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第5話 「疲れた夜のハイボール」
珍しく大学の課題でヘトヘトになった紗愛。
お店につくと、樹がすぐに気づいた。
「疲れてるな。大丈夫か?」
「……樹、今日……かっこいいじゃん」
自分で言った瞬間、耳が真っ赤。
「え、珍しいな。褒めてくれるなんて」
頬を染める紗愛の横で、樹がそっとハイボールを差し出す。
「ほら、飲んでいいよ。無理するなよ」
「……ありがと」
2人は肩が触れる距離で、静かにグラスを重ねた。