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今さっき起き上がってきたばかりのベッドに、タクヤくんの腕を引っ張って連れていく。
縫い付ける様に抑えている手が軽く抵抗する。
4「おい、いきなりどうしたんだよ」
タクヤくんの目が潤んでいて、その瞳の中が不安げに揺らぐたび、俺の中の熱がどんどん上昇していく。
12「それはこっちのセリフです」
4「えっ?なんで?」
12「…彼シャツ、嫌がってたくせに。
いきなりずるいんですけど?」
4「っいや、これは、わざとじゃねぇもん……無意識で…」
本当にそうだからこそ、バツが悪そうな表情を見せるから、目の前の唇にもう一度キスを落とす。
4「んっぁ、おい、まさひろ、聞けって」
12「聞いてます。でも、」
4「え?……あ、ちょっ、」
薄手のパジャマのズボンを引っ張り簡単に脱がせる。
4「寒い…」
まっさらに曝け出すことになってしまった下半身をタクヤくんは顔を赤らめてモジモジと動かしている。
12「…誘ってます?」
4「違ぇよ!、もう…」
上のパジャマとカーディガンは着せたまま、手を侵入させて突起に触れる。
4「ちょ、んっ、やだ…まー、」
布団を引き上げてタクヤくん跨り、二人を覆う。
12「これなら暖かいですか?」
4「あっ、おい、…んっ」
口では否定しつつも、目を閉じて快楽をひとつずつ拾っているように見える。
布団に隠れてしまってよく見えないのと同時に、次に訪れる快感に焦燥を感じ、息が上がっていく。
12「タクヤくん、可愛い」
4「待って、汗かいてきた、これ、脱ぐ…」
12「着てて?」
4「まーくんのだよ?…俺の汗、つく、」
12「タクヤくんの匂い好きだから、つけてください」
4「…っ変態、」
12「でも好きでしょ?」
4「……まーくん」
12「ん?」
4「キスして、もっと、触って」
12「喜んで」
どんどん深くなっていくキスに甘い息がこぼれる。
4 「んっ、、あぁっ、、」
右手で下腹部のそれに触れると熱を帯び始めているのがわかる。
4「これ汚れる、、、」
心配半分期待半分のような潤んだ目でみるタクヤくんは今の自分にとって興奮材料でしかない。
下着をずらし、下半身に手を伸ばす。
4「あっ、、まーく、、だめ、、、」
12「ん? ダメなんですか?」
乱れて目にかかった髪をはらいながら、手を止めてわざとらしく聞く。
4「っ、だめ、じゃない、、、」
12「どっちなの」
さっきより右手を早く動かせば、タクヤくんの声が大きくなる。
4「あ、あっ、むり、、」
12「いきそう?いいですよ、、、」
俺は脚の間に顔を埋め、口に含む。
4「っあ、口だめ、、でちゃうっ、、!」
12「ん、いって……」
4「あっ、、ちょっ、、、ん、!!」
俺の口の中で達したタクヤくんは、顔を火照らせ息が上がっている。
4「おま、口で…すんなよっ、、」
12「汚れちゃうって言ったでしょ?」
にやりと笑いながら口を開けて吐精したものを見せつける。
4「おい!やめろ、早くティッシュ、、」
タクヤくんがベッド横のティッシュを取ろうとした瞬間、喉を揺らしてそれを飲み込んだ。
4「バカ」
12「ねぇ、次はタクヤくんの番」
そう言えば、起き上がって今度はタクヤくんが俺を押し倒す。
俺の脚の間に顔を近づけ、ゆっくりとスボンをずらす。
タクヤくんは潤んだ瞳で俺を見上げた後、立ち上がったそれを口に含んだ。
12「ん……」
4「…っ」
熱いぐらいの口内に包まれて、唾液で濡らされた舌が絡みつく。
タクヤくんの口の中で大きくなっていき、全部を咥えるのが苦しくなったのか、ぷはっと口の中から出す。
12「……ん、やばっ、、」
