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「ったくよぉ…何で風呂場がこんなに汚れてんだ?」


私達6人は男子風呂の掃除を行なっていた。


「だから言ったろ?週末にある体育祭の予行練習で…どの教場の奴らも泥だらけ…おまけに昨日は雨ん中でやったからなあ…」

『女子風呂はこんなに汚れてないよ。流石男子』

「それ褒めてないよね」

「そう言えば、体育祭の教場旗のヒロのデザイン…ほんとかっこよかったよ!」

「さんきゅ!まあ警察で桜のデザインは…ベタかと思ったんだけどね…」

「確か、今朝出来上がって届いたんだよな?」

「おうよ!この通り…肌身離さず…持ってるぜ?ババーン!!」


松田は教場旗を広げる。


「色もいいねえ♪」

「でしょ?」

『センスいいね』

「ありがとう」

「体育祭が楽しみだ」

『…ん?猫の足跡?』


教場旗に猫の足跡がある。


「しかも少し臭うし…」

「そうなんだよ!他の教場の奴らに自慢しようと窓の外に掲げてたら…風で飛ばされた上に…旗の上を野良猫がクソ踏んだ足で歩きやがってよ…その猫を萩と捕まえようとしたら引っ掻かれてこのザマよ…」

「だからあの猫臭ってたわけね…」

「んで、外守のおっさんのクリーニング店に持って行こうとした矢先に…鬼公に呼び出しくらって…」




数分前。私達6人は呼び出しを食らっていた。


「お前らも気づいていると思うが…他の教官から苦情が来ている。最近、風呂場と脱衣所が汚れ過ぎていると…」

『そうなの?』

「いや、それは我々のせいだけでは…」

「であるからして!!体育祭が終わるまでの1週間…貴様ら6人には毎日風呂場掃除をしてもらうことにした!」

『「「「「「はあ?」」」」」』

「お、鬼塚教官…」

「それはいくら何でも…」

「なーに…貴様らがこれまでやらかした悪行三昧を…償うチャンスを与えてやろうと言ってるんだ…」

『悪行三昧って?』

「忘れたとは言わせんぞ!夜中に部屋を抜け出し殴り合いの喧嘩をした上に…それを隠蔽する為の偽証に口裏合わせ!コンビニに同期の学生達を大勢集めて…強盗グループと大立ち回り!在校中は禁止されている車両の運転を勝手にした挙句…常軌を逸したカーチェイスをやらかした末に私が知人から預かってる大切な車を数物にし…さらには…拳銃の無断使用も…」

「お…お前…あれで助かったんだろーがよ!!」

「兎に角!!貴様ら6人には1週間、風呂場と脱衣所の掃除を命じる!!1日でも怠ったら本校から出て行ってもらうから、覚悟しろ!!以上だ!早速今から取り掛かれよ!」

『あのー。私は1人で女子風呂でしょうか』

「あ。言い忘れていたな。五条も男子風呂を清掃してくれ」

『え。私関係無いじゃん』

「口答えか?」

『いえ』


ヒロが女児の写真を見ている。


『あ、その子』

「ああ、それは昨夜、この管区で捜索願が出された女児の写真だ!おつかいに出たっきり帰って来てないらしいが…何だ?諸伏、五条…その子の事知ってるのか?」

「あ、いえ…前に街中で見かけた事がある程度ですが…これ、貰って行っていいですかる何か思い出すかもしれないので…」

「ああ、構わんぞ…じゃあ、後でチェックしに行くから…入浴時間の17時までには清掃を完了しておけよ!!」




「ったく、いつまでかかんだよこれ?風呂場はまだこんなに汚れてんのに…脱衣所は…ほぼ手付かず…このままチンタラやってたら…まじでやべーんじゃね?もっとテンション上がる話をしながらやらねーか?」

