三井さんは両手で頭を抱えていた。その手をゆっくりと外し俺の顔を見る。
「どういうこと?」
「たぶん、というか俺の考えなんですけど。この電車が止まる駅に何らかの関わりがある人に、頭痛が起きてるんじゃないかと」
「なにそれ。そんなことさっちゃんも言ってなかったわ」
「だから、俺の考えって言うか、仮説っていうか」
三井さんはあからさまに嫌そうな顔をした。当然だ。この不気味な駅に自分が関係していると言われても困惑するし、迷惑に思うだろう。
俺だってきっとそうだ。
「知らない」
具合も悪いのだ。そんな風に言われることも十分に想定していた。俺が情けなく眉を下げるのと、金髪が口を開くのは同時だった。
「前の駅では俺に似てる化け物が出てきて、乗客の一人を……多分殺した」
金髪の声はやけに低く、やけに落ちついているように聞こえた。
「俺は学ランの仮説とやらに全面的に賛同し*********************
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