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わたしの誕生日を盛大に祝ってくれた、仮装パーティーの翌朝。
使用人たちは、さすがにわたしが疲れているだろうと、いつもの時間になっても起こさずに、そっとしておいてくれた。
でも、わたしはとっくに目覚めて、ベッドの中でこれからのことを考えていたんだよね。
ああ、マリーをいじめるのはうまくいかない。原因は分かってる。周りの人たちがいい人過ぎるから。わたしがどんないじわるをしても、そこに悪意があるなんて、ちっとも思わない。それどころか、「マリーのためにしているんだね」って善意に捉えてしまう。
んーもう、わたしはいじわるをしているのよ! わたしは悪役令嬢なの!
どうしたら、亜紀の脚本通りに進むの! わたしはベッドの中で考えた。けど、いい考えが浮かばない。
ああ、こんなときに亜紀がいたら……。
役作りで行き詰ったときは**********************
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