この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません
岩本→「」
深澤→『』
宮舘→【】
佐久間→《》
なんか飽きてきちゃって雑になってきてます、後半だてさく?さくだて?メインだし
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岩本side
彼と出会ってから半年たった。相変わらず彼はテキトーに学校に来ていて、神出鬼没な感じ。でも一つ変わったと言えば女遊びがパッタリやんだらしい。”アイツ遊んでた女の子全員きったらしいんだよ!”佐久間先輩がビックリしてた。
【まーた探してんの?】
「?!あぁ舘さん…」
【深澤先輩ならそろそろ校舎裏行くと思うよ、なんか呼び出されてたらしいし】
「あ、そうなの?」
【…告白、かな】
「え」
【だって、あの深澤先輩が女遊び辞めたんだよ?本命出来たに決まって…】
彼の言葉を聞いた途端駆け出してしまった。ひょっとしたら誰かに先を越されてふっかに恋人が出来てしまうかも。そう思うと胸がぎゅっと締め付けられて耐えられなかった。別に俺は彼の後輩でしかないけれど。彼からしたらなんか懐いてきてるムキムキくらいにしか思われてないかも知れないけれど。誰かにとられるのなんて絶対に嫌だった
《…深澤くん、あの…す、好k》
「ちょ待っ…!!」
『…?!……え、?』
校舎裏へ行くと女の子にしては身長の高い子と彼がいて、今まさに告白しようとしているところだった
『え、なんで照…』
「あ、ごめん…これ、は、違くて…?いや違わないか、。いやあの、なん…て言えばいいんだろ、」
女の子は俯いて黙り込んでしまったせいで顔も見えない。申し訳なく思ってはいるものの目の前のふっかにしか俺の心は無くて、勝手に口が動き出す
「舘さんから、ふっかがここ居るって聞いて。告白かなとか言うからなんか、教室飛び出してきちゃって…」
『え、どゆこと?なぁにお前まで俺のこと好きに…』
「好きだよ」
『え、?』
「出会ったときからふっかのことが好き」
ポカーンとした顔をして止まっている。あの背の高い女の子はいつの間にか居なくなっていて、俺と彼だけの世界にいるような錯覚に陥る。沈黙さえも心地よくて、本当に彼のことが好きなんだろうと改めて感じた
『…いやでも、俺あんだけ遊んでんのよ?』
「いや俺あの時どっかの女とキスしてたふっかに一目惚れしたから」
『はぁ?!』
「遊ぶの辞めたって聞いて、本命出来たんじゃね?ってのも聞いて。俺じゃないってわかってても伝えずに後悔するの嫌で」
『やべえなお前…』
「もうこの際やばくても何でもいい、けど、ちょっとでも意識して欲しくて」
『えー…じゃあ、付き合う?』
「はっ?」
『え、だからぁ、付き合うかって聞いてんの!』
「え?いやいやでも俺…」
『俺もお前のこと好きだっての、気づけばか!』
俺の突発的な行動により、まさかのお付き合いがスタートした
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佐久間side
《りょーたー!ただいまー!!》
【お、お帰りなさい】
2年の教室へ足を運ぶと愛すべき恋人が待っていた。おかえりなさいだって、結婚したら毎日こうやって出迎えてくれんのかな。今日も俺の嫁が可愛い
【どうだった?】
《付き合ったんじゃね?》
【なんでそんな曖昧なの笑】
《最後まで見てねえもん笑 でも照はちゃんと好きだ!って言ってたよ》
【さすが照、漢だねぇ笑】
クスクス笑いながら俺がさっきまで被っていたカツラを指先で弄り出す。なんでカツラがあるかと言うと、あの二人どう考えても両想いなのになんで付き合わねえんだろうな、ってことで俺らからのドッキリ的な感じで女装した俺がふっかに告るフリをしていた。めっちゃ暑かった
《まー次の日からの距離感見てたらわかるだろ》
【そうだね、じゃあ俺たちは帰りますか、】
《うぃ、もう準備できてる?》
【ん、大丈夫】
《…あ、時間あるしこれからどっか行く?》
【あー…】
《ん?あ、なんか用事ある?無理そうならぜんぜ》
【いやあの、明日休みじゃん】
《?うん、》
【これからと明日って暇?】
《暇極めてるけど》
【うち来ない?】
《え、いいの?》
【いいよ】
《っしゃ!じゃありょーたの親御さんにも挨拶…》
【あ、いや今日親居ないんだよね。だから泊まってかない?】
夕日のせいか、気温のせいか。彼の頬はほんのり紅色に染まっていた
コメント
8件
skdt👍
いや、全然最高ですけどねぇ、笑 ふっかの女遊びをもっと見たかったなぁ(違うそうじゃない)
どっちのカップルも進展中ですねぇ🤭🤭