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俺はボケるのが好きだ。
ボケたら誰かがツッコんで
其れをみんなが笑ってくれる、
そう云う空間が好きだ。
けど、
ボケをする依り
モデルをやった方が 良いと周りから
云われたことがあった。
でも俺は忙しいのや面倒臭いのは
苦手だからやりたくないな〜。
其れに、やったとしても
どうせ顔しか見てくれないんだから。
勿論、性格を見てくれる奴は
少なくない。
はぁ、……… 眠ぃ
あれ〜?俺今……何してたんだっけ〜?
夜中の12時過ぎ。
「ひつじが1匹,ひつじが2匹,ひつじが3匹…」
「あれ〜今何匹って云ったっけ…?」
「……、忘れたぁ」
またか……
「あははは……、最近物忘れが激しいんだよねぇ… 」俺はベッドの横に視線を移した。
……、母さん。
「……母さん未だ起きてる?」
…あれ、何時もなら俺の隣に………
……そう云えば、 何で俺の隣は人型みたいな
血が滲んでるんだ?
あんれ〜?w、あれれぇ…ww
「……あはは…w、思い出した……」
母さんは死んだんだった………
「………、何時…死んだっけ…」
あれ………分からない…
頭の中に霧がかかってる様な感覚。
「………あはは、俺何してたっけ…」
まただ、……思い出せない…
ピピピピ……ピピピピ……
6時に設定したアラームの音、朝だ。
「………わぁ…なにこれ〜」
俺の手元に血が大量に溜まっていた
「あははっ……鼻血出したかなぁ…」
鼻を触るが出ていなかった。
「……………」俺はベッド殻降りて自分の部屋を出た。
……………父さん。
「父さんおはよう〜」俺は目を擦りながら
父さんが眠っているベッドを確認する。
「……あれ〜?いないじゃ〜ん…」
母さんは…………
あぁ、いないんだった。
父さん迄……死んじゃったんだ〜?
…………やばいw思い出せないや〜ww
「あはは〜、あれ…………学校の宿題やったっけ?」俺は黒バッグの中を確認して教材を取り出して頁を捲った。
「あ、やってた〜……」 丸つけ迄ちゃんとされてる〜、 何時やったんだっけ〜?
「憶えてないや〜」取り敢えず俺は朝ご飯を食べた。
「ご馳走様でした〜」
朝ご飯は何を食べたのか、もう忘れた。
取り敢えず
口に付いているものをティッシュで拭うと、
赤黒い液体が付いていた。 変な味。
身の回りの事は少し憶えているけど、
自分の事は覚えていないんだよね〜。
もう時間も時間だし、制服に着替えて
学校に向かった。
其の途中、知らない奴が俺に話し掛けた。
『お兄ちゃん!昨日は有難うね〜!』小さい女の子が母親と一緒に手を振っていた。
母親は一礼して女の子と共にこの場を去っていった。
「……あはは〜、どういたしまして〜」俺は手を振り返してにこやかに振舞った。
昨日何したっけ〜?御礼されるような事したっけ〜……。
まぁいいや〜。
其したら次は、知らない男性が俺に
近寄って来た。
『テメェかッ!!!良くも……良くも…………俺の家族をッ……』男は目を真っ赤にして俺の肩を力強く掴んだ。
「……、どちら様ですか〜?」俺は表情一つ変えずに男を見た。
「人違いではありませんか〜?」
『巫山戯るなッ……顔だって憶えてるッ』
「…………、」俺は自然と其の男を睨み付けていた。
『其の目だッ……憶えてるぞ…!!!』
其の後は憶えていない。
俺の手元は赤黒い液体で湿っていた。
「あれぇ……、男の人は何処行ったんだろ〜」
辺りを見回した。誰もいない。
「まぁいっか〜、学校遅れちゃ〜う 」
学校に到着。
「……あれ〜…もう到着した〜」
『おはよぉ美怜〜!今日も馬鹿やってるか〜?……って何だよ其の手ッ!!?』俺の友達が横を通り掛かった。
「……ん?あぁ〜、転んだ〜」嘘をついた。
何となくコレは只事では無いと察した。
『こ、転んだのか……でもそんなになるか?』友達は苦笑いして俺を見た。
「うんうん、なるなる〜」俺はにこにこと笑って応えた。
『そ、そうか……気を付けろよ〜?』
「うん、有難うね〜」俺はにこにこしながら頷いた。
1 .人助け
「……あ、あれ〜?放課後になってる〜」
何時の間にか放課後になっていた。
手に目をやると、包帯が巻かれていた。
「……保健室の先生が巻いてくれたのかな〜」
俺は支度をして教室を出た。
其したらクラスメイトの女子達が
俺を見てコソコソと話していた。
「なぁに〜?何の話をしてるのかな〜?」 俺は女子達に近付いて話し掛けた。
『ひっ、……い……いや……なんでもないっ……ス…』
「……ふぅん」
俺は女子達を暫く見ては無言で去った。
これ以上聞いても、俺と女子達が不快になるだけだ。
だからさっきの場殻去ったのだ。
「はぁ、俺何かしたかな〜?」
最近はずっとこんな調子だ。
何をしてるのか、中々思い出せない。
病気なのかな〜?
