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月食バース
らだ 欠け月
つぼ 満月
なる 満月
⚠️注意⚠️
カップリング表現
月食バース
肉体表現?
3人カップル
⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
月食バースを簡単に紹介すると!!!
欠け月・三日月 (欠けている側)
半月・満月 (満ちている側) がいる。
欠け月は体がとても弱く早く死んでしまう。
(三日月は少し軽減されたバージョン )
満月は普通の人間のようなもの。(健康)
半月は生きていくのに支障は出ない人間。
欠け月を救うためには2人の満月との契約が必要。(パートナー契約)
三日月は1人の満月との契約。
半月は半月同士の契約。
契約をすると欠け月はほとんどの器官の調子を良くする(完治する訳では無い)
契約方法は欠けている側の薬指を噛むこと
契約が解除されるまで噛み跡は消えない。
契約解除は満ちている側の一方的な解除、または死別しかない。
契約解除がされると三日月、欠け月側はショック死をしてしまう。
そして、カラータイプというものがあり、それが同色に近くないと契約後に三日月、欠け月側がショック死してしまう。
契約をすると欠けている側が性別関係なく妊娠できるようになる。
また、もし欠けている側が体調を悪くした場合、パートナーの遺伝子を取り組むことで一時的に回復する。(キスなどの行為)
パートナー以外の遺伝子を取り組むと体調悪化。
そして、満月2人欠け月ペア、満月1人三日月ペアに限り共有感覚というものが現れる。
(満ちている側が感じやすい)
まとめると、パートナーがいないと生きていけない人たちをお手軽に書けるBIGなイベントってことです。
ほとんどのことは書きましたが分かりやすく詳しく知りたいって方は是非調べてみてください
それでは本編
「会話」 『無線』《電話》
何もなし→心の声とか
_________
らだおside
この世界には月食という区別がある。
俺は俗に言う欠け月というものに分類される
この欠け月は、小さい頃からパートナーを決めて契約をしないと、早死してしまう。
俺は今15歳。
パートナーがいない欠け月の中ではだいぶ長寿な方なんだけど、多分もう少しで死んでしまう。
自分でも、元々辛かった息がもっと詰まるようになって、心臓の動きは遅くなって、 咳は日常のように出続けて
ラダオ「俺もここまでか〜、笑」
なんて独り言を喋るくらいには頭の中はその事実しか残らなかった。
でも俺にはパートナーになってくれるような相手がいなかった。
俺に、さようなら、がやってる来るのは遠くは無さそうだった。
そう思っていた頃からもう2ヶ月たった。
俺は欠け月の癖に警察になりたくて、必死に訓練にも耐えた。そしてなれた。
合格発表の時は驚きで危うく死ぬ寸前。
警察になる夢はとっくに叶っているのに、俺はまだ “もうそろそろ死ぬ” という事実を受け入れられなかった。
俺が入って、後輩ができた。
成瀬力二、つぼ浦匠。この2人はよく俺に懐いた。2人は満月型だったために事件でもよく活躍した。
成瀬は俺に愛を伝えてくる事が多かった。
そんなある日の砂浜で、成瀬は口を開き言葉を言う。
ナルセ「なんで俺じゃダメなんすか」
ラダオ「ダメっていうか…さ、 結局はもう一人必要じゃん?」
ラダオ「その相手が居ないからね〜、」
正直こんなふうに逃げたけど、俺だって契約してもっと生きれるようになりたいし
誰かと愛し合うことだってしてみたい。
ナルセ「…じゃあ、もう一人連れてきますよ」
ラダオ「え、?」
ラダオ「いや、無理やりはだめだよ?、」
ナルセ「だいじょうぶ。無理やりなんかじゃなく本心でらだおのこと好きな人だから」
そう言ってヘリでどこかに飛んでいく。
海辺は海水の匂いがキツくて、息が詰まりやすくなるため、なにも考えることなく咳をして待っていた。
海辺の砂がプロペラに煽られて騒ぎ出す
ラダオ「、へ? 」
そうして戻ってきた成瀬が連れてきたのはつぼ浦だった
つぼ浦は懐いているけど俺をバカにするような態度をとったりしていて、好きというような素振りは見せない男だった。
でもつぼ浦を見てわかった。
薄焦げ茶の色をした肌の頬がボワッと紅くなっており、腕で自分の目を隠しながらも隙間から確実にこちらを捉えている。
ラダオ「えーと、つぼ浦俺の事好き、なの?」
上手く出せない声をできるだけ出して問う
ツボウラ「…だったらなんすか、」
