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《us視点》
突然だが、俺はrtが好きだ。
彼とは何処までもしたいと思ってるし、何をされてもいいと思えるほどに想いを寄せている。
彼が望むのならなんだってやってやる。
そう意気込み、実行できるほどには惚れていた。
けれど、俺の身体はもう清さを失っていた。
kyに許してしまったのだ。この身を。
今も恋人でも何でもないただの友達の彼の趣向に付き合って身体を好き勝手にされている。
情けない…
こんなところ、彼に知られてしまったら幻滅なんて甘いものでは済まされないだろう。
彼以外の棒で快楽にのまれながら喘いでいる。
よがるように狂い泣く俺はもう穢れていた。
このみっともない姿を彼に見せるなんてタヒにたくなる。
彼の物になりたいという俺の思いは叶って欲しくない。
そう思いながら達する。
暫くして、俺の精液がその先まで達すると kyの満足まで行為が終わって、後処理を始める。
こんなことしても埋まるはずないと分かっているのに
愛されない行為でも、身を委ね、俺を求められているようで許してしまう。
生まれもったプライドはとうの昔に捨てられてしまって、今は空白を埋めるための傀儡と化していた。
虚ろになる視界で快楽と共に寂寥感を感じる。
後日…
また今日も呼びつけられた。
kyの家で目隠し放置プレイをさせられる。
kyの家は部屋が防音で、大声を出しても他の部屋には聞こえなかった。
馴れた手付きで俺の胸にも穴の中にも玩具がついて、棒の先端にもつけられる。
起動すると部屋中に俺の声が響いて、何度も達していた。
「あッあんッ♡」と言葉と取れない声しか聞こえない。
醜いな…
真っ暗な視界の中、なんの抵抗もなしに唯々感じていると
kyが部屋に入ってきた気配がした。
何かを喋りながら俺の穴から静止した玩具を取り出す。
胸元に手が当てられ、他の箇所も全て玩具が取られると、穴に何かがあてがわれたのがわかった。
覚悟して、入ってくるのを待つ。
卑猥な音を鳴らしながらゆっくり奥まで詰めようと入ってくる固形物。
温かみと大きさを感じて何なのかはっきりと理解する。
us「ん”っ…ッぅ”ぁっ……」
ズボッ パチュンッ ジュポッ
us「ぁんんッ…ァッあんっ」
しっかり奥まで何度もピストンを繰り返すので、意図せずとも絶頂まで到達させられる。
たまに食べられる胸の突起も相まって更に快楽が加速されていた。
ズズッ…
一旦、抜かれてあてがわれたまま待機される。
それから入り口から速いまま、奥まで一気に入られた。
腰が浮いて、身をさらけ出すように達する。
ビクビクッと震えてガクガク腰を振っている。
その様子で面白いと感じたのか外まで抜かれて、またあてがわれた。
いまかいまかとタイミングを待ちながら俺もこのプレイを楽しむ。
この行為の関係が始まってだが、俺はMの素質があることに気づいた。
kyとはこの放置や、目隠しだけでなく、首絞めもしたことがある。
あの時はしヌかと思ったが、それでも興奮している自分がいた。
気づきたくなかった事実だが、受け入れたことで今ではもうただのプレイとしか消化されなくなっていた。
…なんだ?焦らしプレイか?
こう回想しながら彼の再度の投入を待っていたが、
抜けてから中々入ってこない棒にしびれを切らしてくる。
ムッとして俺は自分から入り込ませるように身体を寄せた。
小さくヌプッ…と音がする。
次の瞬間、待ってましたと言わんばかりに奥まで一気に入られた。
あまりに急だったので、息が詰まってカヒュッと息が喉で止まった。
それからは容赦なく奥がずっと打ち付けられる。
それによって俺も、また達するのが当たり前のように喘いで、快楽に溺れた。
気持ちいい♡気持ちいい♡気持ちいい♡
けれど、行為の最中俺は1つの違和感を感じていた。
それは、この今入れられている棒について。
何かいつもと違う気がするのだ。
もちろん、温かみはあって人のものだとわかるのに、何かが違う。
「…ky……?」
俺が確認するように名前を呼ぶと、笑った声が聞こえた。
手が目元に当てられると目隠しを取られる。
え?今足にも両手が置かれていたはずでは…?
まばゆい光に目を慣らすと目の前に見えたのは
2人の男だった。
1人はあいつ。
そして、もう1人は…
レトルト !?
嘘ッ…なんで!俺の中に入ってるのって…!
目の前に映るのは俺の両足に手を置いて、棒を俺の穴に隠したrt。
パニックと羞恥心と焦りで目に涙を貯める。
行為によってではない汗が流れ始め、俺は逃げるために身体を起こして身を引こうとしたが、kyによって押さえつけられてしまった。
kyが指示を出してまたrtに中で動かれる。
今度ははっきりとrtの棒が俺の穴に入れてるのが見えて更に動揺する。
us「ッ…なんでッあ”ッッんやぁ”ッ…」
ジタバタ暴れようにもどうすることもできない。
ただ快楽を取り込むしかなかった。
情けなく出てくる俺の喘ぎ声。
今回ばかりは聞きたくなかった。
やだ…やめろ!と繰り返し抵抗をみせるが効果はない。
少し経つと彼が俺の中で達する。
彼の微かな喘ぎとイキ顔が見れた。
白い液の温もりが俺の中でじんわり広がる。
朦朧とする視界。
もう何度も達してしまっているせいで息も安定することはなかった。
なのに、今日はいつものように意識を飛ばすことができなかった。
浅い息をしながら、細まる目は彼を補足する。
us「なん…で……」
今回ばかりはいっそ飛ばして欲しかったと思いながら、 戸惑う声を掠れて出す俺。
俺の頭の上方に座っていたkyが笑った顔で俺の手を離した。
『ほらうっしー、rtさんとできたよ?良かったね笑』
クソ野郎っ!!
