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本当に嬉しすぎる(;_;)

では、お話へどうぞ……







💚視点


ナンパ野郎が走り去っていくのを横目で追いながら、キャメさんはこちらに向いてきた。

❤️「まちこさん?」

💚「あ……うん」

笑顔の彼を見て、少し怖さと涙がひいてきた。

それと同時に、どんどん自分がマジで申し訳ない事をしたということを自覚する。

ナンパを追い払うというキャメさんのひとつの得 にもならん事をさせてしまった。

だから、最初あんなに怒ってたのかも……

💚「あの、キャメさん」

❤️「ん?」

💚「ごめんね」

❤️「なんでまちこさんが謝るの?」

💚「だって、私がちゃんと断れれば迷惑かけなかったのに……」

❤️「あー、大丈夫だよ。それにまちこさんが迷惑だなんて1度も思ったことないし、」

💚「そうなの?」

キャメさんそれは優しすぎるよ。

あ〜ヤバい。優しくされるとまた涙が……

それに迷惑じゃないという言葉が嬉しすぎる。

安心すると力が抜けてきた。

ガタン……

膝の力が抜けて、その場に崩れ落ちてしまった。

❤️「まちこさん?!」

💚「大丈夫大丈夫〜ちょっと安心して力抜けただけ、もう遅いしキャメさんも早く帰った方がいいよ〜」

❤️「じゃあまちこさんは?」

💚「あと少ししたら動けるから、今日は本当にごめんね〜」

キャメさんは大丈夫って言ってたけど、これ以上迷惑かけれないし、

❤️「なんだよ、それ……」

💚「へ?」

キャメさんが近づいてきた。

あ〜近い近い、やめろやめろ。

クソ……顔整ってんの腹立つな。

❤️「まちこさん、ごめんね。」

💚「えっと、どうした、」

の?という前に私の体は謎の浮遊感に包まれた。













ふわぁっと体が上がったかと思うと、目の前にはキャメさんの肩が見えた。

自分の肩と膝あたりにキャメさんの手が添えられていて…………添えられていて?!

え?!もしかして、キャメさんにかかえられてる?!

これは俗に言うお姫様抱っこってやつでは?!

💚「キャメさん、何してんの?!」

❤️「うーん?」

💚「いや、うーんとかじゃなくて、下ろしてくださいよ。」

❤️「だって、まちこさんは歩けなさそうだったし、まちこさん送るついでに俺が帰れるから一石二鳥で、別に良くない?」

💚「え?」

なんか、それっぽいな……論破されそう。

💚「そういうんじゃなくて、その……」

焦って、しどろもどろになってしまう。

❤️「はぁ〜」

💚「?」

❤️「何が大丈夫なの?」

💚「えっ……」

❤️「この状態の何が大丈夫なの?」

あ……さっきの……

❤️「足、震えてるよ。涙目だし、さっきから顔も赤い。なんでそれで大丈夫って言えるの?」

💚「キャメさん?」

❤️「まちこさん、俺結構怒ってるよ」




❤️視点


❤️「まちこさん、俺結構怒ってるよ」

💚「えっと……」

まちこさんはまた黙ってしまった。

でも好きな人がナンパに触られて、あんないつ襲われるかも分からない状態で放っておいて欲しいなんて無理だ。

まちこさんが握られてた手首を見ると、少し赤くなってる。

❤️「……1発お見舞いしても良かったかもな」

💚「いや、何事?!」

❤️「急にどうしたの?」

💚「今、キャメさんが絶対言わないような事聞こえたんだけど……」

❤️「はい、しゅっぱーつ」

💚「ちょっと?!」

まちこさんを持ったまま、歩き始める。

結構軽いな……

💚「あのなんかごめん」

❤️「それ2回目だよ。別に迷惑じゃないって」

💚「じゃあ、何に怒ってるの?」

❤️「ん〜、まちこさんが俺の言うこと聞かなかったこととか?」

💚「?」

❤️「まちこさんがあの道が近いけど暗いって話してた時に俺もう心配だから使わないで欲しいって言ったよね」

💚「あ〜」

まちこさんが気まずそうに目をそらす。

❤️「なのに、なんでまだあの道にいたのかな?」

💚「いや、その今日はとてつもなく眠くてですね、」

❤️「あとは〜」

💚「まだあるの?!」

❤️「うん。ナンパがまちこさんに触っていた事とか、18号さんを送るかわりに自分が危険になっちゃってるとことか、」

💚「全部、私関連じゃん……」

❤️「それだけまちこさんの事考えてるんだよ」

💚「え?!」

まちこさんの顔がどんどん赤くなっていった。

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