どうもミライです!特に語ることがないのですぐ話に入ります!今回のタイトルはもう傘はいらないです!それでは〜どうぞっ!
ゾムside
パチリ、ふと目が覚めた。体を起こし時間を確認するともう少ししたら昼になりそうやった。今日
はせっかくの休みだと言うのにとても憂鬱や。いや、今日だけやない、ここ最近ずっと憂鬱
なんや。 理由は俺に悩みがあるからや。最近ずっと考えてしまうんや。この軍にとって俺はいらない んやないかと。だって、グルッペンはふざけたりしているが皆に優しく時には厳しい、だけど俺らの ことを必ず導いてくれる。トントンは皆のことをよく見て支えてくれる、そして揺らぐことのない正 義の心を持っている。マンちゃんは困り事を親身になって聞いてくれて手伝ってくれる、そして一流の 話術で利益をもぎとってくれる。大先生は屑だの言われてるけど実際は皆のことを気にかけているお 人好し、そして重要な時にこそ本領を発揮する。シャオロンは人の事をよく煽っているけど本当は近 接最強の名に恥じないようにと鍛錬しているとても真面目な努力家、そして近接最強の名にふさわし い戦果をあげる。コネシマは心がないとか言われているが実際はとても優しく人の心に寄り添ってくれ る、あの大きな響く声は仲間の士気を上げてくれる、ひとらんは仲間が傷つけられると復讐鬼になる ほどの仲間思い。そして動物たちを愛する慈愛の心を持っている、しんぺい神はホモだのなんだのあ るがただ仲間に傷ついて欲しくないだけ、そしてその持ち前の技術で多くの命を救っている。ロボロ はチビだのからかわれてよく怒っているが本当のロボロはそんなものにも負けないような屈強な精神 を持っている、戦場に響き渡るあの天の声は安心感を与えてくれる。エミさんはぬけている所がある が色んなことを話してくれて仲間の話をする時仲間思いなのがひしひしと伝わる、そして知識に関し ては誰にも負けずその頭脳からたてられる戦略は目を見張るものがある。ショッピくんは言動と対し て意外と先輩思いであの技ののみこみの速度には目を惹かれる、そして後輩なのに先にいた幹部と並 ぶくらい堂々とした態度はツーマンセルとして頼り甲斐がある。チーノはまだ戦闘も弱いがあの目標 へと向かっていく健気さそして貪欲さは誰にも負けないと思う、あの健気に頑張る様子は見てる方も
元気が出てくる。…………考えれば考える程仲間たちのいい所は思い浮かぶ。けど自分は?自分は…………
ただの戦闘狂だ、皆みたいにいい所なんてあるわけない!戦闘狂なのに書類もできず足を引っ張るよ
うなやつ軍にいらんやろ……お荷物やろ……いっそ捨ててくれればいいのに……そんなことを考えていく
内に心はどんどん曇っていって今にも雨が降ってしまいそうだ。心がどんよりしてしまって
いるがせっかくの休日なんだ楽しまなければ《自分を騙しきらなければ》そういう強迫観念かのような何かが
次第に襲ってくる。俺は出かけることにした。
「せっかくの休日なんや!楽しまんと!」
いつものような笑みを貼り付けて………………
「ふぅー着いたぜ!お腹すいたなぁ……」
俺、ゾムは街に来た。そして現在お腹が空いている
「どっか寄ってくか!どこにしようかな〜」
どこに寄ろうか、そんなことを考えているとお昼時に丁度よさそうなレストラン見つけたあそこに寄 ってみよう
カランカラン
店員「いらっしゃいませ〜お好きなお席へどうぞ〜」
そう言われ席に座り、メニュー表を見ると食べがいがあるものが沢山並んでいる。食害用の店として 長く通い続けるかもしれんなぁwwそんなことを考えながらも店員さんに注文しようと声をかける。
「すいませ〜ん」
店員「はい、ご注文お決まりですか?」
「えっと、このセットを一つとこれとこれと…………これでお願いします」
店員「は、はい承りました少々お待ちください。」
美味しそうなのでつい沢山注文してしまった。来るのが楽しみやなぁ……
店員「お待たせしました!」
そう言われると目の前にたくさんの料理が並べられるどれもいい匂いが漂い美味しそうである。
「いただきます!」
モグモグ
「うまぁ!」
とても美味しくてモグモグと夢中になって食べていたらあっという間に完食してしまった。
「ごちそうさま〜また来るな!」
お代を払いそう伝えると店を出た。
カランカラン
その後は食べ歩きをしたり、武器屋にいって武器を買ったり、感謝の印で皆へのプレゼントを買った。そろそろ 日が暮れるので軍基地に戻ろうと思い歩みを進めていた。もうそろそろ軍基地に着くだろう。 「今日はいい一日やったなぁ……なのに…なのになんでこんなに辛いんやろ……」
ポロポロ
あと少しで軍基地に着くというところで涙が流れてしまった。止めなきゃと思うが、一度流れてしまったものは
そう簡単に止まらない。満たされているようで満たされない、まるで幸せの箱に穴が空いてしまったようだ。せ っかく騙せていたのにでてきてしまったか。泣いているのを周りに見られたら心配されてまう。周りに見られな いようにしなければ、周りに見られないように?