「テンションねえ…そう言えば諸伏ちゃん…さっき見てた捜索願の女の子…何かあんじゃねーの?」

「え?」

「確かに…街で見かけただけであの反応は可笑しいだろ?」

「あ、ああ。あの子…子供の頃よく遊んでた女の子にそっくりで…まあその子は病気で亡くなったんだけど…気になる事が…」

「幼馴染って事は僕とセリもその女の子に会った事があるのか?」

「いや…長野に居た頃だから…」

「面白そうじゃねえか!話してみろよその話!」

「なんでも聞くよお!」

「じ…実は…あ、でも…全然面白い話じゃないから…」

「あーもう!止めだ止め!!」

「え?」

「諸伏が自分から言い出すまで待ってくれってゼロとセリが言うから…遠慮してたけど…やってらんねーぜ!!お前、自分の親父と母ちゃんを殺した犯人を捜してんだろ!?」

「ええっ!?」

「んで、さっきの捜索願の女の子が、その事件と関係がありそうでもやってる…違うか!?」

「そ、そう…そうなんだけど…駄目だ!!これは俺が解決しなきゃならない事件…もう誰も巻き込みたくないんだ…また誰かが死んだりしたら…」

「「「死なねえよ!!!」」」

「これまで散々…」

「やべえ橋わたってきたけどよお…」

「6人いれば…」

「何とかなったっしょ?」

『信じてみなって』

「だから話しちまいなよヒロの旦那…悪いようにはしねえからよお…」

「ぷっ[悪いようにはしない]って悪者のセリフだよね?」

「確かに…」

『それなー』

「よく悪代官とかが言うなあ…」

「陣平ちゃん根が悪だから♡」

「うるせえよ!」

「分かった!話すよ…今から15年前…俺の中の時計の針を凍り付かせた…あの鉄の匂いが立ち籠める…恐怖の夜を…それは父と母と3人で夕食を食べていた夜7時頃にやって来た…けたたましい呼び鈴と共に…その来訪者の男は父と知り合いだったらしく…最初は玄関で穏やかに会話する声が台所に居る俺に聞こえていたけど…その内、男が声を荒げ始め…母が玄関に様子を見に行った途端…[うがああ]と父のうめき声がして…血相を変えて戻って来た母が俺に言ったんだ…[暫くここに隠れてなさい!私がもういいって言うまで出て来ちゃ駄目]って…そう言って俺を押し入れの中に入れた母が…今度はその男と言い争っていたけど…やがてその母の声も聞こえなくなり…鉄の匂いが立ち籠め始めた…押し入れに居る俺にも匂うぐらいに…」

「さっきから鉄の匂いって何だよ?」

『血の匂いだよ。赤血球のヘモグロビンの主成分は鉄だから』

「成程…」

「んでその後は?」

「う、歌が聞こえて…」

「歌だと!?」

「ああ…父の声でも母の声でもない…甲高い作ったような猫撫で声で…リズムに乗せて繰り返し繰り返し同じフレーズを…だ、だから恐る恐る…押入れの隙間から覗いたら…血塗れの包丁を手にした男が口遊んでたんだ…[もおいいよー♪出ておいでー♬]って…」

「顔は?そいつの面は見なかったのかよ!?」

「うん…怖くて顔なんてとても…」

「でも何でその男はヒロを捜していたんだ?」

「いや…捜してたのは俺じゃないよ…[出ておいで]の後に女の子の名を呼んでたから…そう…俺が子供の頃よく遊んだ女の子…昨夜、捜索願が出されてた女の子にそっくりな[有里]って子の名を!!」

「何で諸伏の家でその子を?」

「その子の名字は?」

「いつも名前で呼んでたから…病死したその子の葬式には出たけど小1だったし…」

「顔は見なかったけど、肩のタトゥーは見たんだよな?」

「ああ…その男、血で足を取られた様で俺が隠れてた押し入れに体ごとぶつかったんだけど…その男が押し入れから離れる時に一瞬見えたんだ…その男の肩にある…ゴブレットの様なタトゥーが!!」

