テラーノベル
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初めてを蓮に奪われた翌日――
理央は朝から、明らかに機嫌が悪かった。
眉間に皺を寄せ、下を向いたまま無言で登校する姿は、いつも以上にツンツンしている。
(……思い出すな、バカ……)
首筋の痕はなんとか隠した。
けれど、身体の奥にまだ火照りが残っていて、制服が擦れるたびに意識が持っていかれる。
「……なんだったんですか、あれ……ほんと……最悪だ……っ」
あんなことされて、忘れろという方が不可能だ。
しかも、よりによって――
「理央〜♡」
「……っ!!」
突然背後から抱きつかれて、理央は心臓が跳ね上がる。
「なっ、なに勝手に、さわ……っ、離れてくださいっ!」
「やだ〜、昨日あんな に気持ちよさそうにしてたのに、ひどいなぁ」
「……っ、あ、あなた……っ…最低 です……!」
顔を真っ赤にして、理央は蓮を睨みつけた。
「放課後、また来て。昨日の続きしよ」
「……行きません。二度とっ……!」
「うん、いいよ。じゃあ俺から行くね。理央のこと 逃がさないから」
笑顔で囁く蓮に、理央の心臓はまた跳ねた。
⸻
放課後 ―― 蓮の家
案の定、蓮に強引に連れてこられた理央。
大きなソファに押し倒され、すぐさま唇を奪われる。
「ん……っ……ちょ、待っ……」
「待てない」
制服のボタンがはじかれ、白い肌が露わになる。
「お前、マジで腰細すぎ。掴んだら折れそう(笑)」
「黙れ……っ、セクハラで訴えます……っ」
「訴えられてもいいくらい、理央可愛いから」
そんな会話をしているうちに、理央はもうソファの上で四つん這いにさせられていた。
「っ、こんな体勢……っ、やだ……っ」
「可愛い。背中のライン、めっちゃ唆る」
蓮が理央の背後に回ると、指が濡れた場所を撫でる。
「ふぁ♡っ、さわ、っるな……そこ……っ!」
「理央、気持ちいい?」
「気持ち悪いですっ!」
「そう、ならもっと気持ちよくしてあげる♡」
潤んだ理央の中に、蓮の熱がゆっくりと入ってくる。
「んぁっ……っ♡、やだ、やだぁ……!」
「大丈夫。すぐ良くなるから。ちゃんと奥まで入れるね」
深く、ぐっと突かれた瞬間――
「ひあっ……♡ あ、くぅっ……!」
快感が背骨を駆け抜けて、理央の脚ががくがくと震える。
「理央の中、ちゃんと俺の形になってきてる」
「っ、うるさいです、ほんっとにっ最、悪だっ」
「素直じゃないなぁ♡めっちゃ締めてくんじゃん。可愛い……」
蓮の動きが激しくなるたびに、ソファが軋む。
理央は涙をこぼしながら、喘ぎ声をこらえようと唇を噛むけど――
「ぁ、んっ…あ、やぁっ♡もっむりっ」
乱れる声が止まらない。
「理央、俺のこと、感じてる?」
「感じてなんかぁっ♡ない…っからぁ!」
「じゃあもっと気持ちよくするね」
「やだっもうっ…!げんかいっ…だからぁ♡」
最後の突き上げに、理央の身体がびくんと跳ねて、意識は途絶えた。
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