【お願い】
こちらはirxsのnmmn作品(青桃)となります
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媚薬ネタ×「〇〇しないと出られない部屋(物理)」
桃視点
あれから、何度果てたんだろう。
シーツも互いの体も、出したものと汗でぐちょぐちょになる。
だけどそれでも、意識を失うようにそのまま眠ってしまった。
起きたときの惨状には思わず苦笑いが漏れた。
まろの方はというと、この上ないくらいにとても申し訳なさそうな顔をしていたけれど。
腰が重すぎて思うように立てなかった俺の代わりに、片付けは全てまろがやってくれた。
多分罪悪感で胸がいっぱいになってるんだろうな。俺相手に、そんなもの感じる必要ないのに。
「まろ」
気にしなくていいよ、そもそも俺がふざけて先に媚薬を飲もうとしたんだし。
そう声をかけようとしてその名を呼んだ。
だけどその瞬間、テーブルの上に投げっぱなしだったスマホが震える。
その画面に表示された名前は事の張本人、初兎だった。
思わずまろと顔を見合わせてから、通話のアイコンをスライドする。
まろにも聞こえるようにスピーカーに設定を変えた。
「はい」と掠れた声で応じると、電話の向こうの主はおかしそうに笑った。
『その感じやとどっちかちゃんと飲んだっぽいね』
「はい」の声だけで全て読み取るのはやめてほしい。
恥ずかしさからいたたまれない気持ちになって、俺は思わず眉を寄せた。
『どうやったまろちゃん、プラセボなんかやなかったやろ?』
スマホから響く声に、まろが「うるせぇ!」と声を荒げる。
だけどけだるさが残っているらしいまろは、それ以上の抗議の語彙をなくしたらしかった。
そんなこちらの様子に構うことなく、しょうちゃんは楽しそうに笑って言葉を継ぐ。
『部屋から出れるようにしとくから、もう帰れるよ。あ、でも動かれへんようやったらそのまま休んでも大丈夫。2泊できるようにしてあるから』
…嘘だろ。どんだけ準備いいんだよ。
どれだけふざけた遊びに金かけるんだよ。
そう思ったけれど、楽しいことに全力の第一人者は俺だから人のことを言えた義理ではない。
「あいつほんま腹立つなぁ」
通話を終わらせた後、まろは忌々し気にそう呟いていた。
…まぁ、そうだよな。まろの立場からしたら。
薬の効果でも、一日の恋人気分でもよかった、なんて思うのは俺だけに違いない。
「後悔してる? まろ」
汚れたシーツを外したベッドの上に座り、俺はそう尋ねた。
聞いてどうするつもりだったのか自分でも分かっていなかった。
「してる」と言われれば傷つくし、「してない」と言われても信じられないに決まっているのに。
「しとるよ」
だけど、あっさりと返ってきた答え。
…うん、そりゃそうだろう。
男が薬のせいで男を抱いて、しかもそれがメンバーで…。
これからの活動に影響が出ないわけがない。
一瞬目を伏せた俺だったけれど、その頬をまろの両手が包み込んだ。
ぐっとそのまま顔を上げさせられる。
「媚薬の効果なんかでないこを抱いたことは後悔しとる。…やから、しょにだの金やしもう1泊しよ。次こそちゃんと自分の意志でないこを抱きたい」
「……へ…?」
とてつもなく頭の悪い声が漏れた自覚がある。
そんな俺を見下ろして、まろは微かに笑ってみせた。
頬に添えられた手から、熱が伝わってくる気がする。
「俺も好きやで、ないこ」
あの時ほぼ無意識のうちに口にしてしまっていた自分の気持ちは、どうやらちゃんと伝わっていたらしい。
「今度はちゃんと優しくするから」
薬を盛られたとは言え、それでもお前は優しかったけどね。
理性一つで、抗いようのないはずの衝動を殺してしまうんだから。
そう心の内で思った言葉は声にならなかったけれど、まろには伝わったかもしれない。
その首に手を回して、ぐいと引き寄せる。
そのまま深いキスをしながら、俺はまたベッドに後ろ向きに倒れた。
寝転がった態勢で抱きついたまろの手は、やっぱりその後も優しく俺の頭と頬を撫でた。
コメント
4件
その後がめちゃめちゃ見たい、
え、今回もお疲れ様です🍵😊 桃さん青さん相思相愛すぎる👉💓👈え、好きなんだけど( ु ›ω‹ ) ु♡ いやぁ、最高すぎます🍀*゜ 尊い可愛い大好きෆ˚* 本当に何回行っても足りないぐらい 大好きなんですって(๑♡∀♡๑) 本当ですよ??🔥💓🔥 (*-ω(ω-`o )))大スキッ♡ これからも頑張ってくださいね😊 応援してます💪🔥𐔌ᵔ꜆ ܸ•⩊•ᵔ 𐦯꜆💮💕