TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

依存

一覧ページ

「依存」のメインビジュアル

依存

8 - 最終話〜愛と支配の崩壊

♥

223

2025年05月03日

シェアするシェアする
報告する

最終話〜


―1― 「壊れた」たっぴょん

タプはまだ、歌えていなかった。

それでも、ステージに立ち、心を無にして歌い続ける。

なぜなら、ジヨンがすぐそこにいて、指をひらひらと動かすと、タプは必ずその指を追って、求めてしまうから。

「ジヨン…」

彼の呼び声は、もう何度も何度も空しく響くばかりで、

だがジヨンは、冷徹に、そして楽しげに見下ろすだけ。

「お前、いないと歌えないんだろ?」

ジヨンはタプの肩を強引に掴むと、深いキスをしながら低く笑った。

「ほら、感じろ。もっと深く。俺の命令がないと、何もできないんだろ?」

その言葉がタプを、さらに深く苦しめる。

依存と愛情の狭間で彼はもがき、やがて――

“全てを壊したくなった”

「もう、限界だよ…」

タプは、堪えきれずに涙を流しながら、その言葉を口にした。

その瞬間、ジヨンはピタリと動きを止め、タプをじっと見つめる。

「壊したいんだ? じゃあ、壊せ」

ジヨンのその冷たくも甘い言葉が、タプをさらに追い詰める。


―2― 支配と“愛”の地獄

ジヨンは、タプの力を奪い取ることが、彼の“愛”だと思い込んでいた。

しかし、それは次第に狂気に変わり、タプもまたその中で溺れ込んでいった。

「俺を壊せ…」

タプは時折、そう呟きながら、ジヨンを求めるようになった。

他の誰かと触れ合うことも、心が張り裂けそうになりながらも、ジヨンだけが欲しい、ジヨンだけがすべてだった。

その状態をジヨンは楽しみながらも、

何も言わず、ただタプの心が完全に自分に従うように、どんどん深く支配していった。

タプの意識はすでに、ジヨンに支配されていた。


―3― 新曲『崩壊』と、さらに深く愛し合う

その頃、ジヨンは新たな曲を作り始めていた。

曲名は**『崩壊』**。

歌詞には、タプがどんどん壊れていく様子が、狂ったように表現されていた。

「愛が壊れて、心が裂ける。

それでもお前が俺を求めるなら、何でもしてやる」

「命令してくれ、壊してくれ、全てを。

その手で俺を完全に支配してくれ」

「お前に従うことこそが俺の命」

その曲を発表した瞬間、世界は震えた

再生数は瞬く間に1億回を超え、SNSでも大きな反響を呼んだ。

「これ、もう普通じゃない。怖すぎる」

「ただのラブソングじゃない、まるで呪いの歌みたい」

「でも止められない。すごい引き込まれる」

その歌詞は、聴く者すべてに深い印象を与え、

タプの心が完全にジヨンに縛られていることが、どこか異様な美しさを持っていると感じさせた。


―4― “壊れた”愛の伝説と、ビッグバンの名曲

ジヨンとタプの関係は、次第に“伝説”となっていった。

タプがジヨンに完全に依存し、ジヨンがその依存を楽しみながら深めていく。

それはもはや、普通の愛情の枠を超えたものだった。

だが、ジヨンはそれに満足し、タプをどんどん壊していった。

そして、ビッグバンの新曲『崩壊』は、世界中で話題になり、数々の賞を受賞した。

その後、ジヨンとタプの関係は、まるで神話のように語り継がれていった。

ジヨンはタプに対して、愛だけではなく、完全な支配を求め続けた。

そしてタプは、そんなジヨンのすべてに従うことこそが、愛そのものであると思うようになった。

end〜


どうでしたか?変な終わり方になってすいませんもし続きが気になるのなら、メッセージでお願いします。

この作品はいかがでしたか?

223

コメント

4

ユーザー

最高でした~‼️🥲🥲 ジヨンとタプの関係について他のメンバーとかはどう思ってたのかな…🤔

ユーザー

ここまで書いてくれてありがとございます! ほんとに大好きです!これからも応援しています!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