「本当にそのタトゥーら肩に付いてたのか?」

「間違いないよれその男、押し入れから離れた後、痛そうに肩を抑えてたんだけど…その時は、さっき見えたタトゥーが…その血塗れの手で隠れて見えなくなってたから…」

「それで?その後、その男は?」

「分からない…いつの間にか俺…寝ちゃってたから…そして扉とかが色々開け閉めされる音で目が覚めて…[やばい!見つかる]と思って身構えた途端に…押し入れの戸を開けられたんだ!中学の林間学校から帰って来た兄に…[景光…父と母が死んでいる…何があったか話せるか?]もう次の日のお昼だったから丸半日、押し入れで寝てたわけさ…」

「兄さんがいたのね?」

「今は長野県警の有能な刑事で、長野の孔明って呼ばれてるって!」

「俺は関羽の方が好きだけど…」

「今、三国志どうでもいいから…それで?その時、兄さんに犯人のタトゥーの事は話したのか?」

「いや、その後俺事件のショックで軽い記憶喪失になった上に…失声症にもなってしまったから…そして兄は長野たさ、俺は東京の親戚に預けられ環境は変わったけど…暫く失声症は治らなかったよ…東京でセリとゼロに会うまではね!」

「じゃあここに入ったのはその犯人を捕まえる為に?」

「ああ…最近色々思い出して来たし…あれがどういう状況だったかを警察官の目でしっかり判断して…長野に居る兄にその情報を伝えようと思ってね!」

「そうこうしている内に疑わしい3人に出会っちまったわけね…」

「あ、ああ…肩にゴブレットのタトゥーを入れていた金物屋を経営している入江さんに…二の腕に観音像のタトゥーを入れていた…クリーニング店を経営している外守さんに…首の後ろにさそりのタトゥーを入れていたバイクショップ店員の確か名前は物部さん…でもあの犯人が長野じゃなくて東京に居て…しかも偶然俺の周りに居るなんてあり得ないよね?」

「その3人なら話聞いて来てやったぜ?」

「え?」

「なあ?」

「おうよ!」

「みんなで手分けして…」

「ヒロの敵討ちだからな!」

「って言うか、そもそも何で俺が両親を殺された犯人を捜してるって知ってるの?」

「そりゃ分かるよ!いつもネットで[長野夫婦惨殺事件]を検索しまくってるし…」

「まあ犯人の様子やタトゥーの詳細は今、初めて聞いたけど…」

『じゃ、まずは入江さんを担当した班長から』

「無口な人で話聞くのが大変だったよ…名前は入江角夫。46歳で、奥さんと二人暮らし…この町に金物屋を構えたのは14年前…無口で愛想は悪いが、包丁を研がせたら天下一品だと近所で評判だったよ…肩のタトゥーは10年前…町内会の卓球大会に優勝した時に入れた優勝カップ!」

「10年前?」

「ああ…その時、ペアを組んだって言う外守さんにも確認したから間違いねえよ…あと、奥さんに花や水をくれくれって言ってたなあ…」

「それって[花に水をくれてくれ]じゃなかった?」

「そうそれ!」

「長野の方言で[あげる]事を[くれる]って言うんだ!」

「おい、だったら…」

「だがタトゥーを入れたのが10年前なら計算が合わねえぜ?」

「じゃあ次は萩が話を聞いた外守さん…」

「フルネームは外守一!御歳50歳で独り暮らし!元々あのクリーニング店を経営していたのは伯父だが体を壊し…入院している間だけ手伝うつもりが亡くなってからも続けて今に至る…らしい…二の腕に入れた観音像は20年前に交通事故で妻と母を同時に亡くし…その2人を弔う為に入れたみたいで…観音様の顔が向き合う感じで入ってたよ…あのおっさんも近所で評判の修理屋さんで…どっかの大学の工学部出身だこら、簡単な電化製品なら直してたらしいぜ?まるで陣平ちゃんだな!入江さんのペアを組んだのは同郷のよしみだっつってたよ!」