kyを睨んで軽蔑の視線を向けるも彼には効かない。
ky『嬉しくないの?』
嬉し……っ
俺はrtに、愛する彼に入れられて嬉しいはずなのに、悲しんでいた。
辛いと感じる情が大きくて、彼を愛おしく見ることができない。
rtは俺の中から抜くと俯いて謝罪を呟く。
ky『rtさんも、うっしーのことが好きなんだって』『よかったね両想いで』
『うっしーの処女は俺が取っちゃったけど、これからは2人でできるな』
この現状がどんなに俺達が苦しんでいる状況なのか、理解していないかのように平然と話すky。
ky『じゃ、あとはお二人さんで』
ひらひら、と手を振って部屋を出ていってしまった。
2人だけの気まずい空間ができる。
『あ…、の…うっしー……』
沈黙下、おどおどしながら声を出すrt。
『俺、まさかうっしーがこんなことしてるなんて知らなかった』
俺にとって苦しい切り出しに
起き上がって話をしようとしていた俺は、つい口を噤んでしまう。
「っ……」
rt『今日も、キヨくんが家に来てって呼ばれたから来ただけだし、こんなこと、するつもりなかった』
『けど、ごめんなさい。うっしーのサれてるところ見たら怒りで頭おかしくなっちゃって』
『本当は、止めるべきだったって分かってたのに止められなかった』
目の前で深々と頭を下げて謝ってくれる。
誠心誠意という言葉がよく似合う様だ。
「いや…俺こそ……」
上体を起こして座った。
枯れた声で更に涙を流したことによる詰まりでガラガラ声が出る俺。
懺悔の気持ちと、背徳感で言葉を選ぶ。
us「こんなことしてるなんて幻滅される行為だって知ってたはずなのに、甘い言葉に誘惑されてこんなことにまでしちゃって…」「俺だって止めるべきだったって分かってたのに止められなかった」
rt『そんなっ、止めるなんてできなかったんでしょ?』『あいつに聞いたらうっしーの行為映像まで撮ってるって見せてきて…!』
rtは辛そうな声で言いながら、その目は思い出して苛立っているようで鋭くなっていた。
確かに、俺はプレイの一環で撮ったことがある。配信中までプレイされそうになったことがあって、否定したらその妥協点としてそれが採用されたのだ。
us「そんなこともあった…けどっ…でも」
「kyのプレイに巻き込ませて変な空間に押し込めて…」「俺はどうせ満たされたい欲求が満ちたら止めれそうだったし」
目を伏せてrtを全く見れずに唇を噛んだ。
沈黙が続き、思いが… 想いが…ピキピキと音をならして壊れそうになる。
過呼吸になりそうな感情が俺の中で渦巻く中
rtはそんな俺をそっと下から覗き込んだ。
そして、俺の手を両手で包み込んで雫を溢しながら言葉を紡ぐ。
『俺、うっしーのこと好きなの、!』『俺が…俺が、うっしーのこと満足させて見みせるから!っだから、もうこんなことしないで…、っ俺を代わりにして…!』
苦しそうに話す彼。
俺も彼の姿にボロボロと涙を溢した。
「っ…こんな、穢れた俺なのにっ…俺はっ…俺は…だめだ!」「…俺だってレトルトのこと、好きだけどっ…俺はレトルトと関係を持っていいほど綺麗じゃないっ…!」
本当にそうだ。
今は同情で想いがあっても、俺が愛を与えていい存在ではない。愛を向けられていいはずがない
カタカタ震えて話す俺に
rtは、握る手を離すと、ガバッと上半身を抱き締めてきた。
ギュッと強く、俺が潰れてしまうほどに力を込めてくる。
rt『そんなこと言わないで!!俺は、どんなうっしーでも愛してる』『うっしーが良いと言うのなら俺はうっしーと付き合いたい』『うっしーも、俺のことが好きなら付き合って!!』
us「っ…いい…の?こんな…こんな俺が……」
rt『うっしーは、俺のこと好き??』
us「好きっ…!」
rt『なら、これからは俺と恋人。よろしくね』
笑顔で幸せそうな声色を聞かせながらホロリ、一筋の涙を流すrt。
彼はこんな穢れた俺を受け入れてくれて、その日から恋人という存在として関係を続けてくれることとなった。
俺も幸福でいっぱいの胸をもって彼のモノになることを誓った。
ーーーーーーー
「やっぱり、だめだったよな…(苦笑」
「身体で墜とそうと思ったけどそう簡単にはいかないか。」
「はぁ、これはrtさんに軽蔑されただろうし、もう関われないかもな」
「usも…もう近寄ってこないでしょ」
「っ…俺の方が好きだったはずなんだけどなぁ…」
ボソボソと1人で話す男は彼らの話を外から聞き、涙を流していた。