会社で噂される塩対応イケメンには4人の子供がいました

青「おじゃまします」

紫「しゃるだー！！」

赤「待っていたぞ」

青「ちょっとまってね〜」

青「うるみやさんの所行きたいんだけど部屋どこ？」

緑「そこの部屋だよ」

青「ありがとね！ちょっとまってて！」

桃「は〜い」

青「入りますよ〜？」

橙「すまん」

橙「きてくれてありがとうな」

橙「ちょっと熱出てしもてｗ」

そんなふうに言って笑ってるうるみやさんの顔は真っ赤で少し引きつっていた。

青「笑わないでください。」

青「辛いんでしょ？」

橙「しゃるにはなんでもお見通しなんか？」

青「顔見てたらわかりますよ」

橙「ありがとうな」

橙「しゃるが来てくれて心強いわ」

うるみやさんがいなかったら生活できないような年齢の子供がいるから、休みたくても休めなかったんだろう。

そんなときに頼れるツールとして俺がいることはちょっとした進歩なのではないだろうか。

青「熱は測りましたか？」

橙「まだ」

青「体温計どこにあるんですか？」

橙「多分あっちの棚やと思う」

青「ちょっととってきますね」

紫「しゃる〜」

うるみやさんの言っていた棚から体温計をとるとしのが話しかけてきた

青「どうしたの？」

紫「お腹すいた…」

青「みんなまだご飯食べてないの？」

桃「パンあるから大丈夫だよ？」

青「ちょっとまってて！ほんとに後ちょっとだからね！！」

うるみやさんもしなきゃいけないことはたくさんあるはず。

でも子どもたちの面倒も見なくちゃいけなくて、育児とはどれだけ大変なのかが痛いほどわかる。

青「うるみやさん熱測って！」

橙「ありがとな」

青「冷えピタ貼りますよ？」

青「ポカリここ置いておきますからね？」

橙「お、おう…」

青「ご飯作ってくるのでちょっと寝ててくださいね？」

橙「そんなん自分で…」

青「寝ててくださいね？？？」

橙「はい…」