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続きです
⚠下手注意
⚠初小説
⚠曲パロ
⚠微BL要素あり
⚠蛇、水、風
▼それでも大丈夫な方はどうぞ!▼
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n o s i d e
金なんて、柱になり多くの任務を遂行して沢山手に入れた。
でも、彼等が死んだ時、発見した人達に役立てて貰えるよう、金は少しだけ持って行くことにした。
少しの金と、死ぬ時の為の短刀。
それだけ持って、いらないものは全て壊して。
1人の人殺しと2人のダメ人間は旅に出た。
不 死 川 s i d e
沢山の大切な仲間も。
家族の中で唯一生き残ったのに、俺なんかの為に鬼殺隊に入った馬鹿な弟も。
全部捨てて、お前らと3人で、俺達はこの狭い狭い世界から逃げ出した。
「ここから、遠く、遠く離れたどこかで、3人一緒に死のう。」
俺がそう言うと、
「もうこの世界に価値なんてないんだ。笑」
「よく考えてみろよ。
お前だけじゃない。人殺しなんてそこら中に沸いてるじゃねぇかァ笑 」
「あぁ。お前は何も悪くない。」
そう言って俺と冨岡はそっと伊黒の手を握った。
伊 黒 s i d e
「…昨日、隊士達に “人殺し” と罵られたとき、昔のことを思い出した、、笑」
“人殺し”だなんて言われるのは初めてではなかった。
幼少期、暗くて気味の悪いあの場所に閉じ込められていた時の事。
盗んだ簪で格子を壊して逃げ出した。
俺は当時の炎柱に助けられたが、俺のせいで50人死んだ。
その時も、従姉妹に”人殺し”と散々罵られた。
「俺も”人殺し”って言われたことあったなァ…
命懸けで守った弟に”人殺し”だなんて言われるとは思わなかったァ、笑」
「…そういえば不死川、弟に何も言わなくて良かったのか、?」
冨岡がそう聞く。
「…俺に弟はいねェ。」
「は?」
冨岡が何故かキレた
「ふッ、、笑」
冨 岡 s i d e
伊黒がやっと笑った。
さっきまで、繋いだ手がまだ微かに震えていたが、それももう無くなっていた。
「何笑ってんだよォ」
歩く足を止める。
「…お前らを選んで正解だった笑」
いつもは怖い表情をした不死川も、その言葉を聞いて、安心したように微笑んだ。
俺も笑えていたと思う。
そして、誰にも縛られずに、3人でまた歩き始めた。
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