「ハハッ、簡単なことやん。」
どんなに辛くても泣いてしまいそうでも、顔に出さず心にしまっとけばいい話じゃないか。あぁ、心に雨が降っ てくる。辛い、見ないで、寂しい、悲しい、助けてそんな負の感情の雨はより一層強まっていって止まることを 知らない。もう晴れることはないようなほどに強くなってしまっているのだから。俺はもうびしょ濡れだ、でも もう顔には出さない。どんなに俺は足でまといでも役たたずでも“ 幹部”なんやから迷惑をかけないようにしなけ れば、大丈夫。俺なら出来る。そんな言葉を呪文のようにそして呪いのように唱える。そうしたら誰か助けてと いう自分自信ごと雲に覆い隠され騙されてしまう、こうすればもう涙なんか流れない。本当の自分なんか知るや つはもういない。いつもみたいに笑顔の顔を作って……
「完璧やな!」
そういってから軍基地へと歩みをまた進め始めた。
「ふぅーただいま〜!」
コネシマ「ゾム遅いで!一人ぼっちで暇やったんやぞ!」
今はコネシマ以外居ないようだ。
「みんなどこや?」
コネシマ「オスマンとひとらんは……たしかF国に外交に行くから明日まで帰ってこぉへんで!」
コネシマ「トントンはペ神監視で強制療養、グルッペンと大先生はロボロ監視で貯めてた分の書類仕事」
コネシマ「チーノとショッピくんはさっき任務に行って、エミさんはシャオロンと戦闘訓練してるで!」
「これでもかってほどにあるなぁwww」
コネシマ「……」
「どうしたんやシッマ?」
コネシマ「ゾム、お前無理してるやろ」
「む、無理してる訳ないやろ」
急に隠していることを当てられ噛んでしまった。バレていないことを祈る。
コネシマ「今の返事で確信に変わったわ。絶対なんか隠しとるやろ」
あぁ、バレてしまったようだ。どうしようか。
「分かった!分かったから。他には聞かれとうないから移動してええか?」
コネシマ「絶対逃げんなよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コネシマ「で、ここ来たけどお前なに隠してんねん。」
もうあと戻りはできなそうだ。腹を括って話すことにした。
「あ、あのな実は悩みがあんねん。」
コネシマ「悩みってなんや?」
「え、えっとなッ」
怖い、辛い、嫌われへんやろうかそんな風に思って話せない。
コネシマ「大丈夫やゾム、何があっても俺がゾムのこと嫌うわけないやろ!」
顔に出ていたのか、シッマにそう言われた。大丈夫、大丈夫そう心に言い聞かせ話し始める。
「悩みってのは俺、この軍にいらないんやないかって思ってるんや。」
コネシマ「そんなわけないやろ!」
「だ、だって皆にはいい所あるけど、俺ただの戦闘狂やで?書類なんかも出来へん役立たずやし……」
コネシマ「他の皆はなぁ、お前が書類出来ないってのは分かってる上で幹部にしとるんや。」
「幹部なのに迷惑かけちゃあかんやろ……」
コネシマ「幹部やから迷惑かけんのがあかんわけないやろ!」
ビクッ
シッマがとても怒ったように大声で言う。俺が喋れる隙などなさそうや。
コネシマ「お前は自己評価が低すぎるんや!書類が出来ない?役立たず?幹部に約立たずなやつなんかおらんの や!書類が出来なくてもお前には幹部なれるほどの力があるんや!幹部やから迷惑かけちゃあかん?そんなわけ
ないやろ!俺らやって散々迷惑かけてるやろ!もっと俺らのこと信頼してくれや!」
「信頼?」
コネシマ「そうや!信頼や!お前がいってる“ 迷惑”は迷惑なんかやない!俺らがお前のこと嫌うわけないや
ろ!お前が頼ってくれたら俺らは嬉しいんや!だからお前はお前の好きなようにしたらええんや!」
あぁ、シッマはなんて優しいのだろう。たとえ自分がびしょ濡れになろうと心配して他の人に傘を差し出し、救 い出してくれるような。シッマの様子を見ていたら、今までの悩みなんてバカらしくなってきて笑いが込み上げ てくる。
「くふふww」
コネシマ「ゾム?大丈夫か?」
「もう大丈夫やで、ありがとうな!」
コネシマ「本当に大丈夫なんやろうな?」
やっぱりシッマは優しいな。シッマもう大丈夫やで、心は雲一つないほど綺麗に晴れていて清々しい。シッマ、
だからな、
もう傘はいらない
おまけ〜ゾムが皆に感謝の印であげたもの〜
コネシマ
「シッマ!」
コネシマ「なんやゾム?」
「あのな、はいこれ」
コネシマ「これって俺がよく使っとる剣の新品やないか!」
「シッマが使っとった武器、ボロボロやったから欲しいやろなって思って!」
