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最近全然書いてなくて、ストーリーもう一度読み返しました。では、本編へどうぞ!
💚視点
❤️「それだけまちこさんの事考えてるんだよ」
💚「え?!」
いや、何言ってんだこの人……
天然もいい加減にしないと限度ってもんがあるでしょ?!
また期待させるような言葉放ちやがって……
でも、その言葉を嬉しく思ってる私も私だよ。
なんでこんなに顔が赤くなるの……
さっき18に無理だって言ったばっかじゃん。
待てよ、これは言葉の綾的な、仲間内で相手の事を考えるのは当たり前的な、そんな感じのやつでは?
だとしたら、私が何か言わないとこの混沌は消化されない。
つまり、導き出される答えは……
💚「うん、私も考えてるよ。メンバーだもんね」
❤️「……」
💚「……」
❤️「まちこさんって、結構天然だよね」
💚「はあ?キャメさんにだけにはぜっっったいに言われたくない!」
❤️「え〜なんで俺なの?」
💚「そういうとこだよ、ばーか」
❤️「いやいやwww」
そんな事を言っていると自分の家が見えてきた。
💚「キャメさん、そろそろ降ろしてくださ〜い」
❤️「じゃあ、あとちょっとだけ……」
💚「え〜」
❤️「まちこさん」
💚「何?」
❤️「次からはあの道使わないでね」
💚「うッ……は、はーい……」
❤️「あと、1人で夜道に帰らないで。もしそうなりそうなら連絡して、俺行くから。」
💚「いや、流石に申し訳ないよ」
❤️「俺が心配なの、分かって」
💚「でも、……」
❤️「でも、じゃない。はい約束」
💚「うん、わかったよ」
❤️「あと……いや、これは流石に我儘か……」
💚「ん?どうしたの?気になるじゃん。教えてよ〜」
❤️「えーと、せんせーにあまり近づかないで」
💚「え?なんでせんせー?」
❤️「あ、着いた。降ろすね〜」
💚「ちょっと?!」
なんかさっきからはぐらかされ過ぎじゃない?
めっちゃモヤモヤするんだけど?!
❤️「じゃあ、よっこいしょ」
💚「ありがとう」
❤️「どういたしまして」
降ろし方までイケメンかよ……
なんか自信無くすわ〜
❤️「はい、じゃあそろそろ帰ろうかな?」
💚「キャメさん大丈夫?タクシーとか呼ぼうか?」
❤️「大丈夫だって、結構ここから家近いんだから」
💚「ならいいんだけど……」
❤️「俺より自分の事心配して欲しいんだけど?」
💚「はい、すみません。今度お礼になんでもするわ」
❤️「なんでも?」
💚「あ、私が出来る範囲の「なんでも」でお願いいたします……」
❤️「俺的にはさっき言った事守ってくれたらそれでいいんだけど、」
💚「え?それだけ?」
流石に無欲すぎないか?
ニキニキに見習って欲しい……
❤️「あ!じゃあ……」
💚「何か思いついた?何かおご……」
チュッ、
頭に柔らかい感触が当たった。
💚「え?」
❤️「意味は後で調べてね」
💚「は?え?」
❤️「まちこさん、じゃあまた今度」
スタスタと歩いていったキャメさんの背中を見送り、家の中に入って急いで鍵を閉めた。
💚「うわああああああああああ……」
💚「うわああああああああああ……」
え?何?今の何?キャメさんにお礼に何がいいかきいてたら、急に頭を抱き寄せられて頭に柔らかい感触が、あれってもしかしなくてもキャメさんの……
てことは、さっきのってキ、キスじゃ……
💚「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁ」
体中が赤くなって、自分でもびっくりする。
ていうか、キスでこんなになるなんてマジで想定外なんだけど?!
もう明日からどう過ごせばいいんだよ〜
う〜、こういう時の対処法がひとつしか思い付かない……
あ、あれしかねえ……
そして冷蔵庫に直行し、缶を開けて酒を流し込む。
頼んだぞアルコール、明日どうなってもいいからとりあえずさっきの記憶は飛ばしてくれ……
マジで頼む……
案の定、記憶は飛ばなかった。
クソ、なんでこういう時に限って役に立たないんだよ?!
しかも、二日酔いでめちゃくちゃ頭痛いんですけど……最悪……
ワンチャン夢オチを期待してたんだけど、現実なんだよな、うん……
💚「……」
あ!そういえば、キャメさんが言ってた「意味」ってなんだろう?なんか嫌な予感がする。
し、調べてみるか……
スマホを取り出して、「キス 頭 男性 意味」で検索してみる。
なんか文字打つだけで恥ずかしい……
そして、検索結果を薄目で少しずつ確認する。
💚「え……」
【検索結果】
頭や髪の毛へのキスは、相手への愛おしさを表します。心からあなたを可愛い、守ってあげたいという心理が含まれているでしょう。
💚「うえええええええええええええええ?!」
ダメだ、もう絶対忘れられなくなった。