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「や、弥奈(やな)……?」
弥奈は眉間にシワを寄せ、にらみつけてくる。
杏葉(あずは)が 空太(くうた)に弁当箱にあるママ特製きんぴらごぼうを食べさせようとしただけ。
「それ、安藤くんじゃなくて、杏葉ちゃんが食べて!」
「私が?」
コクリと弥奈はうなずく。
突然のことに意図を把握できない杏葉は、言われた通り、パクリと自分で食べた。
恋愛*スクランブル
第11話 恋しい気持ち
「あっ、そういうこと」
空太は、納得したように大きく首を縦に動かす。
「ごめん、寺久保さん。今のは配慮(はいりょ)に欠けていた」
「えっ、あっ、うん……」
「どういうこと?」
「私が食べた後で、そのまま安藤くんが食べちゃったら……」
「あっ、そういうこと。間接キスになっちゃうもんね」
「杏葉ちゃんとなら……いや、それもどうかと思うし、私の前ではさせな***********************
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