「……あ〜あ、母さんと父さんってどんな顔だったっけ〜。其れすら思い出せないや〜、参ったな〜。」
『きゃあああああッ!!!?、誰かーッ!!!!警察に通報してッ!!!!強盗よッ!!!』俺の目の前で女性が座り込んでいた。
「………、」俺は取り敢えず警察に通報しといて、強盗らしき男性を追い掛けた。
あれ、俺……こんなに足早かったけ〜?
「お兄さん、止まろうか〜」俺は強盗犯の肩を捕まえて、バッグを勢いよく奪った。
『あ゛ッ……な、何を云っている…俺は強盗犯ではないッ……!!そのバッグを返せ!!!』
「じゃあ何で俺殻逃げてたのかな〜?」
『そッ……其れは………』
「取り敢えずそこで止まってよ〜か」俺はバッグを持ち主に返し、男の手足を縄で縛った。
何で縄持ってんだろ〜。
『あ、彼の!!有難うございましたッ!!!』
「良いですよ〜、もう直ぐ警察が到着すると思うので少々待っていましょうか〜」
5分後に警察が到着した、取り敢えず 男を警察に引き渡した。其の時男の顔を見るとボコボコになっていた。女性に目を向けると少し怖がられていた。
「では俺はコレで〜」俺はこの場から去った。
『そこのお兄ちゃん止まろうか』
「はい、何でしょうか〜?」
『……キミは目撃者、其して通報した人かな?』
「ええ、そうですよ」俺はにこにこしながらそう云った。
『成程……御協力有難うございました』
「御苦労様です〜」
俺は聞き耳を立てた。
『弦白さん、どうかなさったんですか?』
女の警察官が弦白の方に近寄り、弦白の目線を辿って俺を見た。
弦白『………いや、何でもない。』
弦白は強盗犯の男を無理矢理パトカーに押し込んで行ってしまった。
「……疑われてたんだろうな〜」
2 .勧誘
記憶が飛んで夕方、気付いたら俺は
知らない奴等と共に歩いていた。
「此処は?其れに……君らの名前は〜?」
『はぁ!!?さっき自己紹介したばかり…』
猫耳の男の子の話を遮って関西弁の男の子が止めた。
『蒼、そんなこと云ったらアカン。さっき聞いたやろ?記憶力が余り無いって。』
蒼『確かにそうだけど……』猫耳の男の子は蒼って云うらしい。
「………?、どう云う状況〜?」
『あぁ、ごめんな。改めて、俺は楠瀬鈴やで』
蒼『俺は楠瀬蒼だよ』
「へぇ〜、じゃあ二人は俺の名前ももう知ってるんだ〜?」と云うと、二人は『うん』と息ぴったりに応えた。
「ふぅん?……で、俺らは何処に向かってるの?」
鈴『ん、えっとー……ポートマフィアやで』
「ポートマフィア?……ポートマフィアって横浜の極悪組織の?」
鈴『せやで〜、いきなりで驚いたやろ?ごめんな〜』
蒼『俺と鈴は悪くないでしょ。美怜がポートマフィアに入れてくれって云う殻…』
「え?俺が〜?」記憶が無い間俺はそんな事を云ってたんだ〜……。
鈴『せやで〜?にしても美怜は凄いな〜!』
「何が〜?」
鈴『記憶が無いかもしれへんけど、俺と蒼が任務で詰んだ時に俺らに数秒先の未来を教えてくれたんだよな! 』鈴は目を輝かせて俺を見た。
「未来……?」俺にそんな事が出来たっけ?なんて思いながらキョトンとする。
鈴『もしかして異能力か?』