「20年前にタトゥーを入れたなら15年前には既にタトゥーはあったけど…観音像はどう見てもゴブレットには…」

「ゴブレットに見えるっつったらあのバイクショップの店員!物部周三って名前で歳は35!首の後ろのさそりのタトゥーは昔らヤンチャしてた頃に入ってたチームのマークで…その名もスコーピオン・グラス!」

「むしろゴブレットを模してたのか!」

「タトゥーを入れたのは20歳の時って言ってたからギリ有りかもだけど…」

「タトゥーの位置が首の後ろだからなあ…」

「あの店員も外守のおっさんと同じく独り暮らしだってよ!」

「ん?どうした3人共…」

「いや…何か引っ掛かって…」

「僕も…」

『私も…』

「…」

「何だ?諸伏…お前もかよ?」

「ああ…この前、兄に取り敢えず思い出した事件の事を話しておこうと電話したら…[急功近利…功を焦って十分な思慮の無いまま私に相談し、利を求めるな…あの時、お前が隠れていたのは押し入れでは無く観音開きのクローゼット…そもそもあの家は洋風で押し入れも襖も無いよ…]って言われて…でも確かに俺はあの時押し入れに…」

『それ、ヒロが預けられてた東京の親戚の家とごっちゃになってるんじゃない?』

「あの家って日本家屋で逆に襖や押し入れしかなかったから…」

「そ、そうかも…」

「…だとしたら…変じゃねえか?隠れてたのが観音開きのクローゼットなら…犯人が足を滑らせてぶつかった時に扉が閉まるはず…」

「確かに…その後、肩を押さえる犯人の姿を見るには…クローゼットの扉を自ら開ける必要がある…」

「お前…その状況で扉開けたのかよ?」

「あ、開けるわけないよ!!」

『もしかしてさ、ヒロが覗いてた隙間は縦じゃなくて横だったんじゃない?クローゼットのスリットからなら、扉が閉まったままでも外を覗けるでしょ?』

「「「「「!」」」」」






私達は風呂掃除を放棄し街中を走る。


「そうか!そうだったんだ!あの時、俺は押し入れじゃなくクローゼットに隠れていて…クローゼットのスリット越しに…犯人の姿を見ていたんだ!上と下がスリットで見えなかったとしたら…外守さんの向かい合った観音像のタトゥーもゴブレットに見える!!」

「犯人が肩を押さえた時に二の腕に付いたそのタトゥーが見えなかったのは…血塗れの手で二の腕からなぞる様に肩を押さえたから…血で隠れていたってわけね!」

「そう…ずっと引っ掛かっていたんだ…外守さんが独り暮らしだと言う事に…だよな?ゼロ!」

「ああ!コンビニ強盗に監禁された時に外守さん言ってたな…[娘のおやつを買いに来た]って…」

「その外守のオッサンが…長野弁を話す入江っておっさんと同郷だってんならもう間違いねえ…15年前、諸伏の両親を殺したのは…外守一だ!!」

「しかし何であのおっさんが諸伏の両親を?」

「もしかしたら父さんが小学校の先生だったからかもしれない…さっき言ってた有里ちゃんは小学校の遠足中に腹痛を訴え…父さんが病院に連れてったけど手遅れの盲腸炎で…そのまま亡くなってしまったから…外守さんが有里ちゃんの親で娘の死を受け入れられず…俺の父さんが有里ちゃんを病院ではなく攫ったと思い込んでいたとしたら…」

