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橋姫ちゃんの知らない文化

1 - 第1話 橋姫ちゃんとの出会い

2025年06月26日

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ついにこの時が来た

我ら妖怪を迫害する人間に罰を与えてやる。

さあ!物語のはじまりだ!




大洗橋。

この町で最も古い橋である。

そんな事実も相まって、この町のシンボルになっている。

私の最も好きな場所だ

日課の散歩ではわざわざ迂回してここを通る

今日もそうだった

橋の下を今日も見る

多様な植物が群生しているのが見れるからだ

だけど、今日はそこに人がいた

私と同じJKだろうか

彼女は私を見るなり襲いかかってきた

橋の下から上まで跳んだ

危ないので、避けたあと組み付してやった

「急になんだよ」

「人間…!許すまじ!」

彼女の目と腕に力がこもる!

脱出されそうな勢いだ

「ギブギブギブギブ!」

怖いんで首を絞めてやった

「いやあー。参りましたぜ姐さん」

どうやら観念したらしい

「で、なんだお前は?」

「いや自分、橋姫って妖怪で、人間を襲おうかなーって思ってたんです。さっきまで」

たしかに、よく見るとこいつ

頭にロウソクをいくつか付けているし、

肌も着物も真っ白だ。

「なんで人を襲おうと?」

「いや、あのーなんというか、人間が妖怪を怖がらなくなって、ヤバいというか。 怖がってくれないと妖怪は、 消えてしまうというか。だから襲ってでも怖がらせてやろうというか。はい」

この時、悪魔的な考えが浮かんだ

こいつをオタク仲間にしてやろうと思った

「ふーん。多分無理だよ」

挑発してみる

「いや力で、負けただけなんで。こっからすごい作戦を思いつくから。だからこの手を離して」

「別にいいけど、できる?人を怖がらせるには、まず、人の事をよく知らないと」

手を離してやった

女は固まっている

いいぞ、食いついたか?

「え?」

「手始めにこれを見て。」

散歩帰りにかったアイドルのポスターを見せてやった

その時だった

女の頭のロウソクから勢いよく火が吹き出したのは

顔を見ると、目がとろけている

推しの良さが分かったようだ

「最高にかっこいい…この人間の名前を!」

「ALTE-MISS(アルテミス)のリーダー 川村海斗くん!」

「他には!他には無いんですか!こういうの!」

「家にある」

「連れてってください!」

「もちろん!」

後になって思うと、これが橋姫ちゃんと初めて出会った日だった

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