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ただの、のろけ(🗝️✖️🔫)
タイピング音が部屋に響き渡る。
「かーなーえー」
「んー?」
2人とも運良くオフの日。おのおの作業しながら俺は叶に話しかけた。
「配信してるときの声やって」
「え?笑笑今の声じゃだめなの?」
「なんかー違うやん!配信の時の落ち着いてる声がいいの!」
「え〜よくわからん笑」
「ほら、あれよ。ストグラのなしまかなやってる時の声。」
「変わらないでしょ、今の声と」
「ちーがーうーの!なんか、深みが違う。年齢高くなったかんじ。」
「はー?意味わからん笑」
「え、リスナーには聞かせられるけど俺には無理ってこと?信じられない!涙ムリムリ」
「いや笑違うって笑ほんとにわかんないんよ、笑」
俺は、はぁーとわざとらしいため息をつきながら少しいじけた顔でゲーミングチェアを反対に回転させ、もう一度パソコンに向き直る。
そうしてキーボードに手をかけたその時、
「何怒ってんの、狼恋エギくん? 」
耳元で囁かれたその声に思わずときめいてしまう。
「なしまさん?!」
「あははは笑目ぇ輝いてるって笑笑」
「なしまそこにいたんだが!やばい!!」
「ファンボやめて笑笑」
お腹抑えてもはや作業どころではなくなっている叶をみる。
「やれんならはやくやってよー」
「まあまあ、ちょっとからかいたかったんだって笑」
「はぁーいいもん聞けたわ」
「生ボイスね、しかも」
「ん笑それな笑」
あー喧嘩になんなくてよかった。
Fin