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これは前のあかで書いていた桜と茶色の君のアレンジ版で、なおかつ主人公を変えました。
ゾムエミもかくのたのしかったけど、今回はマブダチバージョンで、、、。
『桜が咲く。 rbr×syo』
桜が咲く。
今年もまた、春が来る。
大きな桜の木を見上げる。
昔はここでお花見をようやっとたなぁと思いにふける。
桜の木の下にゆらゆらと立つ。
syo「いやー、きれいやなぁー。」
誰にも聞こえない声でつぶやく。
顔を上げると今もなお変わらない姿で佇んでいる母校の姿がうかがえる。
最近は掃除をしていなかったもんだから、これまでかと言わんばかりに雑草が生えまくっていた。
syo「そろそろ、掃除せなあかんなぁ。」
そんなことを言いながらも、これから掃除をする予定はない。
うちの母校は山の上にあり、通学が大変だったのをよく覚えている。
だが、母校の窓から見える景色はこの国を一望でき最高だった。
ここでは通学の大変さ以上に楽しい思い出を作らせてもらった。
それに何といっても校庭から見えるこのおおきな桜の木がとてもきれいだった。
軍や士官学校では桜が生えていなかったから、
俺が桜を毎日見ることができたのはあの時の学校生活で最後だった。
不思議な感覚がする。
視線のやり場に困った俺は目を下にやった。
するとそこには一つのビニール袋があった。
中身が少し出ていてぴょこりとカメラが顔をのぞかせていた。
カメラには、、、我々だ国一般兵 緒方、、、、かろうじで苗字は読み取れたが、
名前のほうは文字がかすれ完全に見えなくなってしまっていた。
少しばかり袋をけるとどうやらカメラととも入っていたらしくいくつかの写真が出てくる。
最初こそは風景ばっかりだったものの
しだいに軍の食堂で一般兵の皆がピースしてこちらを向いている写真。
syo「お!大先生がトントンに追いかけられとる写真もあるやん!」
syo「はぁ?(# ゚Д゚)おれの変顔の写真あるんやけど!」
syo「誰やこれとったの?!」
夢中になって笑みをこぼしながらも写真を見ていく。
すると最後の写真以外を見終えてしまったようで、写真は残り一枚しか残っていなかった。
最後の写真は、おそらく一番最近のもので最後にしたお花見のものだった。
em「懐かしいですねぇ。」
横を見ると、エミさんが立っていた。
syo「どうしたんや、エミさん。」
em「いえ、久しぶりにきてみただけですよ。」
syo「、、、、、。」
em「、、、、、。」
少しの間沈黙が流れる。
em「、、、、随分とかわってしまいましたね。」
syo「それはお前もやろ笑」
em「もう、昔のように過ごすことはできないんでしょうか。」
syo「、、、、っ」
rbr「よう!シャオロンとエミさん!」
突然、相棒の声がした。
勢いよく顔を上げると、この前と変わらぬ姿をした相棒とゾムがたっていた。
zm「ひさしぶりだぜ~、」
rbr「元気にしとったか?」
zm「最近きてやれんかったからなぁ。」
zm「学校の方も掃除しないとな。」
rbr「せやなぁー。」
zm「、、、、もっと俺二人と遊びたかったな、、、、。」
rbr「おい、いうなよ。悲しくなるやん。」
zm「悪かったな、、笑」
二人の頬に静かにしずくが流れる。
syo「ああ、そうだったな。」
syo「もう、俺たちは、、、。」
em「何をいまさら、、もう、ずっと前の事じゃないですか、、、、。」
そんなことを言っているエミさんも今にも泣きだしそうな顔をして歯を食いしばっている。
syo「いや、、こいつらが来て再確認してもうてなって。」
そうずっとしゃべっていても俺たち二人のアイボウは口を開かない。
syo「、、、、。」
syo「やっぱ俺、もうちょっとこいつらと一緒にいたかったなぁ。」
そういった俺の声も少し震えてしまった。
em「そんなの、、私もですよ。」
誰にも聞こえることのない二人の声。
消えぬ後悔と一緒にこだました。
大きな桜の木の下には、
仲間をかばって死んでしまった参謀と一人の隊長の墓があった。
桜が咲く。
今年も春が来る。
あの桜は今年もうすピンク色の花をきれいに咲かせていた。
心底きれいに、、、、。
はい!はい!はい!はい!
なんかすみません。ちょっとsyoemの要素あったかもしれん。
ごめん。次はもっとうまくやりたいなぁ。