
【鏡音レン___照れ度:15%】
レン「な、なんだよこれ!リン、急に後ろから脅かすなよ!」
リン「脅かしてないもーん。ほら見て、レンの数字も勝手に動いているよ?」
双子の姉のリンが、自身の頭上に【照れ度:45%(レンの反応が面白くてちょっとワクワクしている)】の数字をピコピコさせながら、ニヤニヤと距離を詰めてくる。レンが焦れば焦るほど、彼のメーターは『25%……40%……』とリアルタイムで上昇していく。
レン「チッ、リン離れろって……うわっ!?」
リンを押し戻そうと一歩下がった瞬間、レンの背中が、誰かのガッチリした分厚い胸板にぶつかった。
レン「っ!?あ、すいません!ってえ?」
後ろを見上げると、そこにはいつの間に教室に入り込んでいたのか、東雲彰人と青柳冬弥が、静かにレンを見下ろしていた。
2人がレンの顔を直視した瞬間、2人の頭上にも激しい警告音が鳴り響く。
ピピピピピピ!!!(激しい警告音)
【東雲彰人___照れ度:78%(無防備なレンを見て、一気に理性がグラついている)】
【青柳冬弥___照れ度:85%(レンの可愛いさに、内心もの凄く動揺している)】
彰人「お前、さっきから窓辺で無防備にストローなんて咥えて、可愛いオーラ出してんじゃねぇよ」
彰人がニヤリと笑い、大きな男の手でレンの太ももをガシッと力強く掴んだ。
レン「ひゃんっ!?あ、彰人……っ!力強いってっ……///!」
冬弥「すまない、レン。だが、俺も彰人も、お前を見ていたらもう我慢の限界なんだ」
冬弥がいつもの真顔のまま、レンのシャツ越しからレンの弱点である背中をなぞりあげる。
ピピピピピピピ……!!!(けたたましい警告音の大爆発)
【鏡音レン___照れ度:98%(先輩面したいのに、2人の大型肉食獣に挟まれて限界)】
レン「っ、くあぁっ……!?冬、弥……そこ、弱い…っ!」
冬弥の暑い指先で背中をゆっくりとなぞり上げられ、彰人の大きな手に太ももをじっくり玩具にされるダブルの快感。レンの頭上は一瞬で【100%OVER】を記録し、真っ赤に大爆発した。
冬弥が「大丈夫か?」と背中を指先で撫でながら心配する。
飲みかけのリンゴジュースを取り落としそうになりながら、レンは必死に涙目でこう答えた。
レン「……っ、お前ら達こそ、他人の心配する前に、自分の理性の心配でもしたら……っ!あ、んっ…!」
けれど、その声はすでに羞恥心とドギマギ感でトロンと蕩けきっていた。
それを見た彰人と冬弥のメーターも、ついに【照れ度:99%】まで跳ね上がる。
彰人「はは、そんな可愛い声で煽られたら、本当に理性が無くなっちまうぞ?」
冬弥「じゃあ、放課後、更衣室でじっくり尋問でもしようか」
レン「2人のバカーーーっ////!!」
司先輩を呆れて見ていたはずの少年が、そのわずか数分後に迎えた敗北、隣でリンが「あはは!レンったら彰人達に挟まれてフニャフニャじゃん!」と大爆笑している。
しかし、これが学校中を巻き込む『ダブル受け・赤面限界パニック』の、ほんの序章に過ぎない事を、この時のレンは司のようにまだ知る由も無かったのである。
(第一話・了)
コメント
7件
わあああSuica🛟さん新作だ〜!!😭💕✨ 照れ度メーターって既に神設定すぎるんだけど!?司先輩が類先輩に一言で99%になってチョロインすぎて笑ったwww レンくんも彰人と冬弥に挟まれて100%OVERで爆発しちゃって…もう尊死するかと思ったよ…!!😇💦 この学校の男子たち、全員チョロくて可愛すぎるんだが!?続きが待ちきれないよ〜!!!次の話も楽しみにしてるね⋆♡