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いつからだろう?
はじめはあんなにも、不安で恐る恐る選んでいたが懐かしく感じる。
年の功ともいうのか、経験のなせる技というのか
どの言葉が現状を表すのに最適かわからないけれど、 大人はズルいと思っていた頃の私がどこか可愛く、懐かしく思える程度には今の私は成長したように思える。
たぶん、今後成長したときの私が今の私を振り替えったらあんなこともあったな、あの時はあんな風な仮面を使っていたなと思うのかもしれないけれど。
そんなことを考えながら、私は私が今まで被ってきた仮面を思い出す。
校則に沿って作られた平凡な仮面
現実から目をそらすように作られたキラキラとした存在の仮面…
自由を与えられた代わりに規律がなくなって焦った時の私
色んな経験があったけれど、
今の私を、これからの私が振り返ったとき
それはまた別の仮面になるのかもしれない。
どんな私に出会えるか期待を寄せつつ、
私は今日も服を選ぶように、呼吸をするように
慣れた手付きで予定に合わせてつけるべき仮面を選ぶ。