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「…___________。」
「ぇ?」
「……ごめん、出てってニコッ」
狂気とほんの少しの殺意が混じった声。
女共はその声に怯え、走り去った、
なんとも言えない。
「、、、お願いニコッ」
最も切実で忠実な願いだった。
俺らは素直に帰った
「、、、ヨシヨシ」
「おねーちゃん、大丈夫?」
子供にとって今私自身が最悪な顔してることくらいわかっていた。
あとの私がどうなっても構わないと思った。
桃乃家には最大の秘密があった。
大人達よく“なんでそんなことがわからないの“といって私によく怒っていた。
でも当時の私は3歳にも満たさない年齢で物事をよく理解していなかった。
“できて当たり前“、そう言って誇示つけて、いろんなこと教えた。
でもそれは私が3歳になれば変わった。
出来なければ罰を与える。
それが普通。
暴力
暴力
暴力
暴力
暴力
全部そんなもので埋めた。
体は耐えられなかった。
増え続ける痣を隠していい子を演じて、
3歳にしてはできた娘だったと思った。
両親が事故で亡くしたと聞いたときは心底嬉しかったと思う。
お前らが得た知恵も勝ち取った名誉も権利も、
全部捨ててやると思った。
葬式の日、