「ほんの少しの事だった…」
友達と明日の学校の事や推しの話などしていつもみたいに盛り上がっていた。少し喉が渇いたので、立ち上がろうとしたら…運悪く椅子が滑り俺は頭から床に突っ込んだ。
「今凄い音したけど大丈夫?遥斗?」
「…」
「遥斗!返事しろ!」
(…あぁ…意識が遠退く…何で俺ってこんなに運が悪いんだろ…)
目を覚ましたら光が強く射し込んだ。そこには天使?みたいな人が居た。
「貴方は、椅子から転げ落ちて亡くなりました」
「うわぁ…死亡理由が情けないなぁ。」
「でも安心して下さい。貴方は異世界に飛ばしてあげます。」
「…ん?え?」
「良かったですね。運が良くて」
「ん~…ひとまず喜んでおくしかないか」
天使は異世界について話し始めた。俺が行く異世界は少し不思議な人たちがたくさん居るんだとか。でも異世界ってだいたいそんな感じなような…。
「貴方は能力もあげます。」
「能力?」
「はい。貴方は(ほんの少しの未来が見える能力)です。」
「ただし、あまり使いすぎてはいけません。」
「ほんの少しの未来?」
「はい。それは異世界に行ってからのお楽しみですね。」
「それでは」
「え?あ、ちょ。」
俺の回りが一気に暗くなり、落ちてるような感覚がした。てか、能力が気になりすぎる…
(良く分からないけど、とりあえず異世界生活が始まるってことで良いのかな?)
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