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僕_____しにがみはよく相談を聞くタイプだった。
そのことが辛かった。
お前らの愚痴なんて聞いてらんねぇし、
僕の問題じゃないから。
それでも、そんなことを言える性格ではなかった。
だって僕は、「臆病」だから。
だから、ずーっとずーっと、人の相談を聞いた。
聞き続けた結果、僕の心は壊れた。
何で僕が解決しなきゃなんないの?
何で僕が愚痴を聞かなきゃなんないの?
何で僕が辛い思いをしなくちゃならないの?
何で何で何で?何で僕なの?
…とにかく、疲れた。
そこから学校は不登校になったんだ。
そうしてある日の昼、僕は運命的な出会いをしたんだ。
sn「…」
高校生活に向けて、いろいろな買い物をしていた。
すると、高校一年生くらいの人たちがいた。
それは2人組だった。
1人はハイテンションで、1人は大人しめ。
その2人の会話を、僕はいつの間にか聞いていた。
??「うっわー!これめちゃ凄そうじゃない?!」
??「おう。」
??「っあ!これとかも!凄くない?!?!」
??「そうだね。」
??「ぺいんとは何がいいと思う?!」
pn「んー…何でも。」
??「あっはっは!ぺいんとは興味なさげだなー!ま、いいんだけど!!」
pn「…」
片方のぺいんと?とか言うヒトは凄く
楽しくなさそうだった。
それに比べて片方の人はハイテンションだった。
一目見れば、周りの人はぺいんと?さんがもう少し元気になればいいのにって思うかもしれない。
でも、僕の目にはそれは違って見えた。
ぺいんとさんは本当にその買い物が楽しそうに見えて。
ハイテンションの人は…どこか、
苦しそうに見えた。
だから、本能的に、助けたくなったんだ。
sn「あの!」
pn「?」
??「お、どうしたの?」
反応は別に2人とも普通だ。
…でも
sn「その片方の人、楽しいなら楽しんでください!!」
pn「?!っえ、お、俺…?」
??「え、楽しいの?」
pn「別に楽しくねーよ!トラゾー黙れ!」
tr「えぇ?!辛辣?!www」
pn「大体、俺のどこが楽しそうだったんだよ…」
そのぺいんとさんは、周りから見たら買い物を楽しめてない人なのかもしれない。
でも僕が見たこの人は、ぺいんとさんは…!
sn「顔が楽しそうでしたよ!!」
pn「!!」
_______そうして僕は、この2人に友達にならないかと言う誘いを受けた。
最初はなぜなのか分からなかったが、
2人はすぐに理由を教えてくれた。
何だかしにがみといたら楽しそうだから。
そこから僕は、ぺいんとさんと、トラゾーさんと友達になった。
…ううん、親友になったんだ。
…でも、未だに謎なのは…
その時のトラゾーさんは、何に苦しんでたんだろう。ってこと。