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ますかっと
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「黒名、なんでここにいるんだよ!?」
「ずっと怪しいと思ってたから追跡、追跡。」
「他の奴には絶対に言うなよ!」
「別に言わない、言わない。」
「ならまだいいんだけども……」
なんとかこの関係が広がることはなさそうで、俺はほっと胸を撫で下ろす。
「まぁそういうことで二人っきりで楽しんでな。」
「なんか恥ずかしいけども、じゃあな黒名!」
そう言い別れを告げる。
黒名が見えなくなるくらいまでに歩いた頃。
俺は安心感でいっぱいだったが、カイザーは少し不服そうな顔をしていた。
「どうしたんだよカイザー、ずっと気難しそうな顔をして」
カイザーがふいっとこちらを見つめる。
「…別になんでもない」
「なんかあるなら言えよな」
カイザーも折れてくれたようで、理由を話しはじめた。
「潔と付き合ってるってことを俺はもっと堂々とアピールしたいのに」
照れながらも淡々と話す。
さっきまで嫉妬していたのとは裏腹に、今度は拗ねた子供のような顔を向けてくる。
“こいつこういう可愛いところあるよな”
「なんでそんなにアピールしたいんだよ」
「そうすることで俺が世一を独占できるだろ?」
「ハァァ、お前さマジで照れるからやめろ…」
「本心だから別にいいだろ」
「ッ…なにをどう言おうと困るもんは困るんだよ」
俺が顔を逸らした瞬間、カイザーの長い指が俺の顎をグイッと引き寄せる。
「世一」
いつもよりも真剣な声に、息を呑む。
コメント
1件
おお、5話!「独占欲」ってタイトル、もうね、カイザーのあの拗ねた感じと真剣なギャップがたまらなかったです。黒名にバレた後の「別に言わない、言わない」って軽い感じと、その後のカイザーの「俺はもっと堂々とアピールしたい」の温度差がすごい。顎クイからの真剣な「世一」は心臓に悪いですね…。二人の関係がちょっとずつ深まってる感じ、続きが気になります!