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Pokekamen side
勢いに任せて「治療の手伝い」なんて言ってしまったが、何をすればいいのだろうか。思い出の場所に連れてったりすればいいのか……?
なんでそこまでまいたけに突っかかるのか。そんな疑問を抱く人も居るだろう。
それは、高校の時俺は、まいたけのことが好きだったからだ。いや、忘れようとしているだけで今も俺はまいたけが好きなのかもしれないが。ただ、関わりが欲しくて。この時間が今だけで終わって欲しくなかった。だから、そんな面倒臭い事を提案してしまったんだ。
🐷「あー、、卒業して何年も経ってんのに…。まだ引きずってるとか、俺女々しい…。」
取り敢えず俺に出来ることはやろう。まいたけの為にも。俺の命、残り3年を全てかけてでも。
そう決意し、俺はまいたけに電話をかけた。
🍄「はい、もしもし。」
電話越しにまいたけの声が聞こえる。内心心臓はバクバクしているが、平然を保った振りをし、話す。
🐷「あのさ、思い出と言ってもやっぱり学校行ってみないと駄目じゃないかなと思って。」
🍄「学校……?確かに。いつ?」
🐷「……っ、今!」
🍄「えぇ!?今、真夜中だよ!?」
🐷「だからいーんじゃん!迎えに行くから!待っててー笑」
🍄「もう、、笑分かったよ。」
そんな他愛ないやり取りがただ嬉しかった。自分の今、置かれている状況を忘れられるくらいには。
🐷「まいたけ〜!!」
🍄「わわ!今真夜中!しー、しー!」
🐷「あはは笑」
🍄「なんでそんな呑気なの…。というか、こんな所まで歩きで来たの?笑」
🐷「あー、うん笑電車無かったし、」
🍄「んー、、。じゃあ、俺の車乗る?」
🐷「え、いいの?というか、運転出来たの!?笑」
🍄「酷くない…?それ…笑まぁできるよ、一応。」
そんな会話をした後、まいたけの車の助手席に乗って、学校まで車を走らせた。運転しているまいたけに見惚れていた事は、俺の中だけの秘密だ。