「おい、まさか…その子によく似た女の子の行方が知れなくなっているのって…」

「まあ、そいつは聞いてみるしかねえなあ」

『本人に直接!』


外守さんのクリーニング店に着いた。


「おい、外守のおっさんれれいるかー!?」

『従業員も1人もいない』

「定休日とか?」


ゼロが洗濯機に触れようとする。


『触んな!!』

「そいつは爆弾だ!!」

「「「「ば、爆弾!?」」」」

『うん。他の洗濯機にも連動してるから、この商店街が丸ごと吹っ飛ぶかも』

「まあ、この右端の奴が大元みてーだから…こいつを止めりゃー何とかなりそーだ…」

「そういえば外守のおっさん、工学部出身だったな…」

「でも何で爆弾なんか…」

「兎に角、松田は爆弾の解体!ゼロと萩原と五条はこの周辺の住人の避難を!俺と諸伏は外守さんを捜してみる!!分かったらすぐ動け!」

『「「「おう!」」」』

「待った!悪いけど…俺は今、手がこの状態だから細けえ作業な無理だ…まあ萩原なら俺の代わりが…」

「おうよ!任せろ!!って言いたい所だが…実は俺もあの猫に引っ掻かれて…」

「まじかよ!?…ん?待てよ。教場一の爆弾の解体スピードを持つ女がいるじゃねえか」


みんなが私を見る。


『私も任せてって言いたい所だけど、手紙の一件で手を切ってこのザマ』


包帯を巻いてある手を見せる。


「しゃーねえな…手先が器用そうなゼロ!お前が解体してくれ!」

「ぼ、僕が?」

「俺が教えてやっからよ!」

「ほんじゃ住人を避難させてくるわ!行くよセリちゃん!」

『おう』

「ああ!パニックにならねえようにな!」

「モチのロン!」


私は萩原と近隣住人を避難させる。


避難させ終え、クリーニング屋に戻る。すると全てを終えていた様だ。


「お!上手く行ったみてーだな?」

『バッチリ避難させたのにー』

「骨折り損かよ?」

「今、何時だい?」


外守さんが問いかける。


「え?午後4時29分だけど…」

「すまなかったなぼうや…あの世で親御さんに詫び入れて来るわ…」


ドオオン

2階が爆発する。


「あ!」


外守さんが火の中に入っていく。


「くそっ!」


それをヒロが追いかける。


『ヒロっ』

「よせ諸伏!!」

「もう間に合わねえ!!」

「引き返せ!!」

「ヒロォー!!」


無下限を張って助けに行こうとする。


「面!!桜!!!」

「何言ってんだ?表に桜なんか咲いて無…」

『「「「「!」」」」』


私は女の子を保護。4人は教場旗を広げる。すると2階の窓からヒロと外守さんが飛び出して来る。それを旗で受け止める。


「ふう…」

「し…死なせてくれよ…」

「そいつは無理ですよ…ちゃんと罪を償ってもらうまではね…」


私には分からない。大切な人間の仇だろ?殺してしまえばよかったのに。


警察に外守さんと女の子を渡す。


『…ねえ、風呂掃除は?』

「「「「「あ」」」」」




降谷side


「はあ?たまたま誘拐された女児を見つけ…たまたまその誘拐犯を確保し…そいつがたまたま過去に諸伏の両親を殺害した被疑者だっただと!?」

「そうであります!!」


僕はじゃんけんに負け、1人鬼塚教官の足止めをしていた。


「そんな戯れ言、誰が信じるか!!」

「いや、本当に…」

「風呂掃除をサボって外出した言い訳にしては…タチが悪過ぎる!!」

「でも本当なんです!」


僕は教官の腕を引いてどうにか時間稼ぎをする。


「今度という今度はもう許さんぞ!!風呂掃除が終わってなかったら…全員[退職届]を書いてもらうからな!!ん?だ、脱衣所は綺麗になってるようだな…だが問題は…この泥々の風呂場…な、なんだ…出来てるじゃないか…奴らに言っておけ!これを1週間続ける様にと!」

「はい!!」


風呂場の奥には疲れて眠っている5人。


言われた通り…時間稼ぎしたけど…僕もそっち側が良かったよ…

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