『……眠い』
私はそう呟きながら、朝ごはんを食べる
『……シグマのご飯が愛おしいな』
『おはようジェラルディ』
『おはよう切身。』
『どうしたの?』
『なんでもない……』
切身はいつも心配してくれている
『少し眠たくて』
『なるほどね……分かるよ……』
切身は少し変わった
あの事件以来、シグマには復讐心を
抱いたはず
『切身、シグマの事は、どう思っている?』
『シグマ君?
普通の友達って思ってるよ』
普通の友達
切身はそう思っていた
『そうか、わかった、ありがとう』
『どうしたのさ』
『いや、気になっただけだ。』
『ふーん』
そう言えば……
後輩は元気にしているだろうか……
気になりつつも、学校に向かう
(妙だ……何故私だけ、記憶が……
もしかすると……いや……さすがに無いか)
考えただけでも凄く辛い
『マザインゴ〜おはよ〜!』
『高橋は相変わらず元気だな?』
『え〜?』
『全く……』
私だけだった……ということ……
記憶は微かにあるだけ、それだけ
シグマには復讐心はもう無かった
『シグマ……』
名前を呟くと
『シグマ君の事、好きなの?』
『そ、そんな訳あるか!』
照れ隠しをして、シグマへの恋心を隠した
『んだよ〜、言えばいいのに〜』
『うるさいな……』
『高橋君、無理に言わないの!』
『はーい……』
『皆さん、楽しそうですねw』
森風がそういう
『……楽しいのかよく分からん』
『鈍感だなぁ……』
鈍感か……
『鈍感ではないかな……』
『鈍感だろうが』
『は?』
『あ?』
シグマが割り込んで来た
『ジェラルディ〜、聞いたぞ〜?
俺の事好きなんだってな〜?』
『……シグマ、後で来い』
『?』
シグマを呼び出した
『んだよジェラルディ……』
『……前世とかは信じるか?』
『……お前もか』
『……やはりな』
話を聞くと、私とシグマだけだ……
前世を覚えているのは
『不思議だな?』
『そうだな……』
コメント
3件
まさかの展開だった…
めっちゃ好きだぁ…( * ˘ཀ˘)
やっぱり!!シグちゃんは何となく社長と同じじゃないかなぁ〜て思ってた!!さすがはつねこちゃん!!分かってるぅ〜♥(何目線) _( _´ω`)_最高…