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すれ違う俺たち

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すれ違う俺たち

2 - いつもどうり

♥

373

2024年12月11日

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5:30

みんなより朝早く起きてみんなの朝食を作る。休日はパンケーキとか凝ったものを作るが平日は忙しいので、白いご飯に納豆を出して終わり。

それだけだと朝早く起きなくてもいいが、ないことアニキの弁当を作らないといけなく、いつも早起きをしている。

最初の頃は眠いし、だるいし地獄だったけど、今は慣れてきて勝手に5時半に起きるようにまでなった。

朝ごはんと弁当を作ってたら6時になっていた。

そこから、夕方にはできない、掃除をして7時にあいつらを起こす。

その前にアニキが6時半に起きてくるから、アニキ朝ごはんだけ、テーブルに置いておく。

それが朝のルーティン


黒「おはよぉ〜」


青「あっ!アニキ!おはよ!」


黒「今日も朝ごはんありがとな!」


青「いーえ!」


黒「あっ、そや、」


青「ん?」


黒「今日、会社の飲み会あってな、帰り遅くなるかもしれへん」


青「全然大丈夫やで!じゃあ夜ご飯要らん?」


黒「おん、夜ご飯は大丈夫やで」


青「りょーかい!」



黒「そろそろ行ってくるな!」


青「行ってらっしゃい!」


黒「家事とかよろしくな」


青「気にせんといて!仕事頑張ってな」


黒「ありがとう、行ってきます!」


ポンポン(🦁が🐱の頭を撫でる)


いつも夫婦のようなお見送りをしてアニキを送る。

そして下の弟たちを起こす。

ないこ、りうら、いむしょーの順に起こす。特に意味は無いが部屋が遠い順から起こしていく。


青「ほとけ!しゃきっとしろ!」


水「んぅー」


そして4人が朝ごはんを食べてる間に洗濯と、4人の部屋の掃除をする。

アニキは自分から掃除してくれていつも綺麗だから、掃除はしない。最初は掃除とか無理すぎてやってなかったけど、さすがにやばいってなって、週1から少しずづ掃除する習慣を身につけて、毎日するようになった。


8:30


ようやくみんなの支度が整ったから、それぞれの学校に向かう。

りうらは小学校、いむしょーは中学校、俺とないこは高校に行く。

みんなで今日の夜ご飯の話や最近、学校で流行ってるものなど色んな話をして歩いていく。りうら少し遠くて片道20分、いむしょーは近く片道5分掛からないかくらい、俺は、電車に乗って10分くらいでみんなばらばらだが、途中までみんな同じ道なので仲良く登校してる


青「はぁ、」


ないこと電車を降りて駅から出てすぐにため息をついてしまった。

特に意味はなく。ただ単に咄嗟に出てしまった。


桃「大丈夫?」


ないこが気遣って心配してくれた。特に何も無いと言うと余計心配されるから、抵当に嘘をつく。


青「なんもあらへんよ?ただ今日テストだるいなぁー思って」


桃「そっ、か、」


青「ないこもなんかある?」


桃「えっ、あ」


急に少し、気まずくなる。ないこはいつも気遣ってくれてなんでも聞いてくれていい子だけど、、なにか不満とか、

と考えていたらないこが話し出した。

桃「あのさ、今日」


青「うん、」


桃「友達と、遊んでいい?」


青「ん?」


桃「えっと、だから友達と遊んでいい?」


青「おん、ええよ?」


桃「いいの?」


青「おん、それだけ?」


桃「えっうん、まぁ、 」


青「全然えーで」


桃「まぁ正直に言うとお小遣い欲しいなぁ〜って」


青「えっー、うーん」


桃「や!大丈夫!冗談だから」


青「5000円だけでも大丈夫?」


桃「えっ、」


青「俺今、5000円しかないから」


桃「いや、冗談だから」


青「ええよ、ええよ」


桃「でもっ、」


青「いつも我慢してもらっとるし」


桃「じゃあお言葉に甘えて」


青「おん!」


桃「ありがとう!」


青「楽しんでな」


そんな会話をしてるうちに気づけば校門の前まで来ていた。

ないこは1年だから1回の教室、俺は3年だから3回の教室に向かう。

この時期は夏休みが終わり本格的に受験について考えていかないといけない時期でもあり、みんな「どこの大学行くの〜?」とか「一緒の大学行こ!」とか「俺、もう留年決定かもしれん、」といろいろな声が聞こえてくる。

そんな楽しそうな話をいつも聞き流して終わってる。だって俺は大学行かないから、



夕方、友達に「よ!まろ!久しぶりにカラオケ行こで!」と誘われたがりうらのお迎え、夜ご飯の準備と沢山の家事があるため、カラオケ等の遊びはできない。アニキがたまには家事サボっても大丈夫やでと言っていたが、さすがにアニキには負担かけられないから「今日、用事あってな、ごめん」と断った。

家庭の事情を言っても俺は別にいいがないこも俺と同じ高校だから何か言われるかも知らないと思い、家庭の事を話してるのは先生だけ、本当は遊びたいと思う気持ちを殺して、いつもより、ゆっくりとした足取りで家に帰った。


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