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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー昼休み明け・教室ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すずとすみれが屋上から戻ると、教室のざわめきが一層大きくなる。
二人が自分の机に近づくと――そこには黒いマジックで無残に落書きがされていた
すずの机には大きく
「百合女」「アホ」
「キモい」「カス」
「近寄るな」「いなくなっちゃえ」
すみれの机には
「同類」「噓つき」
「偽善者」「バカ」
「変な奴」「しね」
(殴り書きの文字はどれ も悪意に満ちていた)
すず「………」
顔が青ざめ、慌ててハンカチでこすろうとするがインクは消えない。机の表面に黒くにじみ、余計に汚れていく。
背後でクスクス笑う声が聞こえていた。
女子高生A「わぁ~、おそろいw」
女子高生B「机まで仲良しとかマジウケるw」
(すずの背中が震えた。声を出そうとしても喉が詰まって言葉にならない)
(すみれはしばらく落書きを見つめ、深く息を吐いてから、わざと笑ってみせる)
すみれ「……ふふっほんとにおそろいだね、すずちゃん」
その声は少しだけ震えていた。
すずはその笑顔に胸が締めつけられ、涙がにじんだ
すず「あたしのせいで……」
黒いインクの匂いと、冷たい笑い声が、二人を教室の中で孤立させていた。
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