4「きもひいい?」
12「咥えたまんま喋んないで…っ」
4「んっ、おおきい…っ」
タクヤくんは咥えられる部分だけ口に含み、咥えられない所は手で扱く。
12 「タクヤくん…っ、もういい…、口、離して…っ」
更に早く動かされ、達しそうになったところでタクヤくんの顔を上げキスを落とす。
4「んっ……なん、でっ、、」
蕩けた顔で見つめてくる。
12「……タクヤくんの中でイキたい。こっち」
腕を引っ張って、タクヤくんの体をシーツに押し付けて、足を開かせる。
昨日散々弄ったそこは、簡単に俺のものを飲み込んだ。
4「……あ、んん、んっ」
12「痛くない?」
4「ん、だいじょうぶ、」
伸ばされた腕に応えるように体を伏せ、きつく抱きしめる。
首に回された手がしがみつくように絡まってきて、それがたまらなくかわいい。
鎖骨から胸元へ、ゆっくりと唇を這わせ、そのたびに小さく声を上げて、体をびくりと揺らす。
12「んっ…タクヤくん、いつもより興奮してる?」
4「…し、してない… 。あっ…んっ…」
12「だって…俺の、いつもより締め付けてる」
4「…んっ、、、だって、いつもより……まーくんの匂い濃いっ……ん、」
そう言って、タクヤくんは来ているカーディガンを口元に当てた。
12「っヤバい、タクヤくんのその姿…めちゃくちゃエロい」
4「ふっ…んっ…んんっ…、でも…暑い…気持ち悪い…脱ぎたい」
12「ごめん、1回このまま出したい。あとで脱がすから」
4「…1回?後で…って、お前…」
こんな可愛いらしいタクヤくんを前に1回だけで済むはずがない。
タクヤくんの敏感になったモノを触れば高い声が響く。
4「あっ!…だめ…さ、触んなっ…」
指で唇をなぞってぷるんっとした唇にキスを落とす。
舌を入れればタクヤくんから舌を絡めてくれる。
4「んっ…もっとキス…したい。」
12「はぁ…タクヤくんの口の中…甘い」
キスしながら構ってあげていなかった胸を愛撫する。
するとタクヤくんの中がキュンと締まる。
4「ま、まーく…もうイク!!」
12「そんな締めたら、俺もイキそっ、、」
4「んっ、、一緒にイこっ、、」
12「……んっ…!!」
タクヤくんの腰を掴み、力いっぱいに奥を突く。
その時、中が今までで1番力強く締め付けられた。
4「ああぁぁ!…イク…っ!!」
12「あっ…くっ…んんっ…」
朝から時刻が昼に差しかかる。
あれからタクヤくんを抱き潰し、今は俺の腕に頭を乗せた彼を抱き締めている。
12「タクヤくんの方が似合ってる」
4「えっ?」
12「これ」
行為中の終盤に脱がせたカーディガンを手に取る。
4「…まーくんのじゃん」
12「俺のだけど。
……可愛くてびっくりしました。これ着て出てきた時」
4「まーくんのスイッチってよく分かんない」
12「好きな子が自分の着てくれてるのってやばい」
4「変態かよ」
12「変態です」
4「開き直んなよ笑」
12「ふふ」
カーディガンを手に取り顔に近づける。
12「タクヤくんの匂い」
4「っ……!お前ほんとにやめろ」
タクヤくんは俺からカーディガンを奪い取り、ベッドの下へ放り投げた。
12「でもタクヤくん、俺の敢えて遠くに置いておいたのに、着たんですよね」
昨夜、この寝室で混じり合った時、お互いのカーディガンを脱がせあって別々の場所に脱ぎ捨てた。
12「拾いに行ったってことでしょ?」
4「よく見てなかったんだってば」
12「まあクシャってなってたら分かんないか」
4「そうだよ、分かんないよ」
12「タクヤくん可愛い」
4「なんだよいきなり」
愛おしい彼を優しく抱きしめれば、迷わず背中に腕が回される。
12「こんな日があってもいいですね」
4「…………たまにはな」
END