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なんで?
なんであの子は褒められるのに僕は褒められないの?
あの子より僕の方が頑張ってるのに。
僕は『頑張ったね、偉いね』って言う言葉が欲しいだけなのに…
クラスメイトも、友達も、先生も、
自分も
お母さんに必要とされるのなら全部捨てた
自分の考え、気持ち、感情、性格
自分のことなんてどうでもいい。
お母さんに必要とされるのなら、僕は…
なんだって捨てる。
優歌))ふわぁ〜…あ、もうこんな時間、早く学校行かないと〜
僕はいつもどうりの朝を迎えた。強いて変わったことと言えば、お母さんが先日他界したことぐらい。僕はお母さんの為になにかも捨てた。けどお母さんがいない今、僕はなんの為に頑張ればいいのか、さっぱりだ。
優歌))…ごめんね、お母さん。僕、お母さんの理想になれなかったよ、ホントにごめんなさい。
僕は仏壇に飾ってあるお母さんの遺影に向かって話しかけ、家を出た。
……僕に、生きる理由はあるの?