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ーイッテツSideー
『あ、来た来た。』
「お待たせリトくん。」
『テツお前頭びしょびしょじゃねーかよ笑』
お風呂上がりのびしょびしょの俺の髪を見て爆笑してるリトくん。
「いやー、自然乾燥でいけるかなーって笑」
『風邪引くからちゃんと乾かせよ~笑』
「え、じゃあ、リトくんがやってくれる?」
『ったく、しょーがねぇーなぁ笑』
そんな言葉とは裏腹にニヤニヤしちゃってさ。
『ほら、ドライヤー持ってきてこっち座れ。』
リトくんが足の間をポンポンと叩く。
ブォォォォォ。
『熱くないか?』
「大丈夫、気持ちいいよ。」
なんでリトくんに乾かしてもらうのってこんなに気持ちいいんだろう。
大きな手でわしゃわしゃと撫でてもらってるしたいな感じ。
なんかちょっと眠たくなるよね。
『テツの髪の毛さらさらだな。』
「そう?リトくんだってサラサラじゃない?」
『俺はちょっとくせがあるから。』
『触り心地?テツのはサラサラ、スルンって感じ。』
「俺はリトくんのサラサラ、フワフワの髪好きだけどね。」
『テツ、いい匂いする。』
「なに言ってんの、リトくんも同じ匂いじゃん笑」
『いや、そうなんだけど、そうじゃないって言うか。』
『すんすんしたくなる匂い。』
ッ…//!?
急に首に柔らかいなにかを感じて振り向くと、ニヤリとした顔のリトくんと目が合う。
リトくんがそっと後ろから近づいて首にキスをしたらしい。
見つめ合うこと3秒。
『ほら、そんな豆鉄砲食らったみたいな顔してねぇで前向けよ笑』
『まだ乾かしてる途中だろ?』
んな!?誰のせいだと思って//
って言葉は飲み込んで。
「う、うん…びっくりしたぁ//」
前を向き直す。
ふふん♪となぜかご機嫌そうなリトくん。
絶対俺をからかって楽しんでる。
『よし、最後の仕上げな。』
そう言って一気にわしゃわしゃと乾かしてくれる。
・
・
・
『よし、終わり!』
頭ポンポンの合図と共に髪の毛乾かし終了。
「ありがとう。」
リトくんの手が頭から離れていくのを名残惜しく感じながら、ドライヤーを片す。
テツ、こっちおいで。
呼ばれた方を向くと 既にベットに横になってるリトくん。
「な、なに//?」
隣に歩いて行くと俺をじーっと見てくる。
『いや?風呂上がりのテツも悪くねぇなって思って。』
『Tシャツにパンツ1枚。』
『その見えるか見えないかのパンツがそそられる。』
またなんか言い出したよ。
彼ホントにさ、そういうこと大好きだよね笑
まぁ、リトくんのTシャツからちょっとだけ見える腹筋がエッチだと思ってる俺も人のこと言えないんだけどね。
「またリトくんそんなことばっか言って。」
『テツだって俺の腹見てエロいなーって思ってんだろ笑』
『顔に書いてあるぞ。』
え、なんかバレてるんだけど!?
『ッハハ!今度は図星って顔してる笑』
「そ、そんなことはいいから、早く隣入れてよ//」
『お互い様だろぉ?そんな照れんなよ笑』
そう言いながら隣を開けてくれる彼の腕枕に頭を乗せた。
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