頑張り屋さん
桃side
目が覚めるとまだ朝の3時だった
しかしリビングには電気がついていて少し空いた隙間から光が漏れていた
「るぅと、?」
誰かと思えば同居しているるぅとだ、
こんな遅くまで、
「作業か?」
『うん、期限もうすぐだからさ、』
「程々にしとけよ、
明日もレコとかあるんだから」
『うん、気をつけるね』
「頑張れよ、」
それだけ残し俺はベットに潜り込んだ
「ん、…」
目が覚めたのは7時半頃
いつも俺より早く起きる彼が今日は隣にいた
昨日も遅くまで起きてたし起こすのに気が引けるが
「るぅと、おはよ」
『…さとみくん、おはよーございます、』
「ご飯できてるよ」
すぐ行きます、といい起き上がる彼
しかし今日は体調が悪そう
かれこれ2、3年同居していたら分かる
「顔色悪いけど大丈夫か?」
『ん〜、大丈夫、みんなには内緒ね、?』
彼はいつもそうだった、
自分のことは後回しで迷惑をかけてしまわないようにと限界まで止まろうとしない
黄が倒れたりして誰が心配するのかも知らずに
「おは〜、」
『おはようございます、』
「おはよ〜!早いね〜」
「まぁな、」
挨拶以外話そうとしない彼
それぐらい辛いのかもしれない
それな彼は1番に呼ばれた
いつもより少し遅い帰りだった
『次、りーぬだよ』
「ありがと〜行ってくるね」
『行ってらっしゃい』
扉を開けて入ってきた彼は誰が見てもわかるほどフラついていた
さすがにこれは休ませないといけない、
「るぅと、大丈夫か、さすがに休んだ方が」
『ううん、まだできるッ、…まだッ、』
「ぉとッ、あぶねッ、」
倒れそうになった彼を急いで支える
いつも無理すんだから、
倒れてしまった彼をそそくさとソファに運ぶ
無理して倒れて彼らしいけどやめて欲しい
どれだけメンバーが心配してるのかも見せてみたいものだ
「チュッ…、」
「心配させんなよ」
少し触れるぐらいのキスをした
すると彼の顔が少し和らいだ気がした
❦ℯꫛᎴ❧
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