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依存

7 - 第七章〜お願いジヨン、命令して

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2025年04月28日

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第七章〜



―1― 声が出なくなったたっぴょん


新曲のレコーディング中、

タプの声が――出なくなった。

喉は異常なし。医者にも「問題ない」と言われる。

けれど、彼はマイクの前でただ、黙り込んだまま、震えていた。

「……ジヨンが、いないと……」

スタッフの前でもつぶやいてしまい、

「いやいやwwジヨンがいないと歌えないの?w」なんて笑いが起きる。

だけどタプは、笑わなかった。

本気で――**“命令されないと、歌えない身体”**になっていた。


―2― タプの“懇願”と、ジヨンの無言


夜。

ジヨンの家。

床にひざまずくタプ。

「ねぇ、ジヨン……命令してよ……。

“これを歌え”って、“こうしろ”って……お願い……」

声が掠れて、涙が喉を塞いで、

でもそれでも、必死に縋るように手を伸ばす。

だが、ジヨンは何も言わず、ソファに深く座ったまま、タバコに火をつけただけだった。

「言わないの……?」

「……お前が、俺の命令がないと何もできない身体になったの、わかってるから」

「じゃあ、なんで命令くれないの?」

ジヨンは目を細めて、

灰皿に煙草を押しつけると、低く言った。

「――命令しないってのが、今の命令だよ」

その瞬間、タプの表情がゆっくりと壊れていく。

目から落ちた涙の粒が、フローリングに音を立てて落ちた。


―3― SNSで“闇のポエム”投稿→話題沸騰🔥🔥🔥🔥🔥


翌朝。

タプのInstagramに新しい投稿。

🖤 投稿画像:赤黒いペンで殴り書きされたノートの1ページ

「命令されたいんじゃない、

命令されないと、死んじゃうの」

これが拡散され、トレンド入り。

SNSでは“完全に壊れてる”と騒然。

「いやこれもう恋とかじゃなくて洗脳では」

「依存、通り越して“狂気の愛”」

「でもそれすら芸術に変えてるのすごくない?」


―4― BIGBANGの新曲で、公開支配ステージ


年明け。

BIGBANG新曲『OBEY(服従)』がリリース。

タイトルからしてアレだが、

ステージパフォーマンスが衝撃だった。

ステージ中央、マイクスタンドに鎖でつながれたタプ。

ジヨンがその鎖を持って歌う構図。

そしてサビ前――

ジヨンがタプの首元に手を添えて、耳元で囁く。

「吠えろ、たっぴょん」

その瞬間、タプがシャウトするように叫ぶ。

ファンは悲鳴。SNSは炎上。そして1億回再生はすぐ達成。


―5― “この愛が正しいと思いたい”という宗教化


ファンダムは次第に、“ジヨタプ教”と呼ばれるような空気に。

「命令されることが愛、って新しい世界観すぎる」

「ジヨンが飼ってるたっぴょん、が公式になってしまった」

「正しいかはわからないけど、誰よりも深い」

その裏で、ジヨンのインスタには匂わせが続く。

📸:「白い犬の写真」

📸:「鎖とバラのペンダント」

📸:「“誰も俺を理解しなくていい、あいつが跪いてれば”」



第八章〜

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コメント

3

ユーザー

ほんとにこれ大好きです!続き待っています!

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