レイン「…気付いてたのか」
ミオ「気付かないとでも?」
レイン「そりゃそうか」
ミオ「なんでここに?」
レイン「じじいに言われてだ、お前も何故ここへ居る?」
ミオ「嫌な気配が」
レイン「奇遇だな俺もだ。」
ミオ「…少しここで見張るからお兄様は先に進んで」
レイン「…良いのか?門番なんだろ?」
ミオ「私は門番は門番でも、イーストン校の生徒じゃない者を通さないだけだからね。レインお兄様は一応生徒だからね」
レイン「…一応か」
ミオ「あ、そうそう」
「…今年は面白い子達が揃ってるよ」
すこしイタズラっぽく笑うミオに、やれやれと言う顔を見せるレイン。まぁ、レインに関しては表情がピクリとも動いてないのだが、
レイン「…そうか」
「ミオ、気を付けろ」
ミオ「うん」
同じくレインを見送るミオ。さて、今マギア・ルプスがやられたな〜と思ってしまう。別に、あの人たちが弱い訳ではない、全てが上だ。でも、何故かマッシュ君達に敵わない気がするのだ。それ程、彼等は面白く強い。さて、結果はどうなるか、楽しみだ。
ミオ「…はぁ、しんど」
ミオは振り返る、そこにはマッシュルームヘヤで金髪、そして酷い隈をしている青年?がいた。
セル「おっと、バレてたのか」
ミオ「黙れ、お前生徒じゃねえだろ」
セル「なんで気付くんだよ」
ミオ「気持ち悪いんだよ、気が」
セル「でも、君に構ってる暇はないんだ。」
「アベルを殺すおつかいだからね」
ミオ「ははっそれがほんとだったら殺すぞ?」
セル「本当だよ、」
杖を構える両者。
セル「カーボレイン!」
ミオ「!(棘か、)」
ミオ「っ、(硬いし、あんまし壊れない…か)」
セル「さっさと退きなよ?お前じゃ僕に勝てな…」
ミオ「トゥノエノ」
棘が跡形もなく塵となる。たかが、一筋の光で。
セル「は?」
ミオ「…私は殺すって言ったからね?」
「容赦はしませんよ?」
セル「…お前、名は?」
ミオ「言うと思うの?」
セル「あっそ。」
「じゃあ…」
「カーボヘビィレイン」
ミオ「!(さらに硬くッッ!?)」
ミオの腕に棘が刺さる。ミオの腕から血吹雪が舞う。
ミオ「い”ッッだぁッ、」
セル「お前と僕とじゃ格が違うんだよ!」
「わかったらさっさと退けよ?」
ミオ「あはっ、退くわけないじゃんw」
「トゥノエ」
セル「カーボヘビィレイン」
その黒い棘は、綺麗に、見事に、
ミオのお腹に刺さった。
ミオ「ゴホッ…チッ、…く、そが…」
セル「言っただろう?格が違うって!じゃあな、僕はアベルを殺しに行くから」
ミオ「ま…て…、」
そこで、ミオの意識は途絶えた。
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