テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
733
8
8
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
週末の午後、ショッピングモール。 人混みの中を二人で歩いている。
仁人は普通のTシャツ+デニム姿。
見た目はいつも通りだけど、
パンツの中に小さなローターが仕込まれていて、
そのリモコンは勇斗がポケットで握っている。
仁人「……マジでこれ外せよ……
人多いとこでこんなの……」
勇斗「デートだからいいじゃん。
約束したろ?」
仁人「……約束した覚えねぇ……
お前が勝手に決めただけだろ……」
勇斗はニヤッと笑って、
ポケットの中でスイッチを弱めにONにした。
ブブブ……
仁人の腰がビクンッと跳ねて、
思わず勇斗の腕を掴む。
仁人「っ……! やめ……今……やめろって……」
勇斗「まだ弱めだよ?
我慢できるだろ」
仁人は顔を真っ赤にして、
周りをキョロキョロ見回す。
誰も気づいてないけど、
自分が今どんな状態か分かっていて、
恥ずかしさで死にそう。
仁人「……人いるのに……
声出ちゃったら……どうすんだよ……」
勇斗「じゃあ声出さないように頑張って」
勇斗は仁人の腰に腕を回して、
自然なカップルみたいに歩きながら、
リモコンを中くらいに上げる。
ブブブブ……
仁人の足がふらついて、
勇斗の胸にしがみつく。
仁人「んっ……! 勇斗……
マジで……やばい……
足……ガクガクする……」
勇斗「ほら、ちゃんと歩いて。
倒れたらみんなにバレるよ?」
仁人「……お前のせいだろ……
バカ……」
フードコートに着いて、
二人でテーブルに座る。
仁人は膝をぎゅっと閉じて、
テーブルに突っ伏すようにして耐えている。
勇斗「アイス買ってくるね」
仁人「……待って……
今……動くな……
お願い……」
勇斗はニヤニヤしながら、
リモコンを最大に。
ブブブブブブブ!!
仁人「っ……! あっ……!」
仁人はテーブルに突っ伏して、
両手で口を押さえる。
肩が激しく震えて、
膝が内側に寄り合って、
体が小さく痙攣する。
仁人「……っ……出ちゃう……
勇斗……もう……だめ……」
勇斗はリモコンを切って、
仁人の背中を優しく撫でる。
勇斗「よく我慢したね」
仁人は顔を上げられず、
テーブルに額を押し付けたまま、
掠れた声で呟く。
仁人「……最低……
お前……ほんとに最低……」
勇斗「でも仁人、
今すごく可愛かったよ」
仁人「……バカ……
もう……二度と……こんなデート……
しないからな……」
勇斗は仁人の髪を優しく撫でて、
耳元で囁く。
勇斗「うん。
次はもっと長時間にしようか」
仁人「……絶対嫌だ!!」
でもその声は、
どこか甘えた響きが入っていた。
二人はそのまま、
手を繋いでモールを出る。
仁人の歩き方は少しおぼつかないけど、
勇斗の腕にしっかりしがみついていた。