いつものつぼ浦とは思えないほどに照れを見せて、言い返して来ることがない。
ナルセ「らだお、これでいいでしょ」
ナルセ「ほら手、だして?」
ラダオ「いやいやいやいや、2人は満月なんだから、欠け月の俺を背負うってなると結構な負担だよ?」
こう言ってはいるが、ヘルメットの中の俺の目はきっと「見捨てないで」とも訴えるような目をしていることが自分でもわかる
けど、お荷物になるのだけは嫌だった。
ツボウラ「…あー、なんか知らねーっすけど」
ツボウラ「好きな人が目の前で死んでくの見て何が負担にならないんすか?」
ツボウラ「そっちの方が負担になるでしょ 」
つぼ浦の言ったことを脳内で繰り替えして音読すると、言葉の重さが伝わってくる。
ラダオ「…、、」
ナルセ「あのね、らだお」
ナルセ「俺らはらだおが心配してるほど弱くないから。そんなんじゃへこたれないから」
ナルセ「らだおには死んで欲しくないの。」
そんなにも優しい言葉を言う成瀬と比べると俺は情けなく感じた。だから諦めて欲しかった。
ラダオ「…ッでも、カラーは?」
ラダオ「同色に近くないと、死んじゃうしょ?」
ナルセ「…人生は賭けでしょ」
ツボウラ「もし青先が死んだら、俺らも死んでやるよ」
真面目な顔をしていた2人の表情が少しふざけたように、でも真剣なように、俺を見ていた。
ラダオ「いや、それはだめでしょ…」
ツボウラ「青先が居ない世界に価値ないっしょ」
つぼ浦の言った何気ない言葉が俺の決断の邪魔をしていたものを綺麗に通り抜けていく
その言葉に心を打たれている内に視界が良好になった。すぐにヘルメットは外されたとわかった。
せっかく明るくなった俺の視界がまた暗くなり、成瀬の額が俺の額に優しく触れる。
ナルセ「こんなに愛を伝えてるのにダメなの? 」
ナルセ「俺らのこときらい?」
成瀬の息が俺の鼻先を通っていく。
ラダオ「…そんなことない。すきだよ」
ツボウラ「…青先、自分にもっと自信もっていいと思うっすよ」
ツボウラ「なんて言うか、その、こんな、にかわいいん…すから」
つぼ浦の顔は今にも湯気がてできそうなほど真っ赤だった。
こんなにも俺を求めていてくれているのに、俺はそれに応えないのか?と考えるとそれはそれで胸が苦しくなる。
たぶん、もう楽になっていいと思う。
周りを気にせずに、自分の事をもっと考えていいのだと思う。
今日それをこいつらが教えてくれた
ラダオ「ほんとに俺で、いいの?」
ナルセ「もちろん」
ツボウラ「青先しか居ないっすよ」
ラダオ「…じゃあ、はい」
俺は骨っぽい青ざめた不健康な手を2人の前に差し出す。
ナルセ「…!いいの?」
ラダオ「俺のこと、幸せにしてくれるんでしょ」
ツボウラ「任せろよ」
そう言った2人は俺の手を優しく手に取り、
2人は俺の手からお世辞でも綺麗とは言えない音を軽々と鳴らした。
_________
あれから俺たちはパートナー同士になった。
俺の体調が契約のおかげで良くなったことから大型事件対応が成功しやすくなったり、声が通りやすくなったりした。
契約とは偉大だな、としみじみ思う。
前は一人で席をし続けていたのに、今では両隣に頼れる存在が居てくれる。
こんな俺でも向き合ってくれる人がいてくれて良かった。
ラダオ「すきだよ」
ナルセ「お?」
ツボウラ「は?」
2人の声が同時に重なる
ナルセ「急やね、どしたん?」
ラダオ「パートナーになってから、一回も言ったことなかった気がして」
ツボウラ「確かにそうっすね」
ナルセ「俺らのことめっちゃ好きやん」
ラダオ「調子乗んな笑」
ナルセ、ツボウラ「笑笑笑」
願っても叶わないと思っていた俺の未来の続きが何となく見えるようになった。
俺がこいつらと生き続けられるこの世界はなんとも素晴らしく綺麗だ。
俺に,さようなら、はいつ来るんだろうな。
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はい!いじょーです
なんとこちらのお話案が思いついて書き始めてからものすごい時間が経過しています。
自分ではこんなはず無かったのに、、、🙃
ところで、月食バースはどうでしたか?
バース物を書きたくて調べてたら出てきたのがこのバースです
切ない系にも出来るし、ハピエンにも出来るので凄くおすすめです!
バース物大好きなので是非皆さんのおすすめ教えてください😭💖
それではそれでは
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リクエスト待ってます!
では👋