コネシマ「ゾム、ありがとな!」
「おう!」
プレゼント、新品の剣
鬱
「大先生!」
鬱「なんや?ゾムさん」
「あのな大先生、これいつものお礼や!」
鬱「これ俺がよく吸っとるタバコやんけ!わざわざ買ってきてくれたん?」
「うん!大先生よく吸うから欲しいやろな〜て」
鬱「ゾムさん、ありがとな〜」
プレゼント、鬱愛用のタバコ
ショッピ
「ショッピくん!」
ショッピ「ゾムさんですか、何か用ですか?」
「これあげるわ!」
ショッピ「これって俺が欲しかったバイクやないですか!」
「前、ショッピくんが欲しそうに見てたから買ったんやで!」
ショッピ「え!けどこれ高かったでしょう?」
「いや、俺金には余裕あるからな」
ショッピ「えっ、給料どんなもんなんですか!?」
「ピーーーーやで!」
ショッピ「わぁーやばすぎ」
プレゼント、超高額?バイク
チーノ
「チーノ!」
チーノ「ゾムさん!なんか用ですか!」
「はい、これいつものお礼や!」
チーノ「こ、これって俺が欲しいいっとった拳銃やないですか!」
「ショッピくんと一緒に欲しいみたいなこと話しとったからな」
チーノ「ゾムさんありがとうございます!大切に使います!」
プレゼント、拳銃
シャオロン
「シャオロ〜ン!」
シャオロン「なんやゾム!内ゲバでもするか!」
「違うわ!シャオロン、はいこれ」
シャオロン「こ、これってシャオシャオシャベルやないか!」
「そや!シャオロンよく使っとるやろ?だから新しいの買ったんや!」
シャオロン「ゾム早速やろーや!」
「返り討ちにしたるわ!」
プレゼント、シャオロン愛用シャオシャオシャベル
エーミール
「エミさーん!」
エーミール「ゾムさん、何か用ですか?」
「エミさん!はいどーぞ」
エーミール「これは、紅茶のセットですか!これってかなり高いやつですよね?」
「エミさんが喜んでくれたんなら値段なんかええで!」
エーミール「ゾムさんありがとうございます!ありがたく使わせていただきますね!」
プレゼント、かなりお高め?紅茶セット
ロボロ
「ロボロー!」
ロボロ「なんやゾムか!用でもあるんか?」
「はい、ロボロこれをやる!」
ロボロ「こ、これって筋トレ用具やんけ!しかも色々種類あるし!」
「ロボロよく筋トレしとるやろ?だから欲しいやろな〜って!」
ロボロ「ゾム!ありがとな〜大切に使うわ!」
ロボロ「ゾム、ありがとな!」
プレゼント、筋トレ用具色々
ひとらんらん
「ひとら〜ん」
ひとらんらん「ゾム、何か用?」
「ひとらん、いつものお礼やで!」
ひとらんらん「これ、農具じゃん!そろそろ壊れそうだから困ってたんだよ〜」
「だから欲しいやろな思って、買ってきたんや!」
ひとらんらん「ゾム、ありがとね!大事に使わせてもらうよ。」
プレゼント、農具
しんぺい神
「ペ神〜!」
しんぺい神「やぁ〜ゾム何か用でもあるのかな?」
「ペ神、これどーうぞ!」
しんぺい神「これは、お酒か〜!」
「ペ神、お酒好きやけどあまり飲みに行けることないやろ?だからやで!」
しんぺい神「ゾム〜ありがとね〜」
プレゼント、お酒
トントン
「トント〜ン!」
トントン「なんや?ゾム、もしかして狂犬どもが内ゲバでもしてるんか!」
「大丈夫やで、大丈夫!トントンはいこれ!」
トントン「ん、これ千里馬号やないか!」
「トントン欲しがってたからな〜奮発したで!」
トントン「いや〜ゾムありがとうな!あのグルなんちゃらのせいで買いに行けないままやったから。」
「あぁ〜……」
プレゼント、千里馬号
オスマン、グルッペン
「マンちゃーん!グルッペン!」
グルッペン「む、ゾム何か用か?」
オスマン「ゾム〜何か用めぅ〜?」
「二人ともにプレゼントや、はいこれ!」
グルッペン「こ、これは甘味じゃないか!」
オスマン「甘味めぅ〜」
「ちゃんと二人分あるから喧嘩せぇへんでな!喧嘩したら没収やで!」
グルッペン「む、分かったぞ」
オスマン「分かっためぅ〜」
プレゼント、大量の甘味
その後・・・・・・
ゾムの部屋
「ふぅ〜みんな喜んでくれてるようで良かったわ!」
そういいベッドに寝転がる
「今日は本当にいい一日やったなぁ〜まさかシッマに気づかれるとは思わんかったわ。まぁ、なんだかんだで解 決したし、気にせんでええか!じゃ、おやすみ〜」
その事が幹部全員知れ渡りゾムが皆に構い倒されるのはそう遠くない……
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