コメント
2件
あの、ほんっっっとうにめちゃくちゃ大好きです!!!!!! ありがとうございます!!!!
🗝️誕生日
「ありがとうーッ!最高やでぃ!」
そう言って配信を切る。
「まじ最高、」
こんな幸せでいいんか。
今日は俺の誕生日で、新衣装とか歌とかいろいろリスナーのために準備した。
喜んでもらえたみたいでよかったー。
ピロン(ディスコード入室音)
「おいすおいすおいす〜」
そう言って謎に作業してるかなかなのボイチャにもぐった。いや、別に話したくなっただけだけど。
「お〜、ローレンくんじゃん。配信終わったんだ?」
「そやね!ついさっき。かなかなは何してんの? 」
「ん〜これから深夜に配信するからそれまで作業してる〜」
「そっか」
「…ロレちゃんは誕生日なんかしてほしいことあるの?」
「へ?」
「それで来たんじゃないの?」
叶さんになんかしてもらう、か。それも悪くないな。
「えーうわなんも考えずにきちゃった」
「笑笑、ほんとに話にきただけってこと?かわいー」
「別にいいでしょ誕生日やぞ」
「ごめん笑ごめん笑
んで?なんかしたげるよ?何がいい?」
「一応、物(誕プレ)とかは用意してー?」
「ない笑」
「ないんだよね了解了解」
「ごめん、最近忙しくてさ」
「いや別にいいんだけど、、してほしいことかー」
「んーなんかあるかな〜」
「…あ、ボイスほしい」
「ボイス?!」
「うん、俺だけの誕生日ボイス」
「え〜全然いいけど、かわいすぎでしょ」
「やめてよ笑」
「わかった、じゃあボイスね。あとでディスコードに貼っとくわ。」
「やりー!ありがとうー叶さん」
「いいよ、誕生日おめでとう!」
「ありがとう」
「来年凸待ちとかやりなよー僕行くからさ」
「え、無理かも」
「なんでー?」
「たぶん俺いますげー声甘いからリスナーにきもいって言われる 」
「低くすればいいじゃん笑」
「かなかなといると高くなるんだって!」
「なんでよ笑」
「いやーそれはまあ、なんて言うか、お母さんが電話で声高くなる的な、やつよ。」
「つまりー僕に可愛く見られたいってこと?」
「…っ」
「かわいいね〜ローレンくん」
「違わないけど!別に」
「笑笑
僕はずっと話してたいけど、このあと配信あるからさ、そろそろごめんね?」
「ぅあ、そうだった。かなかな配信ですやん… 」
「もしかして、ぴえんしてる?笑」
「してるよ!そりゃあ!誕生日に好きな男と話せないとか悲しすぎでしょ」
「ごめん!」
「いいけど、じゃあボイス待ってるからね!
「うん、待ってて。」
「ばいばい」
「ばいばい」
ピロン(ディスコード退室音)
はぁ〜やっぱ配信するよな〜。
別に期待とかしてなかったけど。あの人配信好きだし。
でも俺だって寝落ちもちもちしたかった!
そろそろ配信はじまるよな、せっかくだし見るか。
*叶の配信画面
『こんばんはー
ん?ちょっと遅くない?って?
それはーちょっと人と話してた!めっちゃ楽しくてさー』
俺のことやん。これ。
なんか照れるなー。配信でみんなの前で行ってくれるの。
『恋人?ってコメントきてるな笑』
え?なんて返すんだろ。俺たちまだ別に告白とかはお互いしてないから恋人、ではないよな。
『んー僕は恋人でもいいと思ってるけど、向こうがけっこう塩だから、ちょっと様子見って感じかな』
…思考停止するわ、そんなん言われたら。
俺塩なんかー?結構頑張って気持ち伝えてる方だと思うけどなー!
『あ、これ全部ヴァイスのことね』
はぁー?!ヴァロのキャラクターじゃねえか。くっっそ。まあ、よく考えたら普通に炎上するしな。当たり前か。
そっと配信画面を閉じる。
そのうちあさが来た。別にめっちゃ寝たわけではないがベッドから起き上がる。
スマホをみると、通知が一件きていた。
それはディスコードからで、かなかなが[ボイスとったよん]というふざけた名前で音声ファイルを送りました、という内容のものだった。
もう来たん?はや。
そう思いながらタップすると、きれいな音声が流れる。
『ローレンくん、お誕生日おめでとう。これで何歳になったのかな?きっとまだまだ青二歳だよね笑』
あざ笑ってんなこいつ。
『じゃあろうそく消して!ほら!』
一応ケーキ食べる設定なんかな。
『ローレン、美味しい?そっかーよかった。あ、ここついてるよ、ろ・う・そ・く♡』
俺なに食わされてんの?ろうそくほっぺについてたら大事故だろ。違う意味でドキドキだわ。
『ふあ〜眠くなっちゃったね。一緒にベッドいこっか。』
『んー?僕のこと好きなの?ありがとう〜、僕も好きだよ。』
『あ、そろそろ誕生日じゃなくなっちゃうね。さみしい?大丈夫だよ。ずっと一緒にいてあげるから、さみしくない。』
『もっとこっちおいでよ。』
『来年もよろしくね、ローレン』
なんか途中ありえないこと起こってたりしたけど最後の方、糖度高いしちゃんとボイスって、感じでうれしかったな。。
ふぅー、ただケーキ食べたあとすぐベッドはあらすじ終わってんな。
いろいろ思うところはあるけど、わざわざとってくれたのがめちゃくちゃうれしい。
俺はすぐに音声ファイルのバックアップをとって、パソコン二つにそれぞれ保存した。
今年も絶対いい年だろ。
Fin