異能力……異能力か、……。
持ってるのかな、俺が知らないだけで。
「う〜ん、そうなのかな〜?」
蒼は俺の手を取って身を乗り出した。
蒼『だとしたら最強だよなー!』
「……そうなの〜?持ってても余り使えないと思うよ〜。戦闘能力なんて無いわけだし〜」
鈴『あるやん!!未来予知って敵の攻撃で何が繰り出されるのか分かるんやで!?』
「……ふぅん、そうなんだ〜」俺は異能力の話よりもポートマフィアと云う組織に入ろうとしていた事に少し驚いた。
此処最近の俺の行動は、不可解そのものだった。
ある時は俺の片手に血が着いていたり
俺の寝ていた隣に隙間があるのだが、
その隙間に血が湿っていたりとか……
先程の様に強盗犯の男性の顔が
ボコボコにされていたりと………
あれは絶対俺がやった。
だとしたら捕まるのが妥当なんだろうけど…
面倒だな〜……
「……ポートマフィア、か〜……」
二人は俺の顔を見つめる。
「入ろうかな〜……」俺はニッと笑って二人を見た。俺は間違ってる。でも、此処で捕まるのはごめんだ。
鈴『!!、意外やったわ………なら!これからも宜しゅうな!』
蒼『宜しく!……あははっ、俺ら勧誘上手かもね〜!!!!』
鈴『せやな!!首領もきっと喜んでくれるやろ〜ッ!!!!』
「……わははっ、宜しくね〜」俺はクスッと笑って挨拶をした。
3 .追いかけっ子
あれから少し経って、 俺は学校を中退した。
中退しても叱るやつも何もいない殻
気が楽になった。
今は鈴と蒼と上手くやっている。
だがポートマフィアに入って殻と云うもの、
色んな輩に追いかけ回される日が続いていた
「………最近俺を追っかけ回してくる輩が沢山いるんだよね〜」
俺は路地裏に着けば立ち止まった。
弦白『其れは貴方の行動が相応しく無いからですよ』このお兄さん、見たことがある。
あの鋭い目付きに鈴が付いたピアス、其して警察帽なのかなんなのかは知らないがあの時も被っていた。
「あぁ、お兄さん〜」
弦白『憶えておられるのですか?』
「えっとぉ……誰だっけ〜?顔は憶えてるんだけどね〜………」俺はお兄さんの顔をじっとみた。
弦白『はぁ……、弦白槿です。私は貴方を捕まえに来ました。』
「はははっ、そうだね〜…………
でも、弦白さんに俺は捕まえられませんよ。」
俺は目を細めて笑みを浮かべて弦白さんに近付いた。
「…………もうあの時の俺はいないんです。
人の為に動くなんてそんな馬鹿らしい事、
俺がすると思いますか?」
俺はそう吐き捨ててこの場を後にした。
「もうあの時の俺はいない、か……
自分で云っておいて……あの時の俺ってどんな俺だったっけ………ははは、もう思い出せないや〜。参ったな〜…… 」
俺の記憶に少しずつ霧が掛かるようになって来た。
此の前病院に行ったら、
『多重人格障害と診断された』
未だ誰にも話せていない。
其れは16歳になった今も。
𝙿𝚛𝚘𝚏𝚒𝚕𝚎໒꒱
荒波美怜
15歳(現在16歳)
好きな物 ボケ、血
嫌いな物 虐め、ごみ
其の他 多重人格障害を患っている。しょうもないボケで台無しにする。モデルのような美形と